夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

高齢者の「ころぶ」事故は、「居室・寝室」がダントツと学び、高齢者の私は戸惑いながら溜息し・・。

2016-06-13 13:42:30 | ささやかな古稀からの思い
私は東京の調布市の片隅みに住む年金生活の71歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭であり、
雑木の多い小庭の中で、築後38年を過ぎた古ぼけた一軒屋に住み、自動車もない稀(まれ)な家となっている。

我が家は平素の日々の買物は、私が定年後に年金生活を始めて以来、
私は自主的に買物専任者として宣言し、家内から依頼された品を求めて、
独りで殆ど毎日、スーパー、専門店など歩いて行き、買物メール老ボーイとなっている。

こうした中で、家内が駅前のスーパー、ホームセンター、専門店などには3週間に一度ぐらい、
或いは年に4回ぐらい都心の新宿にある伊勢丹、小田急などのデパートに買物、
そして人影も少ない遊歩道を歩いた先で歯科医院で治療を受けたりする時は、
老ボーイの私は、家内のボディガード、お供そして荷物持ちをして、早や11年半が過ぎている。
                         

昨日、日中のひととき、私は家内と共に駅前に近いホームセンターで一時間ばかり買物し、
夕方に我が家に配達依頼した後、梅雨の間の晴れ間で熱さで少し疲れた感じをしたので、
私たち夫婦は駅前にあるコーヒーショップの『ドトール』に入店した。

そして空いてある席を見たりしている中、
『よろしかったら・・こちらにいらっしゃょ・・』
とご婦人から家内は声をかけられた。

そして私は、我が家のご近所にお住まいの奥様で、ご主人と共に同席されていた。

私は買物とか散策の時に、ときおりお逢いして、私は平素は亡き母の遺伝を素直に受け継いだ為か、
男の癖におしゃべりで、この御夫婦と談笑をしたりしている。

そしてご主人は私より少し齢上で76歳、奥様は73歳で心身溌剌とされているご夫婦で、
私は秘かにセカンドライフのお手本としている御夫婦であった。

その後、私たちは、隣席のテーブル席に座った後、
やがて私はご主人と、周辺に咲いている幾か所の紫陽花(アジサイ)を、
あの辺に咲いているが魅せられた、とお互いに話し合ったりした。

家内は奥様と、家の中で時折つまづくことを話題にされているらしく、談笑されていた。

やがて私たち夫婦は、別れを告げてスーパーに買物に向かった。
まもなく家内は、奥様より、あなた御夫婦は溌剌と感じましたが、油断大敵ですょ、
と言われて一枚の記事を頂いたわ、と家内は微苦笑しながら、私に言ったりした。

帰宅後、まもなく私は麗(うるわ)しい奥様から頂いた記事を読んだりした・・。
            

そして私が年金生活の中で多々教示されてきた黒田尚子(くろだ・なおこ)さんが、
【高齢期の住宅リフォーム、公的制度活用でオトクに】と題され、6月9日に公表された寄稿文であった。
無断ながら転記させて頂く。

《・・Aさんの母(80歳)は、3年前に父が亡くなった後、実家で一人暮らしをしています。
「まだまだ心身ともに、しっかりしている」とAさんは思っていましたが、
その母が先日、大腿骨頸部骨折で、入院することになりました。


☆ちょっとつまずいただけで骨折・・常に潜む事故のリスク

入院期間は、1か月ほどになります。
その後のリハビリの必要もあるようです。
Aさんは、母がこのまま寝たきりにならないか心配しています。

母の骨折の原因は、なんと自宅で寝ている際に使う布団の端に、
足を乗せていたところ、布団ごとズルッと滑ってしまったことでした。
Aさんは「そんなことで、骨折するなんて」と驚きを隠せません。

Aさんの母のように、高齢になると、バランス感覚が鈍くなり、骨がもろくなって、
ちょっとつまずいたり、人にぶつかったりして、転倒して骨折することがあります。

それが原因で、寝たきり状態になってしまう可能性もありますから、
日常に潜む事故のリスクを安易に考えてはいけません。
            

☆高齢者の「ころぶ」事故・・「居室・寝室」がダントツ

東京消防庁の救急搬送データによると、高齢者の事故の中で、最も多いのが「ころぶ」事故です。
これらの事故でケガをして、救急搬送される数は年々増加しており、
平成26年には約4万7000人もの高齢者が救急搬送されているそうです。

