先週の海水浴帰りに立ち寄ったのは、地元でも魚が美味しいと評判の「なじま」
先の話ですが、今年の夏も一度は葉山泊まりを計画していますので、
夕食の予約を入れておこうと、海の家の小あがりから電話をしたところ、
その日は昼の営業はしますが、夜はお休みとのこと。
調べたところ定休日は月曜日のはずですが、こういうこともあるのですね。
電話をかけておいて良かったです。
「それでは、本日は夜営業なさっていますか?」
葉山町堀内に来るのは夏。しかも、限られた回数しかない。
「なじま」行きのチャンスを逃すべからず!
日の入り前の、のどかな道をてくてく歩くのは、夏休み気分で楽しいものだ。
森戸海水浴場からも程近い同店は、バス通りから奥に入った住宅街の中に位置し、
古い木造の民家に「なじま」と看板が掲げられ、入り口には縄のれんが下がっていた。
ガラガラーっと引き戸を開けて入店。
すると奥から、お店の女性がでていらして対応。
靴を脱いであがると通されたのは、床の間のある畳み敷きの座敷に、
長方形の卓袱台が数卓置かれた部屋で、私達の大きめの海水浴用の荷物は
部屋の縁側に置かせていただく形になった。
テーブル・セッティングは、紙のランチョンマット、小皿、箸置き、割り箸、
使い捨ての紙おしぼり。
卓上には、醤油と爪楊枝。
着席したところで、お茶が運ばれてきた。
エビスビール(中瓶)@700を注文。
(レンタロー&コウタロー) 夏は、やっぱ、ビールが美味いでな。
メニュー表はなく、お店の女性のお話によると、お料理は部屋の中央あたりに
かけられているブラックボードよりお選びください。とのこと。
残念ながら、すでに売り切れてしまったものもあった。
お通しは、生ワサビを添えた茹でイカ。
イカ、エビは連れの大好物なので大喜びです。
岩カキ(1ヶ)@650×2
今が旬の大きい立派な岩カキ。薬味はカットしたレモン。
ポン酢などの薬味はないんでしょうか?
と食べ方をお店の方に、うかがったところ、人によっては、お塩を少量つける方も
いらっしゃるとのこと。 小皿にお塩もいただきましたが、まずはそのままで一口。
すると、どうだろう。
口の中に含むと磯の香りが広がった。
ふっくらとした身はミルキーでコク深く、リッチな味わい。
もったいない!塩など使わずにこのままで十分だ。
食感もシャキシャキとしっかりして、貝をいただいているぞっという充実感がある。
すごいなあ、すごいなあ。岩カキって美味しいよ。
今まで食べてるスーパーのアレは何だろね。全然、違うよね。
美味しい岩カキを前に、しみじみ述懐してしまった。
イサキ (お造り)@1800
梅雨から初夏にかけてが旬のイサキ。
「梅雨イサキ」は産卵のため、最も脂が乗っていて美味しいとされています。
ギリギリ梅雨明け前の先週。
いただけたイサキは、まさしくソレ!
イサキって淡白な味というイメージが強かったのですが、
旬のイサキって、脂がのって、ねっとりと濃厚。かなりの美味しさです。
こうなると日本酒だ!
八海山 夏季限定 特別純米原酒 一合@900
このお酒は、旨口系でふくよかな味わい。
肴がかなり、濃厚なので、もう少しすっきりと合わせやすいお酒に変更。
久保田千寿 一合@700×2
モズク酢@400
薬味はショウガ。
極細のモズクは、表面にヌメリがあり、つるつると口当たりが滑らか。
酢の加減が薄味なので、ナチュラルにモズクそのものの
美味しさを、さっぱりと楽しめます。
(ノブロー) 浜の皆さんにも美味いと好評の「なじま」さんにようやく来れたな。
いろいろと勉強になったべ。
民家でいただく美味しい魚料理。
まるで田舎の親戚のお宅にお邪魔させていただいたようにくつろげました。
今回は急なためアラカルトでの注文でしたが、
同店の注目はアラカルトよりもコース料理(数日前に予約)と
ボリュームたっぷりのランチの定食とのこと。
それを聞いたら、再訪するしかないよね!
「なじま」を味わい尽くさないと!!
この夏、夜に訪問できるチャンスがあるかは不明ですが、
一度、魚三昧のランチを堪能してみたい。
連れに相談してみようと思っています。
お会計は、2人で、上記お料理とお酒で合計6825円。
旬の魚に舌鼓。満足度数は、★★★★ 積極的に好きです。
なじま
神奈川県三浦郡葉山町堀内947
TEL 0468-76-3639
営業時間/ 12:00-14:00 17:00-21:00
定休日 月、第3火曜日