その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

夢屋王国(地区文化祭)

2011-10-24 12:04:35 | 夢屋王国

昨日、夢屋農園に来春収穫する玉ねぎの苗を200株ほど定植しました。今日は、レッドオニオンを200株ほど定植しようと計画しておりましたが、前日の朝の雨で、マルチを張るにはぬかるんでいる。午前中は地区文化祭(育成会)のお手伝いもあることだから、午後の作業にしようと決めて、朝仕事に干し柿作りに挑戦してみました。

調理歴40年の『夢屋国王』にしてみれば、果物の皮剥きなどお手の物であります。サクサクと30個程皮を剥き、シュロ縄の縒り目に柿を挟み込んで軒に吊るす。1時間程度の作業で、柿暖簾の出来上がりであります。(この後、さらに20個程吊るしました。)
子ども育成会の協力会員という名目で、5年程お手伝いをしているのですが、私たちが若い衆の頃は、集落の神社の「年越祭」に鏡餅を作るために、臼と杵で餅をついたものですが、今時のお父さんたちは、そうした祭礼に参加する機会もなく、餅つきの要領が分からないようであります。

 

40分程蒸し上げたもち米を臼に移し、捏ねります。餅つきはペッタン、ペッタン…ふっふっふ^^;
実は8割方、捏ねりあげる事が重要で、もち米をすり潰す作業がキモなんです。ある程度、つき上がったところで、見物の子どもたちに杵を持たせてつかせます。
餅を千切って…「あ"~!!!」手をアルコール消毒薬で消毒かい?そうですよねぇ…今年、山形県のとある団子屋さんで、病原性大腸菌による食中毒で死亡者が出ております。念には念を入れてというところでしょうが、何か違和感が…^^;
「お~い、健太ぁ~。餅は指先で摘んで千切るんじゃないよ!親指と人さし指で千切るんだぁ。」
「夢屋さんの千切った餅、でかくないっすかぁ?」
「バ~カ^^; 昔の人は餅の千切り方で、その人の根性が分かるって言ったもんさ。餅を小さく千切る奴は、気持ちも小さいってね^^;」…こういう会話は年寄りそのものであります^^;

 

保健所の指導で、お代を取ることが出来ない振る舞い餅であります。定番の餡子と納豆で^^;
そういえば、学生時代に納豆で餅を食べると言ったら、東京出身の後輩が驚いていましたっけ。先輩、お餅は、餡子とかお雑煮じゃないんですかってね。
まぁ、タダという品物には、人だかりが出来る。ものの10分もしない内に15升の餅は完売であります。ひと通りのお手伝いを終えたところで退散。じぃさんは、いつまでも若いもんの邪魔をしてはいけない。

 

押し花で作られた「がんばろう!東北」の額に感激しながら、突然の大雨でレッドオニオンの定植を諦め、晴れ間をぬってぶどう棚の番線を張り直しました。
「がんばろう!東北」「あんまり、がんばるな!夢屋^^;」

コメント
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