今朝は霧雨の降る寒い朝となり、ここ一週間は余寒めいた日々となっている。
地元の天気情報によれば、
朝の6時は3度の霧雨で、その後はどんよりとした曇り空となり、
昼下がりは6度の寒い日中となり、夜の6時は4度前後で、夜半は霙(みぞれ)か雪が降ると予測されている。
このような寒空の中、私はマフラーを首にかけ、防寒着で身を固めて、
手袋を手に持ちながら、昼前の11時過ぎに買物の担当の私は出かけたのであった。
そして買物の前に郵便局に寄り、公共料金、生命保険の振込みをした。
この時、少しばかり手続き時間が要するので、
私は局内の待合室の長椅子に腰かけて、付近にある展示されたチラシの中から、
一枚の美麗なチラシに瞬時に魅せられて取ったのである・・。
A4サイズの用紙の左の大半は、
薄桃色、桃色の桜花と薄紅色の莟(つぼみ)がほの暗い中に浮かびあがるように活けられて、
私は見ながら、ため息をしながら、しばらく見惚(みと)れていたのである・・。
そしてチラシの右の上段には、
《 みちのく 初桜 》
と大きく明記されて、左の中央あたりには、
《 啓翁桜(けいおうざくら)
淡いピンクの花びらが可憐に彩る初桜です。
お届け時のつぼみの状態から満開となり、
更に葉桜まで観る人の
心を楽しませてくれます。》
と香(かぐわ)しく綴られて折、私は思わず微笑んだのである。
そして下段には。
《 発送開始日・・・・平成22年2月25日(水)~
代金・・・・・・・2,100円(送料と消費税込み)
商品内容・・・・・約50cm X 10本 》
と明記されて、
化粧された細長い箱に入って郵送されてくることが判った。
しかし、この寒いみちのくの地で、どうして初桜が咲くの、と不思議な気持ちで、
帰宅したのであった。
こうしたことに関しては、私の性格から何よりも最優先するので、
こっそりとネットで検索したのであった。
http://www.furusato-club.jp/sanchi_detail/michinoku/
☆ 全国農協食品 《 みちのく 初桜 》 ☆
このサイトを見て、
《 出荷量日本一! ひと足早い春を運ぶ山形の桜 》
初めて私は知り、学んだのである。
《・・
鑑賞用桜としてしられる「みちのく初桜」こと啓翁桜は、
全国出荷量の80%以上を山形県で生産しています。
促成栽培(ハウス栽培)により、普通の桜より一足早く開花させることに成功。
“真冬でも満開になる桜”として市場に送られた結果、
お正月向けの需要が急増し、今では1シーズンになんと100万本も出荷されるほどの人気です。
秋が早く訪れる山形の気象条件が、桜に春の準備を急がせる。
これが生産量の多い理由かもしれません。
山形に一足早い秋が訪れ、間もなく雪が降り積もります。
桜たちは厳しい寒さに耐えるため眠る準備をはじめます。
眠りに入った桜を1m30cm程度の長さに切り、40度のぬるま湯に一時間浸します。
桜はてっきり春が来たと思い花を咲かせる準備をはじめます。
これを休眠打破といいます。
木全体が花芽で覆われるようになったら温室で加温し、つぼみを膨らませて開花直前に出荷します。
・・》
注)解説の原文にあえて改行を多くした。
このようなことを私は初めて知り、ぼんやりと思いを馳せたのである・・。
中学の時に初めて手を握ったあの女性に・・
我が恩師に何かと人生の助言を頂いたので、遅ればせながら奥方に・・
北の最果ての網走の近くに住まわれる同僚だった友の奥様に・・
ささやかな春の麗(うるわ)しき花と香りをプレゼントできたならば・・
とこのようなことをしばらく夢想したりしたのであった。
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