事故というと、屋外の施設を想像しがちですが、6割近くが「住宅等居住場所」で起こっています。
たしかに高齢者は、若い人に比べると、行動範囲も狭くなりがちで、
自宅にいる時間も長いでしょうから、その通りかもしれません。

ただ、事故の発生場所として、ダントツに多いのが「居室・寝室」です。
次に「玄関・勝手口」「廊下・縁側」が続き、階段や浴室、ベランダといった、
転んで危なそうな場所の割合が、少ないのは意外です。

高齢になると、若い時には想像できない、ちょっとした段差やじゅうたんの縁に
つまずくこともあります。

転倒防止のためには、次のような工夫が必要です。

※できるだけ、家の中の段差をなくす
※足元灯などを設置して、足元を十分明るくする
※階段や廊下・玄関先など、滑り止めや手すりなどを設置する

さらに高齢者世帯にありがちなのが、片付けるのが億劫(おっくう)になって、
手の届く範囲や、床にモノを、置きがちなことです。
転倒の原因とならないよう、整理整頓を心掛けましょう。
            

☆自宅をバリアフリー・・介護保険の「住宅改修サービス」

そこで高齢者の安全を確保するため、自宅をバリアフリーにするなど改修やリフォームする場合も考えられます。
そんなとき利用したいのが、介護保険の「住宅改修サービス」です。

この制度は、要支援・要介護認定を受けた高齢者の自宅の改修を行う場合、
その費用の9割相当額が住宅改修費として支給されるというものです。

以下のような住宅改修が対象になります。

※出入り口のドアを引き戸に取り替え
※壁や階段に手すりの取付け
※段差解消のためのスローブなどの設置(固定)
※畳の床をフローリングに取り替え
※和式便器を洋式便器に取り替え

支給限度額は、改修時に住んでいる一住宅につき20万円ですので、
両親とも認定を受けている場合、40万円が支給されます。

また、原則は1回のみですが、転居した場合や要介護度が、3段階以上重度化した場合、再度利用が可能です。
            

※自治体には高齢者向けリフォーム支援制度

さらに多くの自治体では、この介護保険の住宅改修とは別に、高齢者向けリフォーム支援制度を行っています。
自治体で異なりますが、工事によって30万~50万円程度の助成金の支給や
一定の利子補給などが受けられます。

要件は、65歳以上の高齢者世帯に限るとしたところが多く、リフォームの種類もある程度、限定的です。

一般社団法人住宅リフォーム推進協議会のサイト では、
自治体の住宅リフォームに関する支援制度が、検索できます。
お住まいの地域にどんな制度があるか、チェックしてみてはいかがでしょうか? ・・》

注)記事の原文を、あえて改行を多くした。
            

我が家の両親は無念ながら家内の母だけとなり、我が家から遠方にある地で独り住まいをしている。
家内の母は、5年前の81歳を過ぎた頃から膝(ひざ)を悪化して、杖(つえ)を突いて歩く身となった。

まもなく市の福祉課を通して、『要支援2』と認定されて、
市の福祉課からのアドバイスにより、住まいの一部を補修したりしたが、
介護の助成金のお蔭で、たった一割負担で済んだりした。

やがて昨年の5月下旬より、家内の母は膝(ひざ)、腰も悪化して、大学病院に入院した後、
リハビリで近くの病院に行ったりしている。

そして家内と家内の妹は交互に、大半は家内の母宅に宿泊して、家内の母の食事、洗濯、掃除、
或いは通院の付き添いなどしているので、必然的に多くなっている。

やがて数週間前、家内の母は市の福祉課が再審査を得て、『要支援2』から『要介護1』と認定されたりした。
            

過ぎし日、厚生労働省の2013年の統計によれば、日本人の健康寿命は男性が71.19歳、女性が74.21歳。
そして平均寿命との差は、それぞれ9.02年と12.4年ある、と公表されている。

誰しも長生きするのも良いと思われるが、できうるならば亡くなる直前まで、
自身のささやかな願いを託して、元気に過ごしたい、と私は思ったりしている。

こうした中で、晩年期の難題は健康寿命から亡くなる寿命までの期間である、
と私は年金生活11年半を過ごしてきた中で、ときおり思案を重ねたりしてきた。

今回の記事を私は読みながら、家の中で「ころび」、骨折して、やがて寝たきりになることは、
勘弁してほしい、と思ったりした。
            

そして過ぎし日、私は居間でぼんやりとしていた時、
絨毯の片隅に、つまづき、まもなく独り苦笑していたことを思い重ね、
ご近所の奥様から、油断大敵ですょ、とお言葉を思いだしている。

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コメント (2)
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