私は東京郊外の調布市に住む年金生活の68歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭である。
そして雑木の多い小庭に古ぼけた一軒屋に住み、お互いの趣味を互いに尊重して、日常を過ごしている。
ときおり家内との共通趣味のひとつの国内旅行をしたりしている。
一昨年の3月11日の東日本大震災の以前は、東北の各地を夫婦だけの個人型の旅行することが多かったが、
この東日本大震災で各地が甚大な被災となり、私たち夫婦は、訪れてきた各地の余りにも痛々しい被害に唖然とし、
私たちの住む地域も余震が幾たびかあり、私の住む避難地の確認、防災器具の購入などをしたりした。
そして旅行の予定も中止し、私たち夫婦は我が家の何かと専守防衛の体制となり、
家の内部の整理などに重点し、日常生活も大きく変貌した。
そして夏が終わり、落葉樹のたわわな葉が朱色、黄色などに染められる各地の錦繍の情景の紹介記事を見たりすると、
どの地域に魅せられるところは・・と漠然と探したりしたが、
夫婦だけの個人型の旅行より、幾分旅先の安全を配慮して、久々に団体滞在型のツアーに変更した。
この後、八ヶ岳の高原にあるリゾートホテルに昨年の10月16日より三連泊する団体滞在型で、
星空が観やすいリゾートホテル、と何かの雑誌で私は読んだりし、私たち夫婦は参加し、
周辺を秋日和に恵まれた中を散策したりした。
この後も、11月13日より3泊4日で秋田県の田沢湖の高原温泉にある観光ホテルに
三連泊する団体滞在型に、乳頭温泉郷めぐりもあるので、私たち夫婦は参加し、
たまたま初雪にめぐり逢え、俳句の素養のない私でも思わず、
みゆき舞ふ 田沢の森 冬の訪れ と詠んだりした。
そして12月20日より4泊5日で、北海道の帯広市の郊外にある十勝川温泉に2泊し、
その後に未知の糠平〈ぬかひら〉温泉に2泊する団体の滞在型に、参加して訪れた。
私の心の奥底には、この十勝地方の帯広の冬のイメージは、
郊外の果てしなく拡がる大雪原の中、晴れ間のひととき、大地は凛とし、
果てしなく青空が観える蒼穹(そうきゅう)の状景を観たく、
家内と共に郊外を数時間ばかり散策して、確かな情景に圧倒的に魅了させられた。
そして、いつに日か訪れることを夢にみていた山奥の糠平〈ぬかぴら〉温泉の厳冬地に行き、
私は積雪30センチの中を、小躍りしながら歩いたりした。
今年になって、裏磐梯の檜原湖に隣接したリゾートホテルに三連泊する団体の滞在型で、
3泊4日で訪れ、檜原湖の雪が舞い降る中、私たちは少し凍った湖上を歩いたり、
スノー・モービルに生まれて初めて、若き男性の運転した後席に私たち夫婦は乗車し、
湖上から周辺の冬の情景に心を寄せたりした。
その後は、1月28日より2月3日まで、札幌市の郊外のリゾートホテルに滞在し、
冬の札幌を中核とした各地の地域を訪れた。
この後、私の住む地域は、初春より梅、そしてハナモモ、やがて桜花が咲く中、
この間は、落葉樹が芽吹き、そして萌希色、やがて新緑に染められる時節であり、
私たち夫婦は自宅の小庭、近く野川の遊歩道、或いは神代植物園の情景に、
魅せられて過ごしてきた・・。
こうした中で、家内は近くて源泉掛け流しの温泉地でゆっくり過ごしたいわ、
と私に言ったりした。
そして越後湯沢の旅館に宿泊する団体温泉滞在型に、
5月6日より3連泊するプランに私たちは参加し、5月の初めに寒波で雪が降った後も訪れたので、
周辺の越後の山なみは、中腹まで残り雪の情景となった景色に魅了されたりした。
このように山里の観光ホテル、旅館、リゾートホテルなどで滞在して、
旅行を繰り返してきたが、
海を見ながら露天風呂で、ゆっくりと過ごしたいわ、と家内は私に言ったりした。
そして私たちは余り遠くない伊豆半島で、海に近く温泉も良し、
食事処でも浴衣で良し、気楽に過ごせる観光ホテルを調べたりした。
この結果、私たちが選定した処は、伊豆半島の東海岸の熱海から少し南下した網代(あじろ)温泉で、
露天風呂から海を観ることができる観光ホテルを見つけたりした。
この後、この観光ホテルに電話で予約し、5月21日より四連泊し、滞在した。
