夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

春の夜は・・♪

2007-03-25 19:50:00 | 定年後の思い
東京の郊外は、日中は暖かい4月のような雨の一日であったが、
夕方に雨は上がり、先程に玄関庭に下り立つと、月が出ていた。

こうした折、家内と他愛ない話をのんびりとして、
お酒を誉めるに相応しい春の夜となる。

明日は快晴となり、19度前後の陽気となり、4月の下旬の暖かさとなる。

染井吉野の桜も開花し、3分咲きぐらいかしら、と期待もしている。

東京の郊外は、彼岸桜、染井吉野、山桜、そして最後に八重桜と移り変わって、
花色を楽しませてくれるが、
私は30歳を過ぎた頃から山桜をこよなく魅了されている。
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ローマ史に取り憑(とりつ)かれて・・♪

2007-03-25 14:06:00 | 定年後の思い
ここ2週間の読書の主体は、
塩野七生・著の『ローマ人の物語』(新潮文庫)を読み続けている・・。

塩野七生・女史が『ローマ人の物語』を15年以上前から単行本が逐次発刊され、
つい最近終刊となった巨編であり、
数年前に私は知り、遅ればせながら新潮文庫を手に取り、
ユリウス・カエサルの登場の寸前までの第七巻読んだりしている。

私は塩野七生・女史に導かれ、ローマ国の誕生以前のギリシャの黎明期から、
政治、外交、軍事はもとより、経済、社会、宗教、風習、文化、
日常の風習など人の営みに欠かせない事柄に読み込んでいる・・。

その時々、ローマのなせる時柄を読んだりしていると、
イギリスの17世紀には・・アメリカの20世紀・・
日本の敗戦後のアメリカとの関係は・・
などと思いを馳せたりしている。

このような思いを重ねたりしていると、中々簡単に時ページに移れないでいる。

このように塩野七生・女史のローマ、地中海の深い想いの筆力に導かれて、
私は心酔し、あの時代の鮮明に想像したりしている。




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雨は、南風に乗って・・♪

2007-03-25 07:52:00 | 定年後の思い
東京の郊外は、小雨が降り、ときたま強く南風が吹いている。

昨夜、玄関庭にたびたび下り立ったが、
暖かい南風が吹いているが、予測に反して雨が降らない・・。
乾燥しきった空気につつまれているので、雨を待ちわびているのである。

今朝は6時過ぎに目覚めると、煎茶、コーヒーを淹れた後、
庭先を見詰めてぼんやりとしている。

深夜に降ったらしく樹木、地表は濡れている折、枝葉は雨粒をたたえている。
特にもみじは、幼い葉を広げたばかりなので、枝、葉は雨で濡れた上、雨粒をたたえて折、
こうした情景はひとつの美かしら、と感じたりしている。

東京の郊外は午前中は雨となり、午後から曇り空となり、18度前後の暖かい日を迎える・・。


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桜の開花より、雑木の芽吹き・・♪

2007-03-24 21:04:00 | 定年後の思い
全国に先駆けて東京都心で桜が開花したと気象庁は報じていた。
平年より8日早く、1953年(昭和28年)に統計を始めて以来、
1990年(平成2年)と同じ3番目の早さだった、
と報じられていても私は余り興味がなかった・・。

定年退職後、三年生の年金生活をしている私にとっては、
雑木の芽吹きに関心を寄せている。

もみじ、コナラ、クヌギ、欅(ケヤキ)等の季節のうつろいを観せてくれる雑木に、
何よりも魅せられている。

家内と日中、散策した時、
『XXちゃん、ハナミズキの樹・・芽吹いてきたね・・』
と私は家内に言ったりしている。

私は退廃かと思ったりした時もあったが、
私なりの心の深化と確信している。


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ときには、昼下りから酒宴となり・・♪

2007-03-24 18:45:00 | 定年後の思い
朝の9時過ぎに庭に下り立ち、久々に庭の手入れをした。
この時節、草取りも苦にならず、表現者と創作者のことなどを思考しながら行った。

昨日までの2日間で、見城 徹・著の『編集者という病い』(太田出版)の読了後の余波である。
それだけ私なりに心の余韻をもたらした一冊となっている。

2時過ぎに風呂に入り、遅い昼食となり、
『お酒・・呑むよ・・』と家内に言いながら、
家内と他愛ない話をしながら、冷酒を呑んだりした。

多少、小奇麗になった庭の樹木と黒土の地表を眺めると、
自己満足となったりしたが、疲れを覚える。
この後、寝室で布団にもぐり、塩野七生・著の『ローマ人の物語』を3ページ前後読んでいるうちに眠ってしまった。

