夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

幸運にも、映画専門誌の『オールタイム・ベスト 映画遺産200』にめぐり逢えて・・。

2010-02-17 17:17:02 | 映画・テレビ
私は東京郊外の調布市に住む年金生活6年生の65歳の身であるが、
昼過ぎに少しばかり寒い曇り空の中、駅前の商店街に向った。

ドラッグ・ストアーでカミソリの替え刃などと家内から依頼された薬を買い求めるた後、
何気なし本屋に寄ったのである・・。

この商店街は3軒ばかりの本屋があるが、今回入った本屋は、
大手出版社より中小出版社が発刊された本が多い上、それぞれの趣味別に書棚があり、
私のお気に入りの本屋のひとつである。

私は『ちくま文庫』の棚で、何かしら興味を惹かれる文庫本はないかしら、
と探したりしたが、無念ながらなく、たまたま後ろを見たら、『映画』の棚であったので、
何気なしに本を眺めたりしたのであった・・。

そして、『オールタイム・ベスト 映画遺産200 日本映画編』と明記された本を手に取り、
パラパラと捲(めく)っり、キネマ旬報が創刊90周年の特別編集本と判ったのである。
この本の下には、『オールタイム・ベスト 映画遺産200 外国映画編』もあり、
私は小躍りしながら、この二冊を買い求めたのであった。

http://www.kinejun.com/tokubetsu/90th_bestten.html
☆ キネマ旬報社 創刊90周年『オールタイム・ベスト 映画遺産200』 ☆


私は小学4年生の頃が独りで映画館に通い、映画の数々の作品の魅力を感じ、
その後は益々熱中して大学を中退し、映画青年の真似事をした時期があった。
専門書を購入したりしたが、もとより専門誌は『キネマ旬報』の定期、特別号を熱読し、
過ぎ去った遥か昭和30年代に発刊された『キネマ旬報』を古本屋で探し買い求めたりしていた。
そして確か『シナリオ全集』という名と記憶しているが、
著名の脚本家の作品を収録して、6冊ぐらいの別冊号があり、愛読してたりした。

この後、映画青年の真似事も挫折し、友人の映画青年に殆ど映画に関する本を差し上げた後、
10冊ていどを残して、数年後には民間会社に中途入社して、サラリーマンに身を投じた。

たまたまレコード会社に35年ばかり勤めている間は、
定年退職後は映画をゆっくりと自宅で観ようと思い、映画のビデオ・テープ、DVDを買い求めたり、
或いはNHKのBS、そしてWOWOWで放送される映画作品を収録したりしていた。

そしてこの間も映画の専門誌として、
『キネマ旬報』の創刊80周年記念『映画人が選ぶオールタイム・ベスト100』邦画、洋画別などを買い求め、
愛読したりした。


私は1970(昭和45)年の頃までは、映画館に通い観賞していたが、
サラリーマン時代は激減し、自宅の居間で観賞することが圧倒的に多くなり、
その上、2000年以降の作品は100ぐらいであるので、
敗戦後から昭和の終わりの頃までが、心を寄せられる作品が多くなっている。


平素は小説、随筆、現代史、ノンフェクションの読書が多いが、
ときおり音楽を聴き心酔するのと同様に、映画を鑑賞したりしている。

今回たまたま買い求めることのできた二冊は、私の秘かな友のひとりと思ったりしている。



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この広い空の下で、未知のあなたに微笑みを頂き・・。

2010-02-17 09:39:19 | 定年後の思い
私は東京郊外の調布市に住む年金生活6年生の65歳の身であるが、
定年退職後のまもない時、ブログの世界を知り、四つばかりのサイトに加入した。

この中で、現在加入し投稿しているのは、
【gooブログ】に於いて、
『年金青年のたわむれ記 ~かりそめ草紙~』とタイトルを掲げ、発信・略名『夢逢人』
としている。

