その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

「智慧」という武器

2020-11-21 08:13:38 | 転職

『純白』かとも思ったのだけれど…

フィールドワークを趣味とする『おやじぃ』も目が悪くなったら考えものでありますよ。世に「白鷺」という種類のサギは存在しないらしい。大きさと脚の模様で、「コサギ」「チュウサギ」「ダイサギ」と分類されるとのことなのだけれど、シロウトからすれば、白い鷺は総て『シロサギ』であります。今朝も菜っ葉を取りに畑に出掛けたら、田んぼに白い鳥がうずくまっておりました。「ありゃ~ビニール袋だなぁ。」と思いつつ、微妙に首を左右に振ってうずくまっているので、怪我をしているのかも知れないなぁなんて思いながら畑に…作業を終えて戻ってみると、まだうずくまっております。
好々爺『おやじぃ』は、「恩返しの品は、織物ではなく、ボージョレ・ヌーボーでいいよ。」などと横縞な心持で、逃げられてしまうところまで近づいてみようなんて、カメラ片手に近づいてみる…「やっぱりね、この辺りでは珍しいコサギではなく、白いレジ袋でしたぁ。」端っこがね、風で微妙に揺れるんです。これがまた、あたかも首を振っているように見えたんだなぁ…純粋に、怪我していたら保護しようとは思いましたけれど、「最近の鷺は、変わり身の術を使うらしい。」折角の良心も「詐欺」にあった気分であります^^; まぁねぇ、鳥の恩返しなんぞを期待するからこうなる。「環境悪化につながるレジ袋の消費量は減らしましょう!」なんて、急に環境保護に熱心なフリをする『おやじぃ』でありますよ。


「竹」を磨いて「延べ竿」で…

子どもの頃、鳩を飼っていて、大空を飛んで鳩舎に帰って来る姿を夢見ておりました。マンガの世界のように、何とか風船で空を飛びたいと思い。呼気(窒素ガス)では、風船は空に舞い上がらないことを薄々感じ始めたころ、自分の代わりに空を飛んでくれる鳩に思いを寄せた…。もし、その思いがもっと強ければ、鳥類学者や航空学を学んでいたかも知れない。いつの間にか、鳥への期待や空へのあこがれは、「蝶」という存在、そして、農業分野に関わりの深い「蛾(害虫)」へと向かっていくのであるけれど、研究成果は全く上がっていないのでありますよ^^;
さて「鳩」の中でも「灰二引」と呼ばれる羽に二本のラインが入った柄の鳩が好きだったなぁ…「純白」もまた憧れの鳩だった。5年間累代で飼育した後で、手放してしまったけれど、お手製で鳩小屋を造ったり、脚管を求めて雪の中をさ迷ったり、親子間の『突き』(近親交配を防いでいたのかも知れない。)を経験したり、色々学ばせていただきましたよ。もし、人間に羽があったならば、無益な争いからも逃れることが出来たかも知れないのであるけれど、「無力」だからこそ、「智慧」という最大の「道具」を手に入れたはずなんだけれどなぁ…いつの間にか「智慧」さえも「欲」に負けて「武器」として使い始めている…「無力な存在」だからこそ、他に優しくできるはずなんだけれどなぁ…。

 

コメント
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