何でも買えちゃいますけれどね^^;
保存方法や輸送手段が格段に進歩して、全国一律のような生活様式が享受出来るようになりました。その地の名産と言われる品々もネット販売でお取り寄せ…お金さえ出せばどこでも誰でもその土地の味覚を味わうことが出来るようになりました。それでもオッカーは、二女『も~ちゃん』に我が家の米「はえぬき」とどこぞのスーパーでも買えるようなお菓子などをチマチマと送り続けておりますよ。銀座千疋屋のラ・フランスが一個1,500円?山形県高畠産のラ・フランスは上物だから、千疋屋さんの物にも引けは取らないと思うのでありますが、送料を入れても一個当たり300円以下で送ることが出来る。私が取り寄せている農家さんは律儀だから、協定価格(おらほの農協価格)以上に受け取ろうとはしない。販売高から運賃、箱代、市場手数料が引かれてしまうというのに、それらが引かれないだけ儲けと考えていらっしゃるようである。やり手の商店主は、そんな農家さんから仕入れてネット販売なんかをやっている。「人の褌で相撲を取る。」と言ってしまうと言い過ぎか…要は、お客様を捕まえているかどうかが重要なのでありますよ。若手の農家さんはネット販売を手掛けていらっしゃる方もおりますが、誠意が伝わることが重要だと考える『おやじぃ』でありますよ。
朝靄の中を園地に向かいますけれど…
地域柄、ハウスでキュウリを栽培している農家などないから、空き家を片付けに来たその家の長男『和坊(かずぼ)ちゃん』も「何作ってるの?」なんて聞いて来る。「夏秋キュウリと抑制キュウリがメインだけれど、中々上手に栽培できなくて…。」なんて応える。彼は、お隣の宮城県でお寿司屋さんを経営しているから、「市場からキュウリを仕入れてはいるけれど、中々良いキュウリが手に入らなくて…仕入れたいくらいだ。」なんてお話も…そうか、都会の給食メインの出荷と思っていたけれど、お寿司屋さんもかっぱ巻きに軍艦のツマと利用範囲はあるわなぁなんて改めて感じる訳であります。いくら市場との直取引でも最低2日間のタイムラグがありますからねぇ…地元の方だって「久し振りに美味しいキュウリを頂きました。」なんて褒めていただいたこともありますから^^; そんな鮮度を保ったままでお届け出来ればしめたものでありますが、単価が送料と釣り合わない^^;(お気持ちだけいただいておくことにします。)
さて『夢屋農園』の叔父貴たちへの「ふるさと便」は、高畠特産のラ・フランスに、鯉の甘煮(米沢市特産)、棒鱈煮、自家製の「高菜漬け」と「もってのほか」でありますよ。塩で押しただけの「山形青菜」の辛みと食感は、市販の野沢菜なんかには負けませんて^^; 彼らには、すでにお袋も兄貴も居ない故郷であるけれど、少しだけ故郷の味を思い出していただければとね。返礼は…これは、私が貧乏な学生時代にお世話になった彼らへの返礼の品でありますよ(笑)