私は東京の調布市に住む年金生活の71歳の身であるが、
昼食後、いつもようにネットでニュースを見ている中で、
【 間違いだらけの「健康常識」~早寝早起き、運動、半身浴、粗食・・
60すぎたら寿命を縮めることもある 】と見出しを見たりした。
私は高齢者の身ながら、恥ずかしながら無知なことが多く、
どういうことなんですか、と私は思いながら、読んだりした。
やがて読み終わった後、そうだったんですが、知りませんでした・・と改めて多々教示され、
今後は気を付けて過ごします、と心の中で呟(つぶや)いたりした・・。
この記事の原文は『週刊現代』2016年5月28日号に掲載された記事のひとつであり、
関連の 『現代ビジネス』に2016年5月29日に配信された記事であるが、
無断であるが転載させて頂く。
《・・長生きしたい。それも健康なままで。
そう願い、さまざまな健康法に取り組んできた人は、多いだろう。
だが、中には効果がないどころか、かえって寿命を縮めるものも、あって・・・。

☆歩いては、いけない時間帯
「70歳になった頃からですね。
自宅から10分ほど歩いて、最寄り駅近くの商店街まで出かけるのが、何だか億劫になってきたのは。
脚が重くて、やたらと疲れてね。帰宅したら、横になって休まないでは、いられませんでしたね。
これが本当に不思議だった。
私は60代から、ずっと筋力トレーニングをしていたんですから」
東京・三鷹市在住の横山富士夫さん(74歳・仮名)は、こう語る。
「長寿の秘訣は、筋力にあり」「元気な人は、筋肉を鍛えています」――。
テレビの健康番組で、耳にした言葉が記憶に残り、リタイアを目前にした60代から、筋トレを始めた横山さん。
高い料金を払ってスポーツジムに行くこともないと、自宅で腹筋運動を続けていた。
初めこそ苦しかったが、次第にできる回数が増え、
中年以来、ぽっこり出ていた腹も引き締まり、調子は上々と思っていたという。
だが70を過ぎて、急激に体力の衰えを感じるようになる。

メディアで健康情報が、溢れる時代。
テレビなどが勧める方法を実践しているのに、どうも調子がよくない、
かえって具合が悪くなったという人が、急増している。
いったい何が間違っているのか。
横山さんの証言について、『やってはいけない筋トレ』などの著書があるスポーツ・トレーナーの坂詰真二氏は、こう指摘する。
「筋トレが健康の秘訣というのは本当ですが、どういう筋トレをするかが問題です。
テレビのCMで盛んに腹筋マシンの宣伝が流れるせいか『筋トレと言えば、まず腹筋』と考える人が多いのですが、
これは大間違い。
腹筋運動ばかりを続けても、60代以上の方に重要な足腰の筋肉は、ほとんど鍛えられません。
長寿のために始めるなら、まずスクワット。
週に2~3回でよいので試してみてください。
90歳を過ぎて現役だった女優の森光子さんも、スクワット運動だけは、欠かさなかったといいます」

