夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
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断捨離しすぎは認知症リスクがあがる!?  何をどう残すべきか脳科学者が解説、私は多々教示され、苦笑して・・。

2017-04-08 15:07:35 | ささやかな古稀からの思い
先程、『みんなで考える、家族のこと、自分のこと』と明記された公式ネットの【介護セブンポスト】を見たりした中で、
【 断捨離しすぎは認知症リスクがあがる!?  何をどう残すべきか脳科学者が解説 】
と題された見出しを見たりした。

我が家の両親は、無念ながら家内の母だけとなり、家内の母は我が家より遠方の処で、
戸建ての独り住まいの生活をされて、早や12年半が過ぎている・・。
                         
過ぎし6年前、家内の母は81歳を過ぎた頃から膝(ひざ)を悪化して、
杖(つえ)を突いて歩く身となり、やがて市の福祉課を通して、『要支援2』と認定されたりした。

やがて一昨年の5月下旬より、家内の母は膝(ひざ)、腰も悪化して、大学病院に入院した後、
リハビリで近くの病院に行ったりしている。

そして家内と家内の妹は交互に、大半は家内の母宅に宿泊して、家内の母の食事、洗濯、掃除、
或いは通院の付き添いなどしているので、必然的に多くなり、
昨年の5月下旬、家内の母は市の福祉課が再審査を得て、『要支援2』から『要介護1』と認定されたりした。

こうした中で、家内の母は長年生活してきた衣服、生活用具、雑貨品などが多く、ときおり家内と家内の妹は、
お母さん・・もう着ることもないし、この品だって使うことがないから・・と捨ててもいいわねぇ、
と言ったりしてきたが、まだ使うことあるから・・と母は抵抗して、娘のささやかな論争が繰り返している・・。
             

このようなことを私は幾たびも、家内から聞いたりしてきたが、
余りにも断捨離してしまうと、家内の母が認知症になったら、もとより私たち夫婦も困苦するので、
私は今回の記事を精読してしまった。
        
この記事の原文は、『女性セブン』の2017年3月30日・4月6日号に掲載された記事のひとつであり、、
関連公式サイトの【介護セブンポスト】2017年4月5日に配信され、無断であるが転載させて頂く。

《・・断捨離しすぎは認知症リスクがあがる!?  何をどう残すべきか脳科学者が解説

年老いた親の代わりに、溜め込んだ不用品の処分を・・という人はちょっと待って! 
「“断捨離”によって、思い出を振り返る機会を失うと、
脳の機能が衰え、孤独感からも認知症のリスクを高める可能性が」と警告するのは、脳科学者の加藤俊徳さん。

認知症にならないために、捨てすぎない片付けを心がけたい。

思い入れのあるものは、手元に残したいけれど、
何10年と生きるとそれだけ思い出の品も増え、収納スペースにも限界が。

そこで、どんなものが記憶を呼び戻す糸口になるのか、また、どう残せばよいのか、いつ見返すとよいか、
脳科学者の加藤俊徳さんに聞きました。
             

Q1:楽しい思い出は忘れにくい?

A:「記憶系脳番地は、感情系脳番地のすぐ近くにあり、喜怒哀楽を感じて感情を刺激することで、
  記憶は定着しやすくなります。
  特に楽しい気持ちは、脳内物質のセロトニンを活発化させるため、脳の働きが活性化され、より記憶に残りやすくなります」

   また、セロトニンを活発化させると免疫力が上がるなど、認知症以外の病気にもうれしい効果が期待できる。


Q2:部屋の収納が狭いのですが、思い出のものを残す優先順位は?

A:収納スペースに合わせて、思い入れの強いものを厳選する。
  かさばって保管場所に困るものは、写真に撮ってそのもの自体は処分してもOKだ。

  「ただ、新品では替えがたい思い出が詰まっている場合、
  たとえば本なら、何年も読み込んでボロボロになっていたり、書き込みがある方が、読んでいた時のことを鮮明に思い出せます。
  新品の本とは違うので、表紙や書き込みのあるページだけ残すのも1つの方法です」
             

Q3:見るとつらい思い出がよみがえるものも残した方がよい?

A:つらい気持ちになると脳の働きが停止しやすいので、捨ててもいい。
  ただ、時間の経過で、つらさを乗り越えていたり、つらくても前向きな気持ちになれるものは残した方がよい。

  「たとえば、受験勉強の時に使って短くなった鉛筆を見たら、
  “あの時があったから今の自分がある”“あの時に比べたら今の困難はたいしたことはない”など、
  思い出だけでなく今を生きる原動力にもなり得るのです」


Q4:見たもの、聞いたこと、香り・・最も記憶を呼び戻すものは?

A:思い出の品は見るものだけが記憶を呼び戻すのではなく、
  昔使っていた香水、よく聴いていた音楽など、五感すべてが記憶につながる。
  人により、記憶が呼び戻されるものはさまざまだが、多くの人に鮮明に思い出されるものは母親の愛用品だ。

  「母のお気に入りだった着物など、見ると一緒に出かけた思い出から始まり、さまざまなことが思い出されます。
  懐かしいという気持ちも、記憶に定着されやすいのです」
             

Q5:思い出の品をトランクルームなどに保管してもよい?

