10月の声を聞くと、畑作業もさほど急ぐ仕事が無くなってしまいます。先週は、ぶどうの雨除けハウスを造り、今週は…そうだ、干し柿作りに挑戦してみよう。不思議な仕来たりがあるもので、私の集落では屋敷内に柿を植えません。老人たちには植えてはいけないとまで言われております。何故かなどと聞かないでください。合理的な理由などないはずですから…^^;
したがって、集落内に柿は無い。そこで、職場の先輩の裏庭にある柿に目を付け、昨年から頂戴することをお願いしておりましたが、そろそろ収穫適期であると連絡をもらい、本日、手ぶらで先輩宅にお邪魔したのであります。
「遊びで干し柿を作るので、20個もあれば良いんです。」(夢屋…控え目)
「何言ってんだ。ほれ…。」(先輩のお袋さん)
おばあちゃんは、大きなコンテナと脚立とハサミを差し出しました。採り始めると調子付いて、コンテナひとつ頂いて来ました^^; アルコール脱渋と干し柿作りで、当分の遊び時間が確保出来そうです。
お昼過ぎには小雨も上がり、来春収穫するための玉ねぎを植えることにしました。マルチにきれいな列で植え込めるように水糸(目印)を張ろうとしていると、オンブバッタのカップルが…しかし、様子が変であります。♂のポジションが逆であります。
♀の背中で機用に反転すると交尾器を丹念に探しております。う~し、カップルが夫婦に成る瞬間(交尾行動)に立ち会ってやるか…夏場であれば、人の気配に気付いて逃げてしまうのでしょうが、気温が低いために動きが鈍い。♂は丹念に交尾器を探すのですが、ご覧の通り♂♀の大きさが極端に違うため、中々交尾に至りません。また、最初のポジションに戻って、背中で反転して再挑戦。この間、♀は枯れ枝につかまったまま動きません。交尾を拒否している様子もない。余りにも動作が鈍いので、マルチの反対側から玉ねぎの苗を植え始め、200株ほど植え込んだところで、元の位置に戻ると…ようやくカップリング成功^^;
この間、約1時間。友人の『ノロ君』が、先輩の『クワボン』宅で芋煮会をするからと案内に来てくれました。夢屋農園産の芋煮…栗を拾って、ご近所に配り、お礼に「もってのほか」のお浸しを頂きました。これを土産に芋煮会に参加…また、昼から酒を飲んで…あ"~オッカーザウルスに精米するよう言われていたんだぁ~
明日、精米することにします。
No.067 オンブバッタ Atractomorpha lata 昆虫綱 直翅目(バッタ目) オンブバッタ科
多くのバッタ類がイネ科の植物を食べるのに対して、オンブバッタは、キク科やナス科などの葉の広い植物を好んで食べるようです。花卉園芸では被害もあるようですが、夢屋農園では今のところ実害はありません。交尾後、多くのバッタ♂は♀から離れてしまいますが、このバッタはオンブの姿勢を取り続けるため、この名が付いたようであります。動きが鈍くなった『夢屋国王』が、行動観察をするには、秋は良い季節なのかもしれません^^;