海辺に面した露天風呂は、ときおり大波が押し寄せると私は頭上から波しぶきをあびて、
少年のように歓声を心の中で上げて、満喫したりした。
この後の熱い季節は、私は何よりも暑さに苦手で、余程の魅了されない限り、
我が家は旅行の休眠となって、定年後の習性となっている。
このような旅路をしてきたが、3週間前の頃から、
落葉樹のたわわな葉が朱色、黄色などに染められる各地の錦繍の情景の便(たよ)りを
ニュースなどで知ると、どの地域に魅せられるところは・・と私たち夫婦は検討したりしていた。
そしてある旅行の雑誌に、《水に癒され、のんびり過ごす絶景の湯宿》と題され、
洞爺湖の湖畔に建つ観光ホテルに9泊10日の旅行企画が掲載されていた。
指定された航空便で往復して、新千歳空港から往復の送迎バスに乗車して、
宿泊滞在している間で、自在に観光地を観て下さい、というフリープランのひとつであった。
こうした企画は、私は定年後に自動車の運転免許証も更新を取りやめ、もとより自動車の運転できないので、
移動の交通と宿泊先だけを確保してくれた上、程ほどに旅費は廉(やす)く、私たちは幾たびか利用してきた。
私たちは夫婦は北海道の旅路は、何かと心身波長に合い、春、夏、秋そして冬に各地を廻ってきたが、
個人旅行のような形式もあったり、住宅ローンなどの返済で団体観光ツアーの格安旅行もしたりしてきたが、
夏と秋に訪れるのが少なかったが、
今回、たまたま道内の洞爺湖を初めて訪れる機会に、
私たち夫婦がこの季節に北海道の旅路をしてきたことを思い馳せながら、特集のような形で連載する。
旅行の期間の月末の31日まで、投稿文に関して、
私は《北海道、秋の旅路》として題して、掲載します。
定年後にまもない時期に『錦繍の北海道周遊記』、『高齢者の家内の母の初めての北海道旅行と共に』は、
この当時に投稿した文を再編集しましたので、恥ずかしながら幼い綴りとなっています。
この間、予約セットし公開しますので、お読み頂き、ご笑話を願えれば幸いであります。
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私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭である。
そして雑木の多い小庭に古ぼけた一軒屋に住み、お互いの趣味を互いに尊重して、日常を過ごしている。
ときおり家内との共通趣味のひとつの国内旅行をしたりしている。
一昨年の3月11日の東日本大震災の以前は、東北の各地を夫婦だけの個人型の旅行することが多かったが、
この東日本大震災で各地が甚大な被災となり、私たち夫婦は、訪れてきた各地の余りにも痛々しい被害に唖然とし、
私たちの住む地域も余震が幾たびかあり、私の住む避難地の確認、防災器具の購入などをしたりした。
そして旅行の予定も中止し、私たち夫婦は我が家の何かと専守防衛の体制となり、
家の内部の整理などに重点し、日常生活も大きく変貌した。
そして夏が終わり、落葉樹のたわわな葉が朱色、黄色などに染められる各地の錦繍の情景の紹介記事を見たりすると、
どの地域に魅せられるところは・・と漠然と探したりしたが、
夫婦だけの個人型の旅行より、幾分旅先の安全を配慮して、久々に団体滞在型のツアーに変更した。
この後、八ヶ岳の高原にあるリゾートホテルに昨年の10月16日より三連泊する団体滞在型で、
星空が観やすいリゾートホテル、と何かの雑誌で私は読んだりし、私たち夫婦は参加し、
周辺を秋日和に恵まれた中を散策したりした。
この後も、11月13日より3泊4日で秋田県の田沢湖の高原温泉にある観光ホテルに
三連泊する団体滞在型に、乳頭温泉郷めぐりもあるので、私たち夫婦は参加し、
たまたま初雪にめぐり逢え、俳句の素養のない私でも思わず、
みゆき舞ふ 田沢の森 冬の訪れ と詠んだりした。
そして12月20日より4泊5日で、北海道の帯広市の郊外にある十勝川温泉に2泊し、
その後に未知の糠平〈ぬかひら〉温泉に2泊する団体の滞在型に、参加して訪れた。
私の心の奥底には、この十勝地方の帯広の冬のイメージは、
郊外の果てしなく拡がる大雪原の中、晴れ間のひととき、大地は凛とし、