間違いだらけの健康常識。
足腰を鍛える運動としてブームとなっているウォーキングやジョギングについても、勘違いしている人が多いという。
長寿を司る細胞内の物質テロメア研究の第一人者で、
日本各地で100歳を超えても、健康な人々を調査してきた白澤抗加齢医学研究所所長の白澤卓二医師は、こう話す。
「私自身、朝に1時間のウォーキングをするよう心掛けていますが、
ウォーキングやジョギングをしている人を見かけることが、本当に増えました。
ただ、私は中高年の方には、ジョギングよりウォーキングを勧めています。
身体に強い負荷をかける激しい運動は、健康長寿のためには、よくないと考えています」
運動は筋力を高め、血行をよくするだけでなく、
長寿遺伝子のスイッチをオンにする効果もあると白澤医師は指摘する。
「ただし、それに必要な運動強度は、『うっすら汗をかく程度』。
長年、運動を続けてきた人ならともかく、これまでとくに運動していなかった人が、
いきなり心拍数を上げて激しい運動をすることには、リスクがあります。
ウォーキングやヨガなどが、ちょうどいいのです」
長生きのためと意気込んで、無理をして走ることは、かえって命取りになる。
実際、『奇蹟のランニング』というベストセラー本の著者で
「ジョギングの教祖」と呼ばれた米国のJ・F・フィックス氏は、ジョギング中に心筋梗塞を起こし52歳で急死している。
だが、白澤医師はさらに、歩くだけと思いがちなウォーキングにも、注意点があると指摘する。
「週に3回、1回30分歩けば、骨粗鬆症を防げるといったデータもあり、
ウォーキングはお勧めなのですが、実は身体によくない時間帯があります。
身体の機能が目覚めていない起き抜けや、空腹時、食事の直後。
そして気温が下がる時期には、血圧の上がりやすい寒い時間帯です。
気候のいい日、食後1時間ほど経った頃に、歩くのが一番です」
朝起きて一番に、ウォーキングに出かけるという方も、少なからずいるだろう。
だが、そのタイミングで、歩いてはいけない。

早朝の運動といえば、学校や公園で行われるラジオ体操も一般的だが、これはどうなのか。
「ラジオ体操のような動きは、筋肉を傷める」という主張も近年、インターネットを中心に広がっている。
その真偽について、前出の坂詰氏はこう語る。
「ストレッチの専門家たちの間でも『反動をつけて行うストレッチはよくない』と、
ラジオ体操のような動きを否定する意見があったことは、確かです。
反動をつけると筋肉が、反射的に縮もうとする『伸張反射』という現象が起こります。
それにあらがって、無理に伸ばすことで、ケガをする可能性があるとされたのです」
しかしこの伸張反射、実はゆっくりと筋肉を伸ばした場合にも、
発生していることが次第に分かってきた。
坂詰氏は続ける。
「過剰に勢いをつけるのでなければ、ラジオ体操は、とてもお勧めの運動です。
ラジオ体操には多くの人が、子供の頃から慣れ親しんでいて手軽です。
その上、腕を回す、胸を反らす、身体を前後左右に曲げる、跳ぶなどさまざまな動きが含まれ、有酸素運動、バランス運動にもなる。
脂肪燃焼や筋力向上が期待できます」
ただし、ラジオ体操がもっとも効果的な時間帯は、早朝ではない。
「人間の体温が一番高くなるのは、夕方の4時から6時頃です。
筋肉を伸ばしたり、カロリーを消費するためには、この時間帯に行うほうが効果は高いでしょう」
歩くにしろ、ラジオ体操にしろ、無理に早起きをして、
身体の硬い起き抜けに行うのは、百害あって一利なしなのだ。

早寝・早起きは、昔から健康の秘訣と思われてきた。
だが、この「常識」も最新医学の見地からは間違いだ。
スリープクリニック調布院長の遠藤拓郎医師はこう話す。
「子供ならば『早寝・早起き』は、間違いではありませんが、
60代、70代になってくると、『遅寝・遅起き・だらしなく』がよいと私は勧めています。
人間の睡眠は、残念ながら歳を取るほど、質も落ち、長さも短くなる。
2歳児は12時間、20歳でも8時間は眠れますが、
70歳になると健康な人でも、睡眠時間は6時間程度になってくるのです」
ところが、早寝・早起きが正しいと思いこんでいることで、
かえって生活のリズムが、くるってしまう人が多いという。
「私の患者さんにも、70代で夜7時に寝るという人がいました。
すると6時間しか寝られないので、夜中の1時頃には目が覚めてしまう。
それからずっと起きていて、早朝に散歩に出る。
早起きしているので、次の日はより早く眠くなる。
夕方6時に寝て深夜0時に目が覚めて・・と次第次第に、睡眠のリズムがくるっていくことになってしまう」
よく「寝過ぎるとボケる」などと言うが、年齢を重ねると「長時間寝続ける」ことは通常、難しい。
よく見られるのは「昼間でも、ウトウトしている」人だが、これも危険な状態だ。
遠藤医師は言う。
「たとえば深夜の1時などに目が覚めてしまっていると、昼には疲れ切ってウトウトする。
すると夜はかえって眠れないのです。
私は、歳を取っても仕事やボランティアなどをして用事を作り、
とにかく深夜0時から6時に寝るようにしなさい、と言っています。
遅寝でいいから6時間寝て、昼間はウトウトしない。
そういう生活がよいのです」

