その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

負けるが勝ち

2009-10-12 20:43:00 | いろはかるた
「夢屋いろはカルタ」も30日目…『ま』
お題は、『負けるが勝ち』であります。
私の場合、この格言を耳にしますと年齢のせいか、故 美空ひばりさんの『柔』の歌詞を思い出してしまいます。「勝つと思うな♪思えば負けよ♪負けて元々この胸の♪奥に生きてる…」幼な心に歌詞の意味合いを思ったものです。なぜ、勝負事で勝とうと思ってはならないのか?「負けて元々」もう初めから開き直りの境地なのか?などと考えたものです。
現代社会においても「負け組・勝ち組」などと色分けする傾向がありますが、年齢を重ね、ふと今思いますに、人生って勝ち負けではない、その先にあるものが大事なのではないだろうか、勝負の先にあるものに気付かない人々の方が多いのではないだろうか…などと感じるようになりました。私のような、よそ様からすれば、取るに足らない人生であったとしても、満足して生き抜くことが出来たかどうか、最期に胸を張って語ることができるかどうかが重要なのではないかなどと、すでに老境を迎えたようなことを語ってしまいます。
           
ここ2週間のドタバタ劇で『夢屋一座』の劇団員は、一人二人と劇団を去っていきました。「トノサマガエル」に比べ「アマガエル」は耐寒性に優れ、春一番に田圃の冠水とともに出現しますが、ここ数日間の寒さで、サッシ枠の隙間や日当りの良い場所に移動し、そろそろ冬眠という旅立ちの時期を迎えたようであります。今年6月から『夢屋王国』の執政として、時に国王に苦言を呈し、王国の切り盛りを担当していた『アマ執政』も手荷物をまとめ、NHK大河ドラマ『天地人』の最終回を待たず、一旦職務から離れることとなりました。「ヨッ、カエル妻夫木~!」残念ながら『夢屋一座』は季節巡業のため、少々充電期間をいただいて、来年の春の公演まで劇団員各自の一層の芸の研きに期待するしかないようです。
さてさて、やっと面白テーマを見つけた思いでありましたが、また、新たなテーマを探してご紹介して参りますのでよろしくお願いいたします。
コメント
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