もうひとつはブログに準じた【OCN Cafe】に於いて、
『風、そして光のように』とタイトルを掲げ、発信・略名『風と光』としている。

一昨年の2008年の5月に中断していた【gooブログ】を再開したのであるが、
少しばかり過ぎ去った投稿文に、思いかけずにコメントを頂き、驚いたりすることがある。

たまたま今朝も、コメント欄に記載されたいたのを拝読したりした。

《・・
久々に (ゆう)

2010-02-16 23:25:35

好きだったけど、しばらく聞いていなかった小柳ゆきを久々ききました。
…で、なんとなく検索したらここに。
X(hide)大好きで何度もライブ行きました。
YOSHIKIのよく聞いたという寒水魚で中島みゆきにハマりました。
・・》

私はコメントして下さった方は、どなたかしらと思いながら、【gooブログ】の範囲の中で、
検索したのであるが、不明であった。

そして私は、この広い空の下で、音楽性に共感して下さった未知のあなたに、
感謝しながら微笑みを頂だいたのである。

もとより私は年金生活6年生の65歳の身であるが、
コメントを書かれた方は麗しき30歳前の女性と拝察し、私の愛曲に共感して頂き、
望外の悦びとなり、しばらく空を見つめたりしていたのである。


私が投稿した文は、1月29日に、
【 懐かしき『小柳ゆき』の唄声を聴き、思わず私は・・。 】
と題した投稿文で、大半を再掲載する。

【・・
  (略)

本日は昼下がりに、買物に行ったのである。
我が家の最寄にはスーパーが二軒あり、特売品などの関係で、
殆ど二軒を廻って、買物をしているのが、年金生活から買物担当している私の責務となっている。

一軒の方は、ディスカント風の格安品の多く品ぞろえしているスーパーであり、
店内に音楽が流れていることが多いのである。
私は年金生活を始めた5年前の頃は、
40、50代の女性が若き頃に流行(はや)った1970、1980代の歌が流れていることが多く、
私は殆ど知っているので、微笑んで聴いたりしていた。

ここ数年は若き世代から35歳ぐらいまでが聴く最新の流行音楽が流れることが圧倒的に多く、
私は無念ながら、半分ぐらいしか判らないのである。

このように店内の曲も変貌してきているが、
今日、陳列棚の品物を眺め、確認していると、

♪壊れそうな 明日に向かい
 信じあう 奇跡を

【『愛情』 作詞・小柳ゆき/樋口 侑、作曲・原 一博、唄・小柳ゆき 】

店内から、歌が流れてきたのである。

私は懐かしげの唄声と感じながらも、曲名が思い出せないのであった。

♪傷ついた翼ひろげ
 飛びたつ true heart uh yeah Hey

【『愛情』 作詞・小柳ゆき/樋口 侑、作曲・原 一博、唄・小柳ゆき 】

そして、小柳ゆきちゃんの歌だ・・と思い出せたのである・・。


私は、小柳ゆきに関しては、私なりに深い思いがあるので、
【 2000(平成12)年、小柳ゆきに熱中・・♪ 】
と題して、2007年3月10日にあるサイトに投稿している。

【・・
昼過ぎ、何気なしにX JAPANと小柳ゆきが聴きたくて、
先程までCDを取り変えりながら、ある程度の音量を上げて、聴いていた・・。

私が勤めていた現役時代は、レコード業界のひとつの会社であり、
1998(平成10)年をピークに業界全体が次第に縮小したので、
この前後からそれぞれの会社が再構築がよぎなくされ、リストラなども行われた。

こうした中で、私の勤務した会社も組織の見直しによる人事配置転換の人事異動、出向、
そして早期退職優遇制度による退職、
このような形で同じ時代の空気を共にした上司、同僚、後輩などと別離があり、
中には業界から去った人も数多くあった。

そして、私は本社勤務の管理畑を30年近く勤めていたのであるが、
出向となり、ある物流情報会社に勤めたのは、
1999(平成11)年の春で55歳を迎える年であった。

