みにの夢色探索

本日も中華日和☆美味しい中国料理が食べたいな♪
たまに書く中華グルメと競馬予想、日常の備忘録。

リストランテ・チポリーノ 由比ガ浜

2009-08-31 | イタリアン・フレンチ・スペイン

夏の由比ガ浜の最後のディナーをしめくくるのは、「リストラン・チポリーノ

口コミで評判が広まったという、由比ガ浜のリストランテに前日、予約の電話を

いれたところ運良く?席をとることができました。

IMG_6344   

場所は、鎌倉駅から若宮大路を由比ガ浜へ向かう途中を左折。

住宅街の一角になります。 一軒家を改装した店舗。

看板もないので見落としてしまいそうになるほどに控えめな佇まい。

海水浴の帰りのため私達は大荷物。

エントランスの脇に荷を預かっていただき席へと案内していただけました。

 

入り口から一番奥の窓際の2人用テーブル席へ。

各テーブルには、本日のお客さまのお名前が手書きで置かれていました。

店内はシンプルでシックな作り。テーブル席が5つと小ぢんまりしながらも、

天井は高めで、隣とのテーブルの間隔が十分にあるため、ゆったりと食事が

出来るようになっています。

 

まずは、ドリンクメニューを持ってきていただけました。

本日は由比ガ浜最終のディナー。ワインを注文しようと決めていました。

ワインリストをお願いしました。

 

次はお料理のメニュー。と、ともに手打ちパスタのサンプルを持ってこられた

のですが、そこには、さりげなく「店内・料理の撮影はご遠慮ください」と

記されたものがついていました。

なるほど~、撮影禁止のお店ね。 リストランテだし、そういうこともありますか。

マナーは守りましょう。

というわけで湯島の老舗居酒屋「シンスケ」同様に文章でのご紹介になります。

 

 ワインは2本注文。いずれもイタリアワインです。

SARTARELLI(サルタレッリ)
2008 (白)辛口@4200
フルーティですっきりとした口当たりの爽やかなワイン。
 
レ・マースレ・レフォスコ
 (赤)辛口@4725
果実の凝縮感が感じられます。時間の経過とともに花ひらきます。

なお、ワインはお店の方が管理されます。

 

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料理はコース料理のみ。3つありましたが一番安いコース料理

前菜+パスタ+魚料理又は肉料理+ドリンク@3990を注文。 

Piyo004_3

まず最初に、一口サイズのレモンのグラニテ(かき氷)ミント添えと
小さいライ麦パン岩のりの揚げパン(ゼッポリーネ)を持ってきてくれました。

グラニテでお口をさっぱりとさせ、熱々できたてのパンを。
ゼッポリーネは岩のりが香りもちもちとした食感ですが、どちらのパンも
やや塩分がきついように感じました。

Piyo004_3

前菜は3種類の中から選べましたので
帆立のベニエと真鯛のカルパッチョにしました。

帆立のベニエ

 クスクスの上に帆立のベニエ(衣揚げ、洋風の天ぷらです)
 玉子と黒トリュフ、トマトのソース。帆立独特のくさみもなくクスクスを
 含めてソースが抜群に美味しく、また品が良いのです。

 チーズのグリッシーネ付。
 チーズの香ばしさとカリッ、ポキッとした食感を楽しめました。

 のちに、総合的な感想を述べさせていただきますが、この帆立のベニエには
 敬服いたしました  

真鯛のカルパッチョ 

 鮮度の良い真鯛を程よい厚みにスライスし、ドライトマト、オリーブ、ケッパー
 を使っています。ケッパーのもつ酸味と塩気が美味くマッチしていました。

 また、このカルパッチの上にはセルフィーユとディルがふんだんに盛られ
 見た目も実にエレガントRose03

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手打ちパスタのサンプル(数種類)からタリオーニとラビオリを選びました。
なお、タリオリーニは+315円、ラビオリは+525円の割増になります。

からすみのタリオーニ

 からすみを練りこんだタリオーニはオイルベースにニンニクのみじん切りと水菜。
 お酒には合うのですが塩辛い。 

牛肉のラビオリ

 ラグーソース。手作りのラビオリの中はフォンテーナ(北イタリアのチーズ)
 上には粉チーズで「グラナ・パダーノ」がかけられていました。

 聞いたところ、グラナ・パダーノはパルミジャーノ・レッジャーノと比べ熟成期間の
 短いものであるということですが、味自体に変わりがあるようには思えませんでした。

 リストランテですが、このお料理はイタリアの家庭料理を感じさせるような
 暖かみのあるものでした。

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魚料理(スズキ)又は肉料理(3種類)からは、牛すね肉の煮込み、大山地鶏