☆半身浴? それとも全身浴?
早寝・早起きほど「常識」にはなっていないが、近年、ブームになった健康法の中にも、落とし穴はある。
東洋医学を積極的に取り込む「統合医療」に取り組んできた、東京有明医療大学教授の川嶋朗医師はこう指摘する。
「ふくらはぎを揉むという健康法が近年、大きな話題を集めました。
高血圧、糖尿病、アトピーやがんなど、万病を遠ざけるというのです。
しかし、これは危険な極論です。
ふくらはぎを揉むこと自体は、健康法としては理に適っています。
心臓から送り出された血液は、ふくらはぎの筋肉がポンプの役割を果たして、足先から心臓に戻される。
ですから、ふくらはぎを揉めば血液の巡りは、よくなるでしょう。
しかし、それで病が治るというエビデンスはありません。
血圧の薬などをやめてしまったりすれば、かえって命の危険もあります。
純粋に日頃から血行をよくする健康法だと受け止めるなら、取り組んで損はないでしょう」
他にも、免疫を高め、美容にもつながるとしてメディアでたびたび紹介される「半身浴」も、疑わしいと川嶋医師は話す。
「半身だけお湯に浸かったほうが、身体が温まる、などと言いますが、これはまったくのウソです。
血行について考えても、全身浴なら水圧で、全身の血管が圧迫され、
心臓に戻る血液の量が増えることで、自然と血流がよくなります。
しかし半身浴では、その効果も半減します。
熱めのお湯で半身浴をするより、ぬるま湯にゆっくり、全身で浸かるほうが断然、健康にはいいでしょう」

「長寿には粗食が一番」とした健康法も多く流布している。
そうした健康法では一汁一菜、肉や脂は極力避けるなどと「ヘルシー」と称される献立が推奨される。
だが前出の川嶋医師はこう話す。
「肉や脂肪分を極端に避けることが、健康につながるというのは、大間違いなのです。
一般的に、肉や脂肪を食べることで心配されるのは、コレステロールの増加です。
しかし実は、血中のコレステロール値が高いほうが、肺炎やがんになりにくく、
むしろコレステロール値が低い人のほうが、死亡率が高いことが統計から分かってきたのです」
もちろん、あまりの暴飲暴食は、胃や腸を疲弊させるが、肉も魚も、思うさま食べてよいのだ。
あなたが健康のためにと心がけていることは、実は大きな間違いかもしれない。
本当に健康な生活を目指すためには、常に新しい情報に接して、自分の習慣を見直すことが大切だろう。・・》
注)記事の原文を、あえて改行を多くした。

