その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

夢屋王国(国勢調査「ま」)

2011-10-16 17:54:59 | 夢屋王国

夢屋国王は平和主義者であると自認しておりますが、王国本土が蹂躙されることがあれば、防衛せざるを得ないと考えております。第二次世界大戦(特に、太平洋戦争)に関して、侵略戦争であったのか、大量虐殺があったのか、人々の認識は様々であり個々に検証する必要がありますが、ただひとつ言える事は、経済疲弊の打開を目的に戦争が起こってしまったという事実であり、二度とこのようなことを起こしてはならないという決意を持ち続けなければならないということだと思います。
さて、お気楽な夢屋国王が急にシリアスな話題を提供するのかと言いますと、害虫について学んでいると必ず講義に出てくるのが、Japanese beetle…マメコガネの話であります。

 

日本在来種である体長1cm程の小さなマメコガネが、1900年代初頭にアメリカ本土で発見され、農作物に大きな被害をもたらしたのであります。日本での帰化植物や侵入害虫の話題は耳にしますが、アメリカ側でも日本在来種による帰化動物の大繁殖が起こっていた例であります。
害虫の侵略・・・9・11同時多発テロを別として、他国から発着したミサイル・軍用機によって、アメリカ本土が空襲を受けたことはアメリカ建国史上例が無かったのではないだろうか?いや、中学生の時に日本の「風船爆弾」がジェット気流に乗って1発だけ着弾したことがあると聞いた記憶があるなぁ…。などと考えている内に、戦争という話題に発展してしまったのであります^^;

 

調べてみると和紙とこんにゃく糊で出来た「風船爆弾」はアメリカ政府が確認したもので361発、推計値では1,000発ほど到達していたらしく、また、日本海軍の保有する潜水艦から飛び立った「零式水上偵察機」による空爆が2度ほど実行されたらしい。(Wikipedia情報)私が中学生時代に聞いた「アメリカ本土に風船爆弾が1発だけ着弾した。」という情報は、アメリカ政府が緘口令を敷いた結果、風船爆弾の存在を知らなかった民間人6人(女性と子ども)が不発弾に触れて爆死してしまった事故報告を指しているらしいことが判りました。
アメリカの農家を震撼させたマメコガネも、今では薬剤防除や天敵、生物農薬(細菌や寄生線虫)が導入され駆除されているとのことでありますが、王国内でも時として大量発生する年もあるのですが、今年はとんと見かけませんでした。良かった良かった^^;

No.66 マメコガネ 昆虫綱 鞘翅目(甲虫目)コガネムシ科  Popillia japonica

マメ科植物やブドウ類を食害する害虫ですが、今年はイタドリや荒地の雑草を食べている程度で、数も少なく作物への実害はほとんど無い状態でした。人が近付いたり、葉が揺れると後脚を上げる行動が見られ、交尾後も♂が♀に抱きついて同じような行動を取ることから、私は、他の♂との再交尾を防ぐ行動ではないかと考えているのですが、もう少し観察が必要なようです^^;

 

コメント
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