骨付きもも肉のコンフィを選びました。

(メニューの写真もないので正式名とは多少の違いがあるかもしれません。)

なお、牛すね肉の煮込みは+525円割増です。

両方ともセモリナ粉のニョッキが添えられていました。

牛すね肉の煮込み

 とろとろに煮込まれていますが皿に盛られたソースが弱弱しい。
 あの抜群の前菜からだんだんお料理がトーンダウンしているように思いました。
 ありがちのジンジャー風味のソースは面白くない。

大山地鶏 骨付きもも肉のコンフィ

 連れが注文していたので一口いただきましたが、生焼けの部分がある。
 私は苦手。これはいただけませんな 

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デザートはココナッツのババロアとホワイトチョコレートとマスカルポーネのタルト。

シェフの方かと思われますが、問答無用で持ってきました。

種類があるのか、決まっているのか、私も連れも前菜からメインまで注文する

ものが違うので、デザートもそうであろうかと適当に気をきかせたのかは不明

ですが、一声かけて説明のうえ・・・が、礼儀だと思うのですが。。

忙しかったからそこまで配慮が行き届かなかったのでしょうか~。

寂しい限りであります。

ココナッツのババロア

 見た目は切られた豆腐がごろんと横たわってきたのかと思いました。
 ババロアの味には特筆すべき点ななしですが、付け合せのレッドグレープ
 フルーツにいたってはミスマッチを感じました。

ホワイトチョコレートとマスカルポーネのタルト

 マスカルポーネのタルトの上にはバニラアイス。甘いのですが手作り感に
 好感は持てました。

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ドリンクは何にするかを聞いていただけました。エスプレッソマシーンが壊れて

いるとのことでコーヒーでお願いしました。

コーヒーとともに干しぶどう入りのビスコットが出されました。

はっきり言うとコーヒーは美味しくなかったのですが、干しぶどう入りのビスコットは

素朴な味わいで美味しかったです。

 

さて、感想ですが

お店は2人で切り盛りなさっています。

主にホールには女性が一人でお料理の説明や接客、ワインの管理をこなして

おられますが、かなりきついのではなかろうかと危惧します。

しかし、実にスマートな接客には感服するばかりです。

 

味ですが、全体を通じて塩辛い。私も塩のメリハリがきいたものが好きなのですが

今回いただいたパン、前菜、パスタ、どれもかなりの塩分を感じました。

パスタに関してはサンプルを持ってきて選ばせる、という趣向をとることにより

うまいマジックを使っているように思います。これにより期待感が膨らみますが。

私は前菜が一番美味しくいただけました。

お会計ですが、2人で、

上記お料理とお酒で、合計18270円なり~。カード不可。現金会計になります。

IMG_6354

実は途中でパンのお替わりができないかとお願いしたところライ麦パン

岩のりの揚げパン(ゼッポリーネ)を追加で持ってきてくれました。

お会計後、明細を確認したところこの追加のパンの料金は入っていないようです。

サービスでいただけました。

他、嬉しいことにサービス料はついていません

 

ワインの価格は4000円から。お料理のお値段が手頃なので希望としては、

ワインももう少しリーズナブルなお値段のものが置かれていれば

嬉しいのですが・・・。

 

ランチもすべてコース料理とのこと。

1890円~からお料理が楽しめるようなので、これは注目です。

昼も夜もコース料理の内容は、その時々により変わるようなので楽しみですね。

 

帰りの際には、シェフとホールの方お二人で見送っていただけました。

私自身の再訪は微妙なとこですが、由比ガ浜の隠れ家的なリストランテは

夏の由比ガ浜食べ歩きに華を添えてくれたような気がします。

 

リストランテ・チポリーノ

〒248-0014  神奈川県鎌倉市由比ガ浜2-11-9

TEL        0467-24-1551

営業時間/  12:00~15:00(L.O.13:30) 18:00~22:00(L.O.20:00)

定休日     月曜日

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