創業1964年、老舗の粥麺店「彌敦粥麵家」(Nathan Congee and Noodle)
場所はMTR佐敦駅の西貢街。
当店の広東式の粥や麺類の味には定評あり。
観光バスも乗り付けてやってくるという超人気店になります。
『 お粥は31種類あり、いずれも1950~60年代からのラインナップ 』 とのこと。
“寝太郎メモ”を片手に入店。幸いまだ、団体様のバスは到着していないようだ。
小さな街の食堂然とした店内、それでも7割ほどの席はもう埋まっている。
もちろん、相席を前提に来店していましたが、私達に気づかれたスタッフの
お姉さんの案内で壁際の2人掛けテーブル席を利用。
卓上には、白胡椒、紅酢、爪楊枝、醤油、一番端はぴりっと辛めの豆板醤のような味噌、
メニューなど。 着座後には小皿、レンゲ、箸が手際よくセットされた。
やはり私達は日本人顔なのかな。日本語メニューが出されました。
目を通すと当店の看板粥でもあるアワビが前面に押し出されてます。
ずば抜けていいお値段。これって観光客メニュー?
連れ(寝太郎さん)が、「違うよ、これじゃない」 とエキサイトする。
どうやら日本語メニューには“寝太郎メモ”の料理が欠けている様子。
こりゃあタイヘンだ!!
半ベソ顔で、スタッフさんに手書きの同メモを見せたところ、
OKサインをいただけましたヽ(´▽`)/
油條HK$6 (会計から逆算した金額です)
スタッフさんのオススメで。量もたっぷり。
適当な大きさに千切ってお粥に沈め、ちょっと、くたっとしたところをハフハフ
しながらいただくのが、私の喜びでもあります。
美味鮑片粥HK$150
いいお値段ですが、それだけではなく、多くの日本人が美味しく食され、
リピート率が高いがゆえに日本語メニューのトップに記されているのかもしれません。
初回はチャレンジしてみることにしました。
鮑は底に沈みこんでいる様子。
鮑のスライスは4枚ほど。厚みもある。(世の中にはもっと気の毒なペラペラ鮑ありますよ)
この鮑は缶詰のもの。確かに缶詰独特の風味はあるのですが、これが
噛み締めるとシコシコじんわりとした旨さとなって、にじみ出てくるから不思議なものだ。
値段は立派ですが、高級店でいただくリッチな鮑粥というより街場感覚を引きずった鮑粥。
ただ、このままでは、味が大人しすぎて物足りないため、油條を投入し、召し上がられる
ことをお勧めしたいです。油條の油気、塩気がほどよいコクを増してくれかと思います。
豬潤肉丸粥HK$35
「豬潤」はレバーのこと。
私事ですが、やっぱりお粥はレバーやモツ系が好きだわ。
たっぷんたっぷんに盛られ受け皿にしたたり落ちているところが本場って感じ。
これが“寝太郎メモ”のオーダー。
OpenRiceで下調べをした際、
投稿されている(おそらく)地元の方々の支持が多かったお粥です。
レバーの大きさも見事!シャクシャク噛み切れます。
肉団子も愛おしい。
この粥、旨味でまくりですよ。
こちらは油條ナシでもいけるよなあ。
感激!美味しいです。
今回の食べ比べ、私は、豬潤肉丸粥に1票、リピしたいです( ´艸`)
粥はとろっとしていますがさらり。この軽快なトロサラ感が絶妙なのだ。
ベースとなるスープもとても真面目で雑味がなく、あっさりとしていますが
後味の良い深みがある。
だからこそ、このお粥の美味さが活きているように思います。
店の入口には冷蔵庫。外から見えるようになっています。
皮蛋(ピータン)
手前が豬潤(レバー)、魚片(刺し身)になるのかな?
埋單は、約1人当たりHK$100 鮑様が響いております(汗)
支払いを終え、退店したころには、中国からの観光バスが乗りつけられてきた様子。
タイミングが良くて助かったわ。
寝太郎さんの満足度数はわかりませんが、念願の「香港粥」の美味しさに出会え
今回の(私の)香港グルメ満足度数は、★★★★(4.2)積極的に大好きです。
彌敦粥麵家 Nathan Congee and Noodle
佐敦西貢街11號
TEL 852-2771-4285
営業時間 07:30~23:30
無休
Nathan Congee and Noodle 彌敦粥麵家 (中華粥 / 佐敦 ジョーダン)