私は中小業の民間会社に35年近く勤め、2004年(平成16年)の秋に定年退職となり、
その後は多々の理由で年金生活を始めた身である。
そして定年後から自主的に平素の買物担当となった私は、
家内から依頼された品を求めて、自動車も所有できない我が家は、
私は独りで歩いて7分前後にある最寄のスーパー2店か、
或いは最寄駅まで15分前後歩いて、数多くスーパー、専門店で買い求めたりしている。
最寄駅までは、利便性ある路線バスは頻繁に走行しているが、季節のうつろう情景を眺めたり、
歩くことは健康の源(みなもと)と信愛している私は、原則として路線バスに頼らず、
ひたすら歩いて往還している買物メール老ボーイとなっている。
こうした後、独りで我が家から歩いて3キロ範囲にある遊歩道、小公園をひたすら歩いたりし、
私の容姿は、上半身は夏帽子を被り、長袖のスポーツシャツが多く、下半身はアウトドアの丈夫な長ズボン、
ウオーキング・シューズとなっている。
そして紳士バックを園児に真似て、斜め掛けして、颯爽と歩いたりしていることが多いが、
大半はデジカメをネクタイのように首から掛けて、歩いている中で瞬時に魅了された状景を、
一期一会ねぇ、と思いながら撮ったりしている。
こうした中で、ひたすら歩く根底のひとつには、何よりも認知症になることが恐れているひとりである。
今回、歩く時間は《・・気候のいい日、食後1時間ほど経った頃に、歩くのが一番です・・》とは学んだりした。
以前の私は風の噂として、起床後の空腹時に、ひたすら歩けばダイエットになる、と学んできたが、
私は実行力に欠けて、午前中の買物メール老ボーイの責務を終えた後、歩いたりしているが、
《・・食後1時間ほど経った頃・・》が最適と今回学び、11年半続けてきた習性・・どうしょうかしら、と苦笑したりした。
早寝・早起きに関しては、ここ数週間は布団にもぐるのは、真夜中の12時前後であり、
目覚めるのは朝の7時頃が多くなっている。
こうした中で、現役サラリーマン時代だった時と違い、悩みは激少している為か、たとえ震度3ぐらいの地震でも、
目覚めることなく熟睡していて、やがて朝食の時に家内から教えられ、微苦笑することが多くなっている。

自宅での入浴に関しては、多くの御方が適温と称している42度前後より、
私は少しぬるま湯にゆっくり、全身で浸かるタイプであるので、
今回の記事で指南された説と同様であった。
「長寿には粗食が一番」に関しては、年金生活の身ながら、程ほど食事は肝要と思ったりしている。
そして高価な数多い栄養剤よりも、美味しく食べられる料理の方が、心身に圧倒的に良い、と信愛している。
私は特にスポーツもしていないグウダラな身であるが、
もとより健康でなければ、自身の日頃のささやかな願いも叶わないので、
歩くこと、睡眠、程ほどの食事がセカンドライフ健康体の三種の神器として思い、過ごしている。
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昼食後、いつもようにネットでニュースを見ている中で、
【 間違いだらけの「健康常識」~早寝早起き、運動、半身浴、粗食・・
60すぎたら寿命を縮めることもある 】と見出しを見たりした。
私は高齢者の身ながら、恥ずかしながら無知なことが多く、
どういうことなんですか、と私は思いながら、読んだりした。
やがて読み終わった後、そうだったんですが、知りませんでした・・と改めて多々教示され、
今後は気を付けて過ごします、と心の中で呟(つぶや)いたりした・・。
この記事の原文は『週刊現代』2016年5月28日号に掲載された記事のひとつであり、
関連の 『現代ビジネス』に2016年5月29日に配信された記事であるが、
無断であるが転載させて頂く。
《・・長生きしたい。それも健康なままで。
そう願い、さまざまな健康法に取り組んできた人は、多いだろう。
だが、中には効果がないどころか、かえって寿命を縮めるものも、あって・・・。

☆歩いては、いけない時間帯
「70歳になった頃からですね。
自宅から10分ほど歩いて、最寄り駅近くの商店街まで出かけるのが、何だか億劫になってきたのは。
脚が重くて、やたらと疲れてね。帰宅したら、横になって休まないでは、いられませんでしたね。
これが本当に不思議だった。
私は60代から、ずっと筋力トレーニングをしていたんですから」
東京・三鷹市在住の横山富士夫さん(74歳・仮名)は、こう語る。
「長寿の秘訣は、筋力にあり」「元気な人は、筋肉を鍛えています」――。
テレビの健康番組で、耳にした言葉が記憶に残り、リタイアを目前にした60代から、筋トレを始めた横山さん。
高い料金を払ってスポーツジムに行くこともないと、自宅で腹筋運動を続けていた。
初めこそ苦しかったが、次第にできる回数が増え、
中年以来、ぽっこり出ていた腹も引き締まり、調子は上々と思っていたという。
だが70を過ぎて、急激に体力の衰えを感じるようになる。

