お一人ランチは、「咸亨酒店」(カンキョウシュテン)
寧波(ニンポー)の家庭料理・お粥と紹興酒が楽しめるお店です。
HPによると
寧波は長江の河口、上海より南に位置し、杭州湾をはさんだ位置にある海岸地帯。
店名の由来 「咸亨酒店」は、紹興酒のふるさと中国浙江省紹興市に実在し
中国の文学者 魯迅をはじめ多くの文化人に愛されてきたお店だそうです。
場所は、東京メトロ 神保町駅A3出口を出て右手。
靖国通り沿いの「新世界菜館」の並びで、新世界グループの系列店。
中国・上海のホテルで修業をなさった料理人が腕をふるわれていると聞いています。
当店は一軒家レストラン。2階席にご案内のお客様方もいらっしゃいましたが
1人の旨を伝えると1階席にどうぞとのこと。程よく中国の雰囲気を感じさせる店内、
ランチタイムお一人様はカウンター席が主流のようなのだけれども、お店の方の
指示に従いテーブル席を利用。
テーブル・セッティングは、茶杯、箸(横置き) テーブルクロスは2枚重ね。
着席後に、メニュー、タオル地のおしぼり(トレー置き)、急須で中国茶が提供された。
卓上には、醤油、酢、胡椒、爪楊枝、紙ナプキン、小皿。
そして器の中には、お好みで自由にいただける醤蘿蔔あり。
本日のお目当ては、中華粥セット。
当店には5種類の具材をトッピングできる五彩粥があるのだ
いろいろなお味を少しずつって贅沢な感じ。
五彩粥セット@1,200
8種類の具材から選んだのは、海鮮、皮蛋(ピータン)、蒸し鶏、担々、高菜。
寧波料理は海岸地帯に位置するということなので海鮮を外さずチョイスしてみました。
白髪ネギと腐乳、海老せん、杏仁豆腐はセットされているもの。
小椀とレンゲも置かれ、小椀にお粥をすくい、そこに具材をのせ、
味が混ざらないようにしながらお楽しみくださいとのこと。
まずは小皿に盛り付けられた、それぞれの具材の量の多さにびっくり
そして選んだ5種類ですが、箸をつけると、想像していた味わいとは違っていた。
薄っぺらく味に深みがない。残念だ。
一番マッチしたのは、粥セットに自動的についている白髪ネギと腐乳でした。
また、お粥は「老鶏でとったスープから炊き」という話をきいていたのですが、
この日の出来かはわかりませんが、いただいた粥は味がしない。ダブルパンチ。
出汁の効いた中華粥をイメージしていたものだから、かなりしんどい。
それは味のしない粥のボリュームもすごかったから。
なんだか具合が悪くなったときに作って食べる粥のようだ。
私の感覚からすると3人前はあるよ。当然食べきれずリタイア。
杏仁豆腐は舌ざわりツルンの軽いタイプ。
五彩粥、ねらいは良いのですが1人で美味しいと思える量を
はるかに超えているのはいまひとつ。
おとなしく当店のランチ定番メニュー、ハ-フサイズの麺類と飯類を2品チョイス
できる「ハーフ&ハーフ」にしておけば良かったのか、今となってはわかるすべなし。
今回のランチ満足度数は、★★★ 日常的なら満足で。失礼しました。
咸亨酒店 (カンキョウシュテン)
東京都千代田区神田神保町2-2
TEL 03-3288-0333
営業時間/ 月~土 11:30~23:00(L.O.22:00) 日・祝 11:30~22:00(L.O.21:00)
定休日 年末年始