先程、目覚め、玄関庭の軒下で煙草を喫いながら、庭の樹木を眺めていたが、
ときたま風は吹くが、まだ雨が降らない・・。

夜半にならないと降らないのかしら、と思いながら居間に戻ったりしている。

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木の芽時(このめどき)の時節を迎えて・・♪

2007-03-24 08:05:00 | 定年後の思い
東京の郊外は、薄日の射す暖かい朝を迎えている。
日中は晴れから曇りとなり、夜は雨が予測されている。

我が家の雑木が芽吹き、中には幼い葉が見られ、
歳を重ねる毎に私の心は深まり、好きな時節のひとつである。

このような時、ときには庭の手入れに相応しく、
日中のひととき庭とたわむれようとしている。

成果が明確に出て、今晩の雨を期待し、
明日の庭の彩りを思うと、書を捨てて庭に下りようと思ったりしている。
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見城 徹・著の『編集者という病い』・・♪

2007-03-23 19:15:00 | 定年後の思い
過日、新聞で新刊本の広告に於いて、
見城 徹の著作の『編集者という病い』(太田出版)の発刊を知った。

私はここしばらく塩野七生・著作の『ローマ人の物語』シリーズを読んでいたので、
中断はしたくはなかったが、見城 徹・氏には私なりに注視していた人だったので、
この2日この本を読んだりしていた。

見城 徹・氏は、角川書店で名編集者後、出版社の幻冬舎を立ち上げ、
発展させた社長となっているお方である。

私が見城 徹・氏の名前を初めて知ったのは、
月刊誌の『カドカワ』で中島みゆきの特集記事で購入し、このお方の名を知った。
多分、平成の初めの頃かしらと思っている。

このお方は、魅了されたアーティストの新曲を発売されたら、直ぐに手紙を出す、
というのを読んで私は驚いたのである。
大手の出版社の編集部署では多忙な身と思われるので、
たとえ思いがあっても中々できないことである。

こんな思いがあり、私なりに注視してきた人である。

昨今、編集に携わったお方の多くは、表現者として作家、随筆家となっている方が多い・・。

私はこのお方ぐらい睡眠時間を削り、表現者に圧倒的な熱意を感じさせる方が、
編集という立場で満足しているのかしら、と思い続けていた。

今回の本を読んでいた時、了解させられた。


・・・ぼくも小説書いてみようかなと気はあったんだけれど、
中上(健次)とか(高橋)三千綱とか見ていると、
やっぱり彼らは書かざるを得ない、
書かなければ救われない何かを持っているんですよね。

書かない限り生きていけないという・・
金銭的なものじゃなくて、
自分が成り立たないという病気のようなものを持ってるわけです。
それはもうはっきりわかる。
そうしたものが、おれにはない。

だったらおれはこいつらの媒体になって作品の手助けをしたいと思った。
そのためには、文芸の編集者にならなければと、
強く思っていました。
【第二章 SOUL OF EDITOR
P.144~145より引用】
尚、原文から勝手に改行をさせて頂きました。

このような発言に接すると、かって文藝誌の編集者の方々が、
退社後に随筆として5冊ほどの本を想いだされたりした。

編集者と表現者の作家との熱き苦闘の成果として、
ひとつの創作が発刊される、ということを・・。








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呑兵衛(のんべえ)の貴方に・・♪

2007-03-22 18:29:00 | 定年後の思い
日中、私が帰宅し、郵便受入箱を見ると、5通の中で見知らぬ一通が入っていた。

居間に入り、封を開いたら、

【『香住鶴』試飲即売会のご案内】

と題された案内状であった。

私は山陰地方の有数な地酒の製造元のメーカーにも、
私の呑兵衛さんが知られたと驚いたりしている。

私は若い頃は、ウィスキーのバーボン、ワインなどの時代もあったが、
40歳頃からは日本酒の地酒を呑み、そして殆ど純米酒の辛口となっている。

現役時代の時は、睡眠時間の圧縮とストレス解消も伴なって、ある程度呑んでいた・・。
定年退職後は睡眠適度に取れるし、何よりストレスが殆どなくなったので、
弐合徳利を呑み干せば、煎茶が欲しくなる。

