その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

オニオンスライスの思い出

2009-06-15 16:10:15 | 食とレシピ
今は昔、JR中央線国分寺駅が平面交差の頃、南口を左に折れ、坂を下ったガード下に一軒のスナックがありました。お店の名前は『Early Taimes』 学生時代に友人に連れられて入った店。カウンターしか無い狭い店内は、白いクロス張りで、カウンター越しには、長野県出身の長い黒髪のお姉さんがいました。確か、あの日は新宿の山岳専門店でシュラフを購入した帰り道、無料で置かれていたアルペンスキーヤー『海和俊宏』のポスターの話題で盛り上がったような気がします。
友人が注文したつまみは「オニオンスライス」、田舎者の私は、そういった食べ物があることも知りませんでしたが、スライスして水にさらしたタマネギにかつおぶしをかけただけの食べ物が、妙に新鮮でおいしく感じた記憶があります。美人で優しいお姉さんだったような気がしますが、もう、その顔などは忘却の彼方にあり、髪が長かったことと、白い壁のクロスにチャバネゴキブリが這っていたことだけは、鮮明に覚えています。娘(二女)の元を訪れ、久し振りに降り立った国分寺駅は情景が一変し、お店の跡地にはマンションが建っていました。
            
自宅の鉢植えの「ほおずき」に訪れた「ハナカミキリ」の一種。「モモグロハナカミキリ」でしょうか?カミキリムシは種類も多く同定するのに骨が折れます。昨日、収穫したタマネギの「アーリーレッド」は、早速、オニオンスライスで頂きました。今は遠い学生時代の思い出と口の中に残る辛味を楽しみながら…。
ちなみに、近所のスーパーでは、「アーリーレッド」一個198円、なかなか高価です。山形名産さくらんぼをあしらってみましたが、少々イヤミですかねぇ。
コメント (5)
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