不馴れな音楽商品のCD、DVD、カセット、ビデオテープ等の商品センターの現場もさることながら、
何で俺が・・、と言う気持ちがあり、数が月は私なりに失墜感があった・・。

都心の本社から、遠方の物流倉庫で周辺も物流倉庫が数多く並んでいる場所であり、
世にいう都落ちの感であった。
何より、出向というのは、本社の戦力からは不必要の烙印であり、私はうつろな心情であった・・。

このような時は、長い通勤の途中、私はビジネスバックに、
親しんできたX JAPANのアルバム5枚前後持ち歩き、CDウォークマンで聴いたりしていた。


9月の初旬、休みの日曜日に偶然にテレビの音楽番組の新人紹介コーナーで、
『あなたのキスを数えましょう ~ You were mine ~』を唄う若い女性歌手を視聴し、
上手すぎる、と正直うろたえたのである。
そして、清潔感はないが、破格の歌唱力で唄う人は、小柳ゆき、
という名を知り、魅了されたのである。

翌年の2000(平成12)年の4月頃になると『愛情』が街に流れ、
そして5月にアルバムが発売になり、『明日に架ける橋』などのカバー集であった。
7月に『be alive』が盛んに街に流れ、
そして8月にオリジナル・アルバムの『EXPANSION』を新譜予約していたので、
発売日の前日に手にし、よく聴いていた・・。

退社直後の8時過ぎ、暗い物流倉庫の立ち並ぶ夜道でバス停まで歩きながら、


♪壊れそうな 明日に向かい
 信じあう 奇跡を
 傷ついた翼ひろげ
 飛びたつ true heart uh yeah Hey

【『愛情』 作詞・小柳ゆき/樋口 侑、作曲・原 一博、唄・小柳ゆき 】


♪出会った頃と 同じ季節(とき)が来て
 やっと2人で 歩き出したの

【『be alive』  歌詞・小柳ゆき/樋口 侑、作曲・原 一博、唄・小柳ゆき 】

この2曲は好く聴いたり、小声で唄ったりし、或いは心の中で唄ったしていた・・。

小柳ゆきもこのアルバムはミリオンとなり、
各地でライブ公演をして、私はWOWOWで視聴しながら、ビデオに収録したり、
DVDのライブ盤を購入したりした。

私がこの2000(平成12)年で熱中したのは、まぎれもなく小柳ゆきであり、
このお方の曲から私は限りなく励まされた・・。


尚、小柳ゆきの所属するレコード会社は、
無念ながら私の勤務した会社とは関係がなく、他社の専属契約の歌手である。
・・】

このように投稿していたのであるが、
たったひとつの歌によって、その人の人生の苦渋のはざま、励まされ、ときには救われることがある。

私は40代の時は、中島みゆきの歌の数々であり、女神のように深愛したが、
50代の後半の初め、出向となり、うつろな時期、その後も小柳ゆきの歌の数々に救われ、最後の女神かしら、
と微苦笑することが多いのである。


私は買物の帰路、このような心情であったせいか、

♪いつまでも この想いは
 変わらぬまま 必ずここにあるはず
 遠すぎる 見えない答え
 だけど2人 探しつづけた

【『be alive』  歌詞・小柳ゆき/樋口 侑、作曲・原 一博、唄・小柳ゆき 】

心の中で唄っていた。


http://www.youtube.com/watch?v=PS97xL6vATM
【『愛情』 作詞・小柳ゆき/樋口 侑、作曲・原 一博、唄・小柳ゆき 】

http://www.youtube.com/watch?v=qYCONPmRjNc
【『be alive』  歌詞・小柳ゆき/樋口 侑、作曲・原 一博、唄・小柳ゆき 】

・・】

このように私なりに深い思いでと共に、これらの名曲が心の片隅に残っているのである。




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