旅行先で観光ホテル、酒造所、酒屋で地酒を頂いたりしている。
或いは試飲させて頂ける所は、ただ酒は申し訳ない、と言う気持ちも手伝って、
つい四合瓶を2本買い求める。

呑兵衛の私にとっては、それぞれの地のお酒で初めて呑む時は、
私の好みと合いますように、と念じたりしている。

このように地酒はそれぞれの味、風味があり、
日本文化のひとつと思っている。

こうして綴っていると、一昨年の秋、私の住む最寄駅ひとつの駅前の大きな酒屋さんで、
山陰の『香住鶴』を試飲し、一升瓶を2本買い求め、
タクシーで帰宅したのを想いだしたりしている。


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春、麗(うらら)か・・♪

2007-03-22 14:29:00 | 定年後の思い
私は10時半過ぎ、歯科医院で治療を受けるので、家を出た。

川沿いの遊歩道を歩いたが、二週間ぶりの陽気となり、
ときおり微風が吹いても風も甘い匂いとなっている。

歯科医院で治療を受けたが、どきっとするような顔立ちの女性の歯科医で、
特に目が綺麗なお方で、きっと心も清らかな人、
と勝手に思い込んでしまった。

私は歳を重ねた身であるが、30前後の仕事の出来そうな美人には、
幾つになっても弱いのである。

治療を終えて、受付で次回の予約をしたが、
あの女医さんでしたら、毎日でも結構ですよ、
とは私はさすがに言えない。

帰路、川沿いの遊歩道を歩き、桜の開花もまもなくの情景となって折、
辛夷(コブシ)は数多く大きな莟(つぼみ)となり、
中には純白な花を3輪ばかり咲いている・・。

古人から、寒さ暑さは彼岸まで、と伝えられているが、
冬の長袖のスポーツシャツと薄手のセーターだと、
汗ばむくらいの暖かさとなっている。

セーターを脱いで、長袖のスポーツシャツとなったが、
ときおり吹く風も心地よい。

朱色のトンネルのような桃の花の群生した処を通り過ぎると、
桃の花びらが空中に舞いながら散りはじめている・・。

こうした贅沢な時を共に出来るのは、秘かに定年後の特権と思ったりしている。



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『東京の未来は、私が決める』・・♪

2007-03-22 13:52:00 | 定年後の思い
東京の郊外は、快晴の朝を迎えて折、
日中は二週間ぶりの暖かな16度前後の陽気が予測されている。

今朝の私の住む調布市では、市報として【東京都知事選挙】の特集号が
読売新聞の折込広告と共に配達された。

《東京の未来は私が決める》

『任期満了による東京都知事選挙が4月8日(日)に行われます。
今回の選挙は、東京都政を託す代表者を選ぶ重要な選挙です。
あなたの投じた一票が有効な一票になるように必ず投票しましょう』

選挙管理委員会の事務局の方達が知恵を絞って掲げたことで、
正鵠で微笑ましく私は感じたりしている。

ここ二週間、各立候補のお方達が、テレビ・新聞・雑誌などで取り上げられているが、
私は東京都の運営と将来の基盤を託すのは、
ある程度の自治体の経験者と冷静な政治観が前提条件と確信している。

従って、私は浮ついた候補者には、私は清き一票を託す気持ちにはなれない。

かって都民は、青島幸男・氏に賛意を示したことがあり、
彼は作家・タレントとしては格別優秀なお方であるが、
都政の首長としてはいかがなものか、
と公言してきたひとりである。

少なくとも都知事は、東京都の運営と未来の設計図を具体的に出来る人で、
最高責任者として手腕が期待されているのである。
その上、ときには怜悧な面が要求されるのが首長と思っているのである。

こんなことを思案すれば、現職・石原慎太郎、前宮城県知事・浅野史郎の両氏の
どちらかな託すしかないと思っている。

私は政治には全くの素人であり、素朴な都民のひとりとして、
こんなボケた思いで雑木の芽吹きを眺めたりしている。





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割り箸(ばし)は、日本文化のひとつであるが・・♪

2007-03-21 20:22:00 | 定年後の思い
ネットのニュースを見ていたら、割り箸をリサイクルされた、と読んで感心した・・。

毎日新聞の配信記事であるが、好感したので、無断であるが転記させて頂きます。


年間約20万人が訪れる新温泉町の湯村温泉で、
旅館・ホテルの宿泊客が使った割り箸を回収して、
リサイクルに役立てようという活動が実を結び始めた。
昨秋結成された若女将の会『ゆむらなでしこ』(6人)が20日、
半年間に集まった割り箸約2万5000膳分を鳥取県・米子市の製紙工場に届けた。