メディアで健康情報が、溢れる時代。
テレビなどが勧める方法を実践しているのに、どうも調子がよくない、
かえって具合が悪くなったという人が、急増している。
いったい何が間違っているのか。
横山さんの証言について、『やってはいけない筋トレ』などの著書があるスポーツ・トレーナーの坂詰真二氏は、こう指摘する。
「筋トレが健康の秘訣というのは本当ですが、どういう筋トレをするかが問題です。
テレビのCMで盛んに腹筋マシンの宣伝が流れるせいか『筋トレと言えば、まず腹筋』と考える人が多いのですが、
これは大間違い。
腹筋運動ばかりを続けても、60代以上の方に重要な足腰の筋肉は、ほとんど鍛えられません。
長寿のために始めるなら、まずスクワット。
週に2~3回でよいので試してみてください。
90歳を過ぎて現役だった女優の森光子さんも、スクワット運動だけは、欠かさなかったといいます」

間違いだらけの健康常識。
足腰を鍛える運動としてブームとなっているウォーキングやジョギングについても、勘違いしている人が多いという。
長寿を司る細胞内の物質テロメア研究の第一人者で、
日本各地で100歳を超えても、健康な人々を調査してきた白澤抗加齢医学研究所所長の白澤卓二医師は、こう話す。
「私自身、朝に1時間のウォーキングをするよう心掛けていますが、
ウォーキングやジョギングをしている人を見かけることが、本当に増えました。
ただ、私は中高年の方には、ジョギングよりウォーキングを勧めています。
身体に強い負荷をかける激しい運動は、健康長寿のためには、よくないと考えています」
運動は筋力を高め、血行をよくするだけでなく、
長寿遺伝子のスイッチをオンにする効果もあると白澤医師は指摘する。
「ただし、それに必要な運動強度は、『うっすら汗をかく程度』。
長年、運動を続けてきた人ならともかく、これまでとくに運動していなかった人が、
いきなり心拍数を上げて激しい運動をすることには、リスクがあります。
ウォーキングやヨガなどが、ちょうどいいのです」
長生きのためと意気込んで、無理をして走ることは、かえって命取りになる。
実際、『奇蹟のランニング』というベストセラー本の著者で
「ジョギングの教祖」と呼ばれた米国のJ・F・フィックス氏は、ジョギング中に心筋梗塞を起こし52歳で急死している。
だが、白澤医師はさらに、歩くだけと思いがちなウォーキングにも、注意点があると指摘する。
「週に3回、1回30分歩けば、骨粗鬆症を防げるといったデータもあり、
ウォーキングはお勧めなのですが、実は身体によくない時間帯があります。
身体の機能が目覚めていない起き抜けや、空腹時、食事の直後。
そして気温が下がる時期には、血圧の上がりやすい寒い時間帯です。
気候のいい日、食後1時間ほど経った頃に、歩くのが一番です」
朝起きて一番に、ウォーキングに出かけるという方も、少なからずいるだろう。
だが、そのタイミングで、歩いてはいけない。

早朝の運動といえば、学校や公園で行われるラジオ体操も一般的だが、これはどうなのか。
「ラジオ体操のような動きは、筋肉を傷める」という主張も近年、インターネットを中心に広がっている。
その真偽について、前出の坂詰氏はこう語る。
「ストレッチの専門家たちの間でも『反動をつけて行うストレッチはよくない』と、
ラジオ体操のような動きを否定する意見があったことは、確かです。
反動をつけると筋肉が、反射的に縮もうとする『伸張反射』という現象が起こります。
それにあらがって、無理に伸ばすことで、ケガをする可能性があるとされたのです」
しかしこの伸張反射、実はゆっくりと筋肉を伸ばした場合にも、
発生していることが次第に分かってきた。
坂詰氏は続ける。
「過剰に勢いをつけるのでなければ、ラジオ体操は、とてもお勧めの運動です。
ラジオ体操には多くの人が、子供の頃から慣れ親しんでいて手軽です。
その上、腕を回す、胸を反らす、身体を前後左右に曲げる、跳ぶなどさまざまな動きが含まれ、有酸素運動、バランス運動にもなる。
脂肪燃焼や筋力向上が期待できます」
ただし、ラジオ体操がもっとも効果的な時間帯は、早朝ではない。
「人間の体温が一番高くなるのは、夕方の4時から6時頃です。
筋肉を伸ばしたり、カロリーを消費するためには、この時間帯に行うほうが効果は高いでしょう」
歩くにしろ、ラジオ体操にしろ、無理に早起きをして、
身体の硬い起き抜けに行うのは、百害あって一利なしなのだ。

