その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

貧乏ヒマ無し

2009-10-26 20:16:30 | いろはかるた
「夢屋いろはカルタ」は44日目…『ひ』。本日のお題は、江戸カルタ『貧乏暇無し』であります。貧乏で生活に追われ、寸分の時間に余裕も無いような様を表す言葉であります。
このところ週末は、家の掃除に追われる日々となっております。古老の遺品を片付けながら、茶の間を整理しておりますと壁のクロスにとてつもないカビが…。結婚以来、初めての二人暮らしとなった夢屋夫妻は、そこそこに相手を思いやりながら、喧嘩もせずに仲良く暮らしておりますが、何せ留守番の居なくなってしまった家庭ですから、玄関の鍵を直したり、壁紙の張り替えを依頼したりと築20年を経過した家の手直しに出費が嵩みます。
           
趣味の畑はと言いますと、正直ほったらかし状態。9月下旬に定植したキャベツは、ご覧のようにネキリ虫に見事に倒されております。
           
根元の土をかき分けますと、丸々と太った「カブラヤガ」、俗称:夜盗虫の幼虫が出てきます。「ブチッ(頭の血管が切れる音)」、「ブチッ(夜盗虫が潰される音)」の順番で、哀れ夜盗虫は駆除されるのが通例ですが、そこは喪に服している夢屋でありますので、無益な殺生は今のところ控え、影響のないところへ放り投げるに留めました。
イチゴやタマネギの定植など、秋作業は大幅に遅れているのですが、今年はしょうがないかぁ~。大体、古老が大切にしていた盆栽や万年青(オモト)は、ここ3年程植え替えをしていないので、気づくと根腐れを起こしている状態です。人の趣味の世界まで保証する余裕は無いのですが、古老が亡くなって、盆栽を全て枯らしたなどと言われるのもシャクなので、畑の一角に地植えして勢いが復活すればなどと、余計な仕事も増やしている自分がおります。
「貧乏暇無し」とは、まさに今の自分にぴったりの言葉である。などと、自ら納得しながら、スーパーの白菜が1/2カット50円の値段を見て、畑の野菜の生育に気をもんでいる自分が少々情けなくなる今日この頃であります。
間引いた「山形青菜」で『おみ漬け』を漬け込んでやろう…などと、暇がないと口説き(文句)ながら、新たな仕事に手を出す貧乏性なオヤジであります^^;
コメント (4)
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