中国料理「仙ノ孫」
「医食同源」をモットーとする四川料理店。
東京カレンダー、HP等の情報によると、
ご主人の早田哲也 氏は「龍の子」、「目黒雅叙園」などで修業を積み、その後独立し
当店をオープン。
化学調味料不使用(ベースとなるスープは、コラーゲンたっぷりのスープ)で
漢方薬を常備され調味料は手作り、有機野菜を使用するなど食材にも
強くこだわりをお持ちということです。
場所は、JR中央線、西荻窪駅北口。
バス通りでもある北口の商店街を道なりに進行した右手側に位置しています。
HPを見て、5,800円のおまかせコースを予約のうえディナー訪問(18:00)
コース内容は、
「旬の食材を使った、前菜、野菜、肉、魚介、お食事、デザ-トの内容お任せの
お楽しみコ-スです」
スタイリッシュな店内は入り口正面に厨房。
その中には早川シェフ、フロアで接客を担当されるのが奥様と、
当店は基本的に、ご夫婦での切り盛り。
お二人とも黒いTシャツ(“仙ノ孫”ロゴ入り)にズボン姿というカジュアルで
動きやすい服装。互いの仕事をテキパキとこなしていらっしゃる。
ここには「源烹輪」さん同様のエネルギッシュさがあるように感じられた。
予約の旨を伝え、窓際のテーブル席を利用。(厨房脇の通路の先には個室あり)
隣の席との間隔も広めに取られているので、まずまずの居心地の良さ。
テーブル・セッティングは、箸置き、箸(横置き)、コースター。
卓上には、紙ナプキン、爪楊枝、取り皿・取り椀は複数枚重ね置き。
カトラリーケースには、スプーン、フォーク、レンゲ、箸(箸袋入り)
着席後にタオル地のおしぼり(トレー置き)とドリンクメニュー。
なお、卓上にはおまかせコースのお品書きなし。
お料理は奥様によって運ばれ、その際、説明を受けますが、これを急ぎ控え、
補足し記録させていただきますから正確さには欠けるかもしれません。
また、各お料理は大皿での提供。各自での取り分け作業が必要になります。
お二人での切り盛りですから、合理的にですね。
クラゲ入りよだれ鶏
蒸し鶏、スライスきゅうり、ピーナッツ、白ゴマ。
辣油と自家製漢方ダレに漬けてあるのですが、砂糖が多いのか甘い。
また、クラゲがミスマッチで、そのためかタレが水っぽい。
連れ(寝太郎さん)とも意見は一致。
この日の出来かは不明ですが、申し訳ありませんが口に合わず。
自家製スモークチキン、豚タン(紹興酒)、ブリの白子とタマゴの香辛料醤油煮込み
豚ガツのピリ辛醤油漬け、野菜の甘酢漬け、タケノコ四川風ピクルス の6種盛り。
中にはやはり少し甘めかなと思うものがありますが、それぞれに好印象。
私は香りと旨みのある脂ののったスモークチキン。
寝太郎さんは、濃厚な味わいのブリの白子とタマゴの香辛料醤油煮込みが
お気に召した様子。
薬膳風蒸しスープ
ぱっと見は、青菜入りの肉団子スープですが
奥様のご説明によると「ミニフカヒレ姿も入っております」 とのこと。
レンゲを入れて持ち上げるとお宝ザクザク状態。 これには笑みもこぼれた。
具沢山の蒸しスープは、とり団子、青菜、ミニフカヒレ姿、干し貝柱、干しエビ、
ハトムギ、クコの実、干し山芋、山椒など。
こんな小さいフカヒレあるの?ってびっくりしちゃいます。
このスープ、始めはよろしいのですが、スープが残り少なくなってくると、山椒の味に
支配され、ビリビリジンジンかつ激しょっぱい。血圧があがりそうだ。
エビと空豆の炒め物
大分の空豆、ヤーコン、赤ピーマン、スマップエンドウ、干しエビ、針生姜、ネギ。
全体にまとわりついている点々ですが、これはエビ子を使われているのでは
ないかと推測。 味わいとしてはもっさりして素朴な感じ。
お酒は生ビール(サッポロ黒)@550、@330(小)のあとに、
完全無農薬黒米100%使用 アルコール度数8度の黒米酒をグラス(50ml)@450 を注文。
不老長寿、美容食材ということでこの黒米酒は女性にオススメだそうです。
-№2に続く-