早寝・早起きは、昔から健康の秘訣と思われてきた。
だが、この「常識」も最新医学の見地からは間違いだ。
スリープクリニック調布院長の遠藤拓郎医師はこう話す。
「子供ならば『早寝・早起き』は、間違いではありませんが、
60代、70代になってくると、『遅寝・遅起き・だらしなく』がよいと私は勧めています。
人間の睡眠は、残念ながら歳を取るほど、質も落ち、長さも短くなる。
2歳児は12時間、20歳でも8時間は眠れますが、
70歳になると健康な人でも、睡眠時間は6時間程度になってくるのです」
ところが、早寝・早起きが正しいと思いこんでいることで、
かえって生活のリズムが、くるってしまう人が多いという。
「私の患者さんにも、70代で夜7時に寝るという人がいました。
すると6時間しか寝られないので、夜中の1時頃には目が覚めてしまう。
それからずっと起きていて、早朝に散歩に出る。
早起きしているので、次の日はより早く眠くなる。
夕方6時に寝て深夜0時に目が覚めて・・と次第次第に、睡眠のリズムがくるっていくことになってしまう」
よく「寝過ぎるとボケる」などと言うが、年齢を重ねると「長時間寝続ける」ことは通常、難しい。
よく見られるのは「昼間でも、ウトウトしている」人だが、これも危険な状態だ。
遠藤医師は言う。
「たとえば深夜の1時などに目が覚めてしまっていると、昼には疲れ切ってウトウトする。
すると夜はかえって眠れないのです。
私は、歳を取っても仕事やボランティアなどをして用事を作り、
とにかく深夜0時から6時に寝るようにしなさい、と言っています。
遅寝でいいから6時間寝て、昼間はウトウトしない。
そういう生活がよいのです」

☆半身浴? それとも全身浴?
早寝・早起きほど「常識」にはなっていないが、近年、ブームになった健康法の中にも、落とし穴はある。
東洋医学を積極的に取り込む「統合医療」に取り組んできた、東京有明医療大学教授の川嶋朗医師はこう指摘する。
「ふくらはぎを揉むという健康法が近年、大きな話題を集めました。
高血圧、糖尿病、アトピーやがんなど、万病を遠ざけるというのです。
しかし、これは危険な極論です。
ふくらはぎを揉むこと自体は、健康法としては理に適っています。
心臓から送り出された血液は、ふくらはぎの筋肉がポンプの役割を果たして、足先から心臓に戻される。
ですから、ふくらはぎを揉めば血液の巡りは、よくなるでしょう。
しかし、それで病が治るというエビデンスはありません。
血圧の薬などをやめてしまったりすれば、かえって命の危険もあります。
純粋に日頃から血行をよくする健康法だと受け止めるなら、取り組んで損はないでしょう」
他にも、免疫を高め、美容にもつながるとしてメディアでたびたび紹介される「半身浴」も、疑わしいと川嶋医師は話す。
「半身だけお湯に浸かったほうが、身体が温まる、などと言いますが、これはまったくのウソです。
血行について考えても、全身浴なら水圧で、全身の血管が圧迫され、
心臓に戻る血液の量が増えることで、自然と血流がよくなります。
しかし半身浴では、その効果も半減します。
熱めのお湯で半身浴をするより、ぬるま湯にゆっくり、全身で浸かるほうが断然、健康にはいいでしょう」

