夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

何かと残暑の厳しかった9月に別れを告げ、爽(さわ)やかな秋を祈願して10月を迎えて・・。

2012-10-01 12:39:13 | 定年後の思い
私は東京郊外の調布市に住む年金生活の68歳の身であり.
今朝ぼんやりとカレンダーを眺め、『長月』の9月のカレンダーにさよならすると、
新たな『神無月』の10月のカレンダーを見ながら、ようこ~そ、と心の中で呟(つぶや)いたりした。

過ぎ去ってしまえば、齢を重ねるたびに早く感じたりしているが、
9月になっても、何かと平年より残暑厳しかったが、
『秋分の日』の前の彼岸入りの頃から、やはり古人からの寒さ暑さ彼岸までの伝承の通り、
初秋の風の匂いを感じながら、暑さの苦手な私は、微笑んだりしていた。

そして昨日の月末には、台風17号は東海から東北地方を縦断し、
各地に暴風や大雨、高波、高潮に遭遇したが、
私の住む世田谷区と狛江市に隣接した調布市の片隅の地域は、夕方より夜の11時頃まで風が強く吹いたり、
ときおり雨が降る程度であった。

今朝、目覚めると雲ひとつない青空の快晴となり、台風一過となったが、
やはり台風は日本列島から去り行くまで気になるひとりであり、
天気情報で台風17号は北海道の南東海上を北東へ進み、北海道と東北が強風域にあり、
北海道の太平洋側を中心に激しい雨が降り、夜には千島列島沖に遠ざかる、
と報じていたので、被害が少なければよいが、と思ったりした。


私の住む地域は、新たな『神無月』の10月を迎えると、
平年ならば、この時節の秋日和に恵まれて、
やがて数多くの葉が朱紅色、黄色に染められる錦繍〈きんしゅう〉の時節を迎える11月上旬まで、
エアコンの冷気、ガスファンヒーターの暖房にお世話になることもなく、
最も過ごしやすい時節と感じている。

こうした快適な中で、農業、果樹業の方たちが労苦の成果とした農作物、果物を頂いたり、
散策をしながら、ときには心の中で小躍〈こおど〉りし、秋の訪れから深まりゆく情景を享受し、
定年後の私は、毎年この時節を過ごしてきた。

或いは遊歩道でウォーキングしながら健康な汗を流したり、
夜になれば月を愛〈め〉でたりし、ときおり私の心の合わせ鏡のような心情で眺めたり、
小庭の片隅から鈴虫、こうろぎの健気〈けなげ〉な鳴き声を友とし、書物に熱愛してきた。


私は新たなカレンダーを眺めながら、
秋涼爽快・・、山里を彩〈いろど〉る朱紅色、黄色の錦繍の時節をまもなく迎える情景かしら、
と心の中で呟(つぶや)いたりしている。

こうした思いになると、私たち夫婦は国内旅行が共通趣味のひとつで、
旅にでかけたくなる。

昨年の10月は、初めて八ヶ岳の山里にある大泉高原を10月16日から3泊4日で訪れた。

有力な旅行会社のクラブツーリズムの雑誌に、
八ヶ岳の高原にあるリゾートホテルに三連泊する団体滞在型のプランが掲載されいた。
この『八ヶ岳ロイヤルホテル』リゾートホテルは、
星空が観やすいところ、と何かの雑誌で私は読んだりしたこともあり、
その上、この地域は10月中旬の頃から、
数多くの落葉樹が朱色、黄色などに染め始める錦繍(きんしゅう)の情景が展開すると学んだりした。

こうした理由もあり、私は家内に、
日中は錦繍の情景を見ながら、山里の遊歩道の山路を散策して、そして夜には満天の星空を眺められる・・
独断と偏見の多い私でも、三日間宿泊すれば、一日ぐらいは煌々と輝く数多くの星が見られる、
と家内を勧誘したのである。

新宿駅に集合し、特急『あずさ』を利用して、小淵沢駅で下車し、
ホテルからの送迎バスに乗車し、ホテルに3連泊する間、それぞれ好きな所を見てきて下さい、
滞在の自由プランであったりした。


その後は11月になると、やはりある有力な旅行会社の雑誌に、
秋田県の田沢湖の高原温泉にある観光ホテルに三連泊する団体滞在型のプランが掲載され、
乳頭温泉郷めぐりもあるので、
私たち夫婦は11月13日より3泊4日で参加した。

そして田沢湖の湖畔より北上した山麓に『プラザホテル山麓』に宿泊して、
この館内とか周辺、或いは乳頭温泉郷に、私たちは歩き廻り、
雪が舞い降る情景にめぐり逢え、私は小躍(こおど)りをしたりした。

そして12月20日より4泊5日で、北海道の帯広市の郊外にある十勝川温泉に2泊し、
そして未知の糠平〈ぬかひら〉温泉に2泊し訪れた。

私たち夫婦は何故かしら北海道の風土に魅せられて、幾たびか訪れてきたが、
無念ながら帯広の地域は、二度ばかりしかなく、いずれも雪のない時節であった。

私の心の奥底には、この十勝地方の帯広の冬のイメージは、
郊外の果てしなく拡がる大雪原の中、蒼穹(そうきゅう)の情景である。
厳冬の晴れ間の中、大地は凛とし、果てしなく青空が観えるのが、蒼穹(そうきゅう)の言葉に何よりも相応しい、
と思ったりしている。

このような思いで帯広市の郊外にある十勝川温泉に2泊した後、
いつに日か訪れることを夢にみていた山奥の糠平〈ぬかぴら〉温泉の厳冬地に訪れてきた。


このように昨年の秋から12月まで訪れてきたので、今年はどこに訪れようか、
と私たちは9月の半(なか)ばの頃が思案したりした。

そして取り合えず10月としては、ある有力な旅行会社の雑誌に、
フリープラン滞在型の企画のひとつとして、北海道の洞爺湖の湖畔にある観光ホテルに9泊10日があり、
この間に湖畔を散策したして、晩秋の情景にめぐり逢えたら、と秘かに願いながら、
旅費を振り込んだりしてきた。


私は何かと暑さに苦手な身であるので、私の住む地域の10月は爽(さわ)やかな秋、
11月を迎えると秋日和の中、朱紅色、黄色に染められる錦繍〈きんしゅう〉の時節を迎え、
やがて色づいた葉が舞い散る晩秋が、心躍(おど)らされる時節である。

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