工場を見学した同会代表の朝野尚美さん(38歳)は、
『勉強になりました。
益々リサイクル活動に頑張っていきたい』
と意欲を燃やしている。

地球環境の為に、地域や学校でも資源を大切にすることの重要性を考えるきっかけになれば、
と同会が昨年の9月から始めた。

同温泉のホテル・旅館計七軒が協力。
集まった割り箸は約2万5000膳分、約100キロに上る。

この日は同会のメンバー5人が、
割り箸を詰めた段ボール7箱をワゴン車に載せ、
王子製紙の米子工場に。
割り箸はチップにされ、3膳分(12グラム)でA4サイズのコピー用紙1枚に、
2500膳分(10キロ)ならティッシュ・ペーパー15箱になるという。

宿泊客が使った割り箸は、水洗いして乾燥させるが、
保管場所が中々ないのが悩みの種、と朝野さん。
『捨てたらただのゴミ。
町を挙げて協力してもらえば、湯村温泉のイメージアップにもつながると思います』
と話していた。

以上が毎日新聞の配信記事の全文です。


私は食事を頂いたりする時は、割り箸を愛用している。
利休箸と通常の割り箸を使い分けている。

割り箸は日本文化のひとつと確信しているので、
年金の身の私であるが、ささやかに食べ物の友としている。

ときたま、もったいないと思うけれど、春先のひとときは草花の養育の支えとして使っている程度であり、
後は残念ながら捨てている現状である。

今回、割り箸をこのようにリサイクルに活用されている記事を拝読し、
こうしたささやかな言動こそ、環境問題を解決させる確かなひとつの行為と思っている。

環境問題は、発言するのは幼稚園児でも出来るが、
具体的な行動は中々出来ないのが昨今である。

ここ10年、公共の場所を汚す程度の低い人々が蔓延(はびこ)っているのに憂いている私であるが、
こうしたニュースを読了すると、心を爽やかになる。


尚、割り箸は超高級品は無知であるが、
多くは森林で不可欠な間伐を行う時の間伐材が活用されている。

幼稚な環境問題に発言される人々に、誤解のないように明言を備えておきます。








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紫煙たなびく日・・♪

2007-03-21 14:46:00 | 定年後の思い
彼岸の中日、家内と長兄宅を辞した後、お墓参りに行く。

お米とお線香を持参し、花屋に寄った後、山門から入山する。

修復された山門の手前にある『曹洞宗 雲松山泉龍禅寺』の石碑が陽射しを受けていた。

わずかばかり寄進した山門を見上げ、本堂への石畳を歩き、鐘楼門を通った後、境内を抜けた。
春分の日なので、私達と同様にお墓参りの人達の人影が多い。
通行門と境内の片隅に臨時の花屋の即売店が店開きをしているので、
春の花の香りが漂う中、墓地に向かう。

家内は墓石を水で清めた後、花を捧(ささ)げ、
私はお線香に火を点じたりした。

紫煙がたなびく中、私は母、次兄、父、そして祖父への想いを託したりした・・。

心寄(こころよ)せ 紫煙の匂い 歳月に

いくたびか 花をささげて 手を合わせ

私は拙(つたな)い句など詠んでみたが、
才能のない私には無理と思え、家内をうながして帰路とした。

帰宅すると、午後の陽射しの中、ラッパ水仙の黄色、
鈴蘭水仙の可憐な純白の群生した花が迎えてくれた。
 


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されど、お墓参り・・♪

2007-03-21 07:24:00 | 定年後の思い
東京の郊外は、薄日の射す朝を迎えているが、
日中は快晴となり、13度前後の穏やかな日が予測されている。

彼岸の中日なので、長兄宅に行き、他愛ない話をした後、
お墓参りに行く。

私はお墓参りは生者の死者に対する慰めと思ったりしているが、
生を受け、両親、祖父母、親族、祖先のお陰で私がこうして生きているので、
感謝の意味から墓前にお線香、花をささげて手を合わしている・・。

