かにかくに物は思はじ朝露の我が身ひとつは君がまにまに(万葉集 2691)
秋晴れのすがすがしい日々が続く一方で、その翌日の朝は放射冷却現象で冷え込み霧が発生し、その冷え込みが厳しくなるにつれて次第に霜となって行きます。越冬のために、冬眠の準備を始める者や自然の摂理で死を迎える者それぞれでありますが、生きている者たちは自分の死を意識せずに日々の冷え込みに耐え、暖かくなると活動を再開します。かく言う私だって、明日の朝も目が覚めると信じて眠りに着くのであり、もし、寝ている間に死を迎えると宣告されたなら安心して眠ることなど出来ないのであります。
今朝、少々遅く起き出した私は、王国内の畑を検分し週末の作業を確認していきます。ふと、サクランボの幼木とプラムの木を見上げると、雨宿りをするかの如く、枝にトンボが止まっておりました。止まる木々はいたるところにあるようなものですが、限られた枝にびっしりと着いているのは何か理由でもあるのかもしれません。
さて、gooホームが閉鎖され、ブログはこのように書いておりますが、goo友との交流の場は、私の場合Mixiに移しました。トピ『夢屋旅館』を開設し「山形組」の情報を提供しておりますが、調子に乗って素顔を公表し、年齢の割りに若く見えるなどと煽てられ、『キムタク』と『山ピィ』を合わせて『キムピィ』ですと自己紹介したら、女子会に大ブーイングを浴びました^^;
男のシワには歴史があり、「人間五十になったら自分の顔に責任がある。A man of fifty is responsible for his face :エドウィン・スタントン」…一般的にはリンカーンの言葉とされてきた名言も実はその確たる証拠が無いらしい。最近では、人間40を過ぎたら…と10歳も若く表現されることが多くなりました。(40歳程度で人生の顔が固まってしまったら、ちと不幸じゃないかい^^;)
加齢という言葉とアンチエイジング物質という言葉が使われ出しまして、老若問わず関心が高い。太古の秦始皇帝も「不老不死の妙薬」を探させたなどと言われておりますから、古今東西、加齢と死に抗う様は続いているのであります。
昆虫の世界では、幼若ホルモン(Juvenile hormone:JH)が有名で、もうひとつのホルモン物質であるエクダイソンと体内に共存することによって、幼虫形態が維持されるという効果があります。当然、「不老不死の妙薬」として世界各国の研究者が研究しているはずなのでありますが、アンチエージング物質として然したる研究成果が届いておりません^^;
一方、お隣の韓国・釜山釜慶大学では、2008年にウシガエルの皮膚から抗酸化物質を含むペプチドの分離に成功したとか…女子の皆さん♪ 若さを保つために、日頃から嫌いな虫やカエルから抽出した物質をお飲みになりますか^^;