果てしなく青空が観える蒼穹(そうきゅう)の状景を観たく、
家内と共に郊外を数時間ばかり散策して、確かな情景に圧倒的に魅了させられた。
そして、いつに日か訪れることを夢にみていた山奥の糠平〈ぬかぴら〉温泉の厳冬地に行き、
私は積雪30センチの中を、小躍りしながら歩いたりした。
今年になって、裏磐梯の檜原湖に隣接したリゾートホテルに三連泊する団体の滞在型で、
3泊4日で訪れ、檜原湖の雪が舞い降る中、私たちは少し凍った湖上を歩いたり、
スノー・モービルに生まれて初めて、若き男性の運転した後席に私たち夫婦は乗車し、
湖上から周辺の冬の情景に心を寄せたりした。
その後は、1月28日より2月3日まで、札幌市の郊外のリゾートホテルに滞在し、
冬の札幌を中核とした各地の地域を訪れた。
この後、私の住む地域は、初春より梅、そしてハナモモ、やがて桜花が咲く中、
この間は、落葉樹が芽吹き、そして萌希色、やがて新緑に染められる時節であり、
私たち夫婦は自宅の小庭、近く野川の遊歩道、或いは神代植物園の情景に、
魅せられて過ごしてきた・・。
こうした中で、家内は近くて源泉掛け流しの温泉地でゆっくり過ごしたいわ、
と私に言ったりした。
そして越後湯沢の旅館に宿泊する団体温泉滞在型に、
5月6日より3連泊するプランに私たちは参加し、5月の初めに寒波で雪が降った後も訪れたので、
周辺の越後の山なみは、中腹まで残り雪の情景となった景色に魅了されたりした。
このように山里の観光ホテル、旅館、リゾートホテルなどで滞在して、
旅行を繰り返してきたが、
海を見ながら露天風呂で、ゆっくりと過ごしたいわ、と家内は私に言ったりした。
そして私たちは余り遠くない伊豆半島で、海に近く温泉も良し、
食事処でも浴衣で良し、気楽に過ごせる観光ホテルを調べたりした。
この結果、私たちが選定した処は、伊豆半島の東海岸の熱海から少し南下した網代(あじろ)温泉で、
露天風呂から海を観ることができる観光ホテルを見つけたりした。
この後、この観光ホテルに電話で予約し、5月21日より四連泊し、滞在した。
海辺に面した露天風呂は、ときおり大波が押し寄せると私は頭上から波しぶきをあびて、
少年のように歓声を心の中で上げて、満喫したりした。
この後の熱い季節は、私は何よりも暑さに苦手で、余程の魅了されない限り、
我が家は旅行の休眠となって、定年後の習性となっている。
このような旅路をしてきたが、3週間前の頃から、
落葉樹のたわわな葉が朱色、黄色などに染められる各地の錦繍の情景の便(たよ)りを
ニュースなどで知ると、どの地域に魅せられるところは・・と私たち夫婦は検討したりしていた。
そしてある旅行の雑誌に、《水に癒され、のんびり過ごす絶景の湯宿》と題され、
洞爺湖の湖畔に建つ観光ホテルに9泊10日の旅行企画が掲載されていた。
指定された航空便で往復して、新千歳空港から往復の送迎バスに乗車して、
宿泊滞在している間で、自在に観光地を観て下さい、というフリープランのひとつであった。
こうした企画は、私は定年後に自動車の運転免許証も更新を取りやめ、もとより自動車の運転できないので、
移動の交通と宿泊先だけを確保してくれた上、程ほどに旅費は廉(やす)く、私たちは幾たびか利用してきた。
私たちは夫婦は北海道の旅路は、何かと心身波長に合い、春、夏、秋そして冬に各地を廻ってきたが、
個人旅行のような形式もあったり、住宅ローンなどの返済で団体観光ツアーの格安旅行もしたりしてきたが、
夏と秋に訪れるのが少なかったが、
今回、たまたま道内の洞爺湖を初めて訪れる機会に、
私たち夫婦がこの季節に北海道の旅路をしてきたことを思い馳せながら、特集のような形で連載する。
旅行の期間の月末の31日まで、投稿文に関して、
私は《北海道、秋の旅路》として題して、掲載します。
定年後にまもない時期に『錦繍の北海道周遊記』、『高齢者の家内の母の初めての北海道旅行と共に』は、
この当時に投稿した文を再編集しましたので、恥ずかしながら幼い綴りとなっています。
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