『春分の日』と称されているが、自然を讃(たた)え、生物を慈(いつく)しむ日、
と制定の時に定義している。

知識人・藤野邦夫・氏に寄れば、
ご先祖を尊(うやま)い、偲(しの)ぶ変りに、生きているものを慈(いつく)しむ日、
と解説されている。

私達夫婦は、それぞれ故人から頂いた心の思い大切にし、
何気なく手を合わしている・・。

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風の中の園児たち・・♪

2007-03-20 16:06:00 | 定年後の思い
私は歯科医院に治療に行く為、10時過ぎに家を出た。

快晴であるが、北風が少し寒く感じられ、川沿いの遊歩道を歩いた。

駅から程遠くない小公園で、ヘビーカーを大きくしたようなワゴンに幼稚園の園児が8人が乗って折、
これと同様なワゴンがもう1台続いていた・・。
この前後の保母さんのお姉さんが3人付いていた。

ワゴンの中にいる園児達は、快晴の陽射しを受けながらも、ときおり吹く風に歓声をあげていた・・。

ワゴンの近くに、園児のふたりが保母のお姉さんから少し離れて歩いていた・・。
少しいじけたような園児がいて、私は自分の幼年期を見ているようだった。

このような思いを浮かべていると、15年以上の前の情景が想いだされた・・。


冬の時節、佐渡の還りに白鳥、鴨で有名となった瓢湖があり、
家内が白鳥を観たいというので、立ち寄った。

以前、周遊団体観光ツアーで瓢湖に寄った時、
素朴な湖岸から白鳥が百羽程度眺められ心に残った情景と家内は言ったりしていた・・。

瓢湖の周辺は積雪は30センチ前後であり、雪が舞っていた。
しかし、観光会館の大きな建物があり、湖岸は護岸工事で重厚になり、
白鳥、鴨も予想以上に多く、私達のような観光客で賑わっていた。

私達は余りにも観光地された情景にがっかりし、
湖岸沿いの道から里村に歩いて行った。

雪が降り続けている中、少し靄(もや)がかかったように視界を歩いていたら、
幼児の歓声が聴こえてきた・・。

私達は湖岸沿いの雪道を保母さんに引率された園児の10人の姿を観た。
寒さで頬を赤らめて、何かしら唄いながら手をつなぎ、歩いていた。

私はこうした光景に胸が熱くなるのを覚えた。


私は立ちすくんで、過ぎ去った日々の光景を想いだしたりしている。
そして、歯科医院の予約の時間を思いだし、駅前に急いだ。





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心、優しい歯科医院の人・・♪

2007-03-20 09:29:00 | 定年後の思い
家内はここ数年に於いて、歯の治療で歯科医院に通っている。
昨年のはじめの頃、通ってばかりでいるが中々治らないみたい、
と家内は言ったりした。

『その歯医者・・固定客を確保したいから・・治療を延ばし、延ばしにしているんじゃないの・・』
と私は言った。

そして私は、
『何時までも、歯の痛みが去らず・・おかしいょ・・
痛みを採り・・具体的に治療の状況を患者に納得して貰うのが医者の責務じゃないの・・
そんな歯医者、歯科医院を辞めるべきだ・・』
と何時までも治らない家内の通っている歯科医院を私はなじった・・。

このような時、私の妹が利用している歯科医院を訊いたので、
家内に歯科医院の変更を私は促した・・。

この歯科医院は丁重で具体的に治療の成果があると家内は言った。
前の歯科医院で治療を受けた部分も丁重に治してくれた、とも言ったりしていた。

私も自宅から最寄の歯科医院を差し歯の治療で通っていたが、
丁重であるが技術がもう一歩、と感じていたので、
家内の通っている歯科医院に変更したのは、この10日前であった。

『お口の健康手帳』と題した歯の詳細の図と解説が載せられた現状分析表を頂き、
今後の治療の内容、具体的な治療の予算、日程概要を私の希望を含め、医院長と調整したりする。

私も歳を重ねた身であるので、この際徹底して治療を要望したりした。
従って、私は週に2回前後、しばらくは治療に通うこととなった。

先日、私が治療を受ける前、ひとり御歳を召した女性で少しみすぼらしい身なりをしていた方がいた。

私が治療を受けていた時、隣の治療台にこのお方は座っていた・・。

私がアシスタントの女性歯科医から治療を受けている時、
『この歯・・健康保険内で宜(よろ)しいですよね・・』
と医院長の声が私には聴こえた・・。

私は隣で聴こえたのであるが、この医院長の優しさを感じ、
信頼感を増したのであった。

昨今の歯科医院は、保険外でこの程度の歯を・・、と進めるのが多いからである。
技術より表面上の営業が優先される風潮に憂いていた私は、
めぐり遇えた心の優しい40前後の男性の医院長に秘かに感謝している。









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