台湾料理「瑞鳳」(ズイホウ)
「潮州」さんを退店後、同じ荻窪南口仲通り商店街の当店にお邪魔しました。
実は「潮州」さんの並びでして、向うときに気になっていたのですよ。
だって、味がある建物じゃない。
行きの時には、外から見たところ満席のようだったけど、ちらりと覗いたところ
2人、大丈夫そう。 イケイケ荻窪ナイト!今夜は冒険だ。
入店すると狭い店内はL字型のカウンター席のみ。中にはお店のママさん。
そこかしこに貼られたお品書きにも好奇心を煽られる。この大衆的な匂いがたまらん。
卓上には、爪楊枝、食卓塩、胡椒、ラー油、酢、醤油。割り箸はまとめて箸立ての中。
お酒は、台湾米酒@480、紹興酒@480×3、レモンサワー@450×2
とチェイサーで水をいただきました。
おつまみになる1品もリーズナブル。
台湾カラスミ@700
軽く炙ったカラスミの脇には大根。
隣でカラスミ好きの連れ(寝太郎さん)が「安いー!うまいよー!」とご機嫌だ。
シジミの醤油漬@600
お店のママさん曰く、この時期のものは小ぶりなんですって。
ピリ辛味のシジミは生で仕上げています。漬かり加減もベスト。美味い。
茶葉蛋@150
台湾のコンビニでも販売されていると言う烏龍茶葉と香辛料で煮たゆでたまご。
ママさんが殻を剥く前に見せてくれました。
茶葉蛋について調べたところ
まずは、普通に水でゆでたまごを作り、その後ゆでたまごをスプーンの腹で軽く叩き
ヒビをつけたあと、水、茶葉、香辛料、調味料を入れ加熱し弱火で煮て
1晩寝かせ、中まで味を染み込ませるそうです。
ママさんのお話によると、
当店では普通1日で漬けるところを3日かけて少しずつ染み込ませるとのこと。
1日では外側にしか味が入りこまず、通常3日だと濃すぎてしまうらしいのですが
秘伝の味付けがおありとのこと。きっと門外不出?
おー!素晴らしいマーブル模様が出来上がっているではありませんか。芸術的
ママさんもこの模様の出来には納得された様子。
いただいてみるとまず五香粉、八角の香り。次に塩気も感じられるのだけれども
コクのあるたまごの甘みと旨みが広がった。
これ、美味いじゃん!好きな味だ
食べ終わるのが悔しいので、追加をお願いしてしまいました。
ママさんにお話の続きをお聞きしたところ当店は楽天にも出品なさっているのだという。
※「瑞鳳 台湾屋台料理」
あとから知ったのですが、北口にも姉妹店があり、そちらはママさんのお姉さんが
営まれており、楽天での会社概要の住所は北口店です。
入店したときから気になっていました。初志貫徹。やはり〆は麺ですよ。
オーアーメンシェン(モツ入り汁ソーメン)@700
変換が困難なためカタカナ表記します。
麺は日本の素麺を蒸しあげたもので色は茶色みがかっています。
具材は、モツ、細切りタケノコに香菜と豆板醤。
するすると喉越しの良い柔らかな麺は、ママさん曰く、
「素麺を熟成させたもので、のびない」 とのこと。
黒酢で仕上げたスープに片栗粉でとろみをつけていますから、麺1本1本に
しっかり絡んで胃袋もほっと温まる優しい味。 これは〆にいいわー。
美味しい。ママさんお料理上手だ
思いがけず、飛び込みで台湾屋台料理の味を堪能できた。
人間くささを肌で感じ取れる、この手のお店が私の住む近くにあれば、
ちょくちょく寄らせてもらうのになあ。残念だよ。
また荻窪に来るときは、訪問させていただきたいと思います。
会計を済ませるころになると、地元の次のお客様の波でカウンター席が埋まり始めた。
出かけられていたお店のマスターも戻ってこられ、お店はまた活気を魅せる。
お会計は、1人当たり3,000円(千円未満四捨五入) 安い!
中国料理満足度数は、★★★☆ 消極的に大好きです。
台湾料理 瑞鳳 南口仲通店 (ズイホウ)
東京都杉並区荻窪5-7-10
TEL 03-3393-3699
営業時間/17:00~翌1:30(L.O1:00)
定休日/ 無休
台湾料理 瑞鳳 南口仲通店 (台湾料理 / 荻窪駅)