「長寿には粗食が一番」とした健康法も多く流布している。
そうした健康法では一汁一菜、肉や脂は極力避けるなどと「ヘルシー」と称される献立が推奨される。
だが前出の川嶋医師はこう話す。
「肉や脂肪分を極端に避けることが、健康につながるというのは、大間違いなのです。
一般的に、肉や脂肪を食べることで心配されるのは、コレステロールの増加です。
しかし実は、血中のコレステロール値が高いほうが、肺炎やがんになりにくく、
むしろコレステロール値が低い人のほうが、死亡率が高いことが統計から分かってきたのです」
もちろん、あまりの暴飲暴食は、胃や腸を疲弊させるが、肉も魚も、思うさま食べてよいのだ。
あなたが健康のためにと心がけていることは、実は大きな間違いかもしれない。
本当に健康な生活を目指すためには、常に新しい情報に接して、自分の習慣を見直すことが大切だろう。・・》
注)記事の原文を、あえて改行を多くした。

私は中小業の民間会社に35年近く勤め、2004年(平成16年)の秋に定年退職となり、
その後は多々の理由で年金生活を始めた身である。
そして定年後から自主的に平素の買物担当となった私は、
家内から依頼された品を求めて、自動車も所有できない我が家は、
私は独りで歩いて7分前後にある最寄のスーパー2店か、
或いは最寄駅まで15分前後歩いて、数多くスーパー、専門店で買い求めたりしている。
最寄駅までは、利便性ある路線バスは頻繁に走行しているが、季節のうつろう情景を眺めたり、
歩くことは健康の源(みなもと)と信愛している私は、原則として路線バスに頼らず、
ひたすら歩いて往還している買物メール老ボーイとなっている。
こうした後、独りで我が家から歩いて3キロ範囲にある遊歩道、小公園をひたすら歩いたりし、
私の容姿は、上半身は夏帽子を被り、長袖のスポーツシャツが多く、下半身はアウトドアの丈夫な長ズボン、
ウオーキング・シューズとなっている。
そして紳士バックを園児に真似て、斜め掛けして、颯爽と歩いたりしていることが多いが、
大半はデジカメをネクタイのように首から掛けて、歩いている中で瞬時に魅了された状景を、
一期一会ねぇ、と思いながら撮ったりしている。
こうした中で、ひたすら歩く根底のひとつには、何よりも認知症になることが恐れているひとりである。

今回、歩く時間は《・・気候のいい日、食後1時間ほど経った頃に、歩くのが一番です・・》とは学んだりした。
以前の私は風の噂として、起床後の空腹時に、ひたすら歩けばダイエットになる、と学んできたが、
私は実行力に欠けて、午前中の買物メール老ボーイの責務を終えた後、歩いたりしているが、
《・・食後1時間ほど経った頃・・》が最適と今回学び、11年半続けてきた習性・・どうしょうかしら、と苦笑したりした。
早寝・早起きに関しては、ここ数週間は布団にもぐるのは、真夜中の12時前後であり、
目覚めるのは朝の7時頃が多くなっている。
こうした中で、現役サラリーマン時代だった時と違い、悩みは激少している為か、たとえ震度3ぐらいの地震でも、
目覚めることなく熟睡していて、やがて朝食の時に家内から教えられ、微苦笑することが多くなっている。

自宅での入浴に関しては、多くの御方が適温と称している42度前後より、
私は少しぬるま湯にゆっくり、全身で浸かるタイプであるので、
今回の記事で指南された説と同様であった。
「長寿には粗食が一番」に関しては、年金生活の身ながら、程ほど食事は肝要と思ったりしている。
そして高価な数多い栄養剤よりも、美味しく食べられる料理の方が、心身に圧倒的に良い、と信愛している。
私は特にスポーツもしていないグウダラな身であるが、
もとより健康でなければ、自身の日頃のささやかな願いも叶わないので、
歩くこと、睡眠、程ほどの食事がセカンドライフ健康体の三種の神器として思い、過ごしている。
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