A:思い出の品は、ふと思いついて手に取ることの方が多いため、
  預けた場所に出かける手間が増えると、思い返す頻度も減り、そのもの自体の存在を忘れてしまう可能性も。

  「思い入れの強いものほど、手元に置いて見返すことが大切です。
  トランクルームなどに預ける場合は、通いやすい場所を選び、半年に1度訪れるなど、頻度をルール化するのがおすすめです。
  何を預けているか記録することも忘れずに」


Q6:大量の写真はどう残せばいいの?

A:過去の写真が大量にあったり、昔ながらの厚いアルバムに写真を収めていると、取り出して見返すのも億劫になるもの。
  また、デジカメで撮影した写真は、現像すらしないことも多く、
  プリントした写真よりも見返す機会が極端に少ない傾向にあり、記憶に残りにくい。

  「すべて保存しようとせず、厳選して目に見えるように整理するといいですね。
  また、1人で見るだけでなく、家族や友人と見返して思い出話に花を咲かせると、
  自分では忘れていた出来事を思い出したりして、さらに効果的。

  年に1度くらいはアルバムを整理し直すと、当時を振り返れて記憶として定着します。
  また、その作業自体が脳を活性化させて認知症予防にピッタリ! 
  時系列に整理することで記憶も正しく整理されます」

  最近は写真を選んで本にしたり、写真データをテレビ画面でスライドショーのように見られるサービスもあるので、
  利用してみるのもおすすめだ。
             

Q7:捨てるものは忘れてもよいものなの?

A:捨てると決めたものにも、何かしら思い出があり、捨てようと決めた時に、何らかの心境の変化があったのかもしれない。

  「何を捨てたのかだけでもノートに記録しておくと、それを使っていた時のことと、
  捨てようと整理した時の状況が記憶に残せます。

  捨てることも人生の1ページ。
  記憶の蓄積になりますよ」・・》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。
             

私は読み終わった後、多々教示されたが、人それぞれ長らく人生航路を歩んでいるので、
思いでの品、愛惜の深さは解らないで、とても第三者からは、これを捨てたほうが良いですょ、とは言えない・・。

私は都心の郊外の調布市の片隅に住み年金生活をしている身であるが、
雑木が多い小庭の中で、古惚けた戸建てに住んでいる。

そして私は72歳、家内は67歳になる身であるが、私たち夫婦は子供に恵まれずたった2人だけの家庭であり、
お互いに厚生年金、そしてわずかながらの企業年金を頂だいた上、
程ほどの貯金を取り崩して、ささやかな年金生活を過ごしている。

こうした中で、断捨離に関しては、家内が先導となって、衣服、靴などは3年ごとにしてきた。

しかしながら、これ以外は何かをきっかけに破棄をしたりしてきた。

過ぎし2011年(平成23年)3月11日、東日本大震災に動顛させられ、
やがて我が家も保存している物を見直したりした・・。

そして自宅の本棚、押し入れを整理し、大幅に処分をしたりした。
             

若き頃の私は、映画・文学青年の真似事をした体験もあり、小説、随筆、歴史書、現代史など本は5000冊前後、
映画作品としてビデオ・DVDが1000本前後あったりした。

そして現役サラリーマン時代は、音楽業界のあるレコード会社に35年ばかり勤め、
製作畑ではなく、管理畑の片隅に勤めていたが、少しづつ買い求めた結果として、レコード、カセット、CD、DVDの総数として
3000枚前後となったりした。

こうして家の中の本の整理を主体にして、押入れに収納していた単行本を整理をし始めたのであるが、
主に私が東京オリンピックが開催された1964(昭和39)年前後の5年間ぐらいで購入した
小説・文学評論が圧倒的に多かったりした。

たとえば石川達三、丹羽文雄、三島由紀夫、安部公房、大江健三郎などの各氏が多く、
そして福永武彦氏の本は、殆ど所有していたのには、微苦笑させられたりした。

この方たち作家の作品は、今後は読むこともないだろう、市の資源ゴミにだすことに決めたりした。
             

数年前、自宅から徒歩10分ばかりのある古本屋のチェーンの支店長と私は話し込んでいた時、
私は思いついたように、自宅の本を思い浮かべて、
もしも古本屋に売却したら、と小説、文藝評論の数々の名を上げたら、
『信じられいような廉(やす)さと思いますよ・・ご愛読された本と思いますので、ご自宅で保管された方がよろしいかと思います・・』
と私は支店長から言われてしまったりした。

その後、やむなく市の図書館に寄贈しょうと思ったりしたが、
友人にこのようなことを話したら、昨今は図書館でも過剰で困り果てているのが多い、と教えられた。

私が保有している小説、随筆、評論などは、市の図書館の本館に、八割方ぐらいあるが、
今現在としては、全ての本を処分する気にはなれないので、結果として、図書館に寄贈は断念したりした。

結果として、押入れにあった本は、3冊だけ保存することにして、
500冊ぐらい処分とした。
そして石川達三、丹羽文雄、三島由紀夫、安部公房、大江健三郎、福永武彦などの各氏、さよならを告げたりした。

この後も、本棚も整理して、1500冊ぐらい処分し、3000冊前後が愛着を秘めて保管している。

そして映画作品の収容棚、音楽作品の収容棚も整理したりした。
             

このようなささやかな断捨離を我が家としてはしてきたが、やはり何かをきっかけにしなければ、
難しいよねぇ、と私は苦笑したりしている。

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