その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

夢屋工房(う・つ)

2012-04-19 17:10:36 | 夢屋工房

「飲む打つ買うは男の甲斐性」などと申しましたが、今は昔の話。今時、こんなことをやっておりますと、お上さんはさっさと逃げ出してしまうのであります。まぁ、逃げ出して頂くことを前提にやるなら、話は別でありますけどね^^;
「打つ」は博打のことでありますが、本日の話題は「鬱」であります。今朝、ブログUpして夢屋農園に出かけると、友人『ノロ君』が彼のニンニク畑を眺めているのでありまして、『第2サティアン』のマスターは自慢のイレギュラーコーヒーを入れて上げるのでありました。そして、朝から「困った。」のひと言。彼の会社の従業員であり、ふたりの共通の友人Yが、どうも一週間ほど無断欠勤しているらしいのである。内容を聞くと軽いうつ症状のようでもあるのだが…。中年のオジサンだって悩みはある。したがって、大なり小なり「うつ」の要素は、それぞれ持っているのではあるけれど、友人Yの場合は素人が聞いても重症のような気がする。精神科医でもない『夢屋国王』が話を聞くのは気が重いことなのではあるけれど、成り行きで夕刻の帰宅途中に、彼の自宅を訪問することになったのであります。ふむふむ、やはり話は複雑に絡み合っていて、絡んだ糸を解こうとすると、意外な展開になってしまうのであります。
やはり、こういう問題は、充分な力量のある(話を聞く力のある)人間がカウンセリングをするべきであって、素人が手を出すべきではない問題であると再認識するのでありました。

さて、春の陽気に誘われて『夢屋国王』は、久し振りに「大沢山」の散策を楽しんで来たのであります。沢沿いにカゲロウ位は飛んでいるのではないだろうか…国王の予想どおり、カゲロウが盛んに飛び、成虫で越冬するタテハチョウの類が飛んでいる。ふきのとうの花では、気の早い「キオビツヤハナバチ」と思われる蜂が、一心不乱に花粉を集めているのでありました。複雑な人間関係を考えるよりも、こうして無心に花に集まる昆虫を眺めている方が気が楽であります。
昆虫たちは何も考えないのでしょうか?もし、彼らに意思や意識というものがあるとすれば少々厄介であります。今年の蜜は不味いとか、花の開花が遅いなどと文句を垂れられたら、コチラの気持ちが参ってしまう。夢現(ゆめうつつ)…鬱からの解放は、現(うつつ)の世界との妥協から始まると考えるのでありますが、生真面目な人は、なかなか妥協できないんだよなぁ…。

コメント
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