夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

暦(こよみ)の上では、雨水(うすい)の時節を迎えたが、天上の気候の神々の采配に戸惑い・・。

2012-02-19 11:16:44 | 定年後の思い
私は東京郊外の調布市の片隅に住む年金生活の67歳の身であるが、
雑木の多い小庭に古ぼけた一軒屋に住んでいる。

今朝、ぼんやりとカレンダーを見ると、『雨水(うすい)』と明記されて、
私は思わず微苦笑させられたりした・・。

古来より、『雨水(うすい)』の時節になれば、
冬の間に降った雪や氷が解けて水となり、空から舞い降る雪も雨に変わり、
草木の芽生え始めるころ、と伝えられている。

もとより旧暦の伝えてであり、割り引くことが肝要であるが、
ここ数週間は、日本海に面した地域、そして山間部は稀な大雪に遭い、
私の住む地域では平年より幾たびか霙(みぞれ)、小雪が降ったりし、
白梅、水仙の花が莟〈つぼみ〉の状態で、昨年よりも2週間は遅れている。

そして地元の天気情報を見たりすると、朝の6時はマイナス3度、
昼下がりは6度前後、夜の6時に4度前後であり、
昨日は時折強く北風が吹いていましたが、本日はおだやかな冬晴れの日中を迎えます、
と報じていたので、平年より少し寒いかしらと私は微笑んだりした。

この時節は気候の変動が激しく、三寒四温と伝えたりしている。

過ぎし2008年のこの時節は、3月の中旬前後の陽気と恵まれていた。
冬の寒さを増す季節は、暖かさが何よりの贈り物、と思っている私でも、大いに戸惑ったりしていた。
そして都心のニュースには、櫻(さくら)の咲く陽気です、と報じられていたが、
急速に櫻と云われても、齢ばかり重ねた私は心身が対応できなくなり苦笑したりしていた。

私の住む地域に於いては、平年ならばこの時節は、純白の凛とした花の白梅が咲き、
そして朱紅色の花が咲く華やかな紅梅が咲き、
やがて3月の女の子を全国的に祝う『桃の節句』を迎える頃は、
淡き朱紅色の桃の花が咲いている。

そして3月の下旬となると、櫻の花は莟〈つぼみ〉となり、
やがて花の咲く頃は4月の初めとなるのが、平年の習わしとなっている。

このように思い馳せたりした後、庭のテラスに下り立ち、
まばゆい陽射しを受けたりしながら、澄み切った雲ひとつない青空を見上げ、
何卒(なにとぞ)平年並みに采配の程を、
と天上の気候の神々に祈願したりしたのが、今朝の8時半であった。


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