今日も現場で肉体労働…
便利な世の中でありますなぁ…手摺を設置するための金物の取り付けも、「レーザー墨出し器」で正確な水平が保てますもの。(これなら『おやじぃ』にも出来そうな気がするけれど、期待されているのは力仕事ですから^^;)水平を確保するだけでなく、レーザー光線を使った距離計もある。今では、1万円程度で距離計が購入できるようだから、ゴルフを卒業する10年前にそんな便利グッズがあったなら、『おやじぃ』のスコアも格段に良くなっていたかも知れない…ちょっと待て、いくらピンまでの距離が正確に測れても、ショットが安定していないのだからスコアには関係ないな。残り95ヤード…そうそう、凡そで十分なのでありました(笑)
そうそう、本日の現場で感じたこと…転落防止のための手摺(柵)は1,100mm以上とされているようであります。前のめりに覗き込んでも手摺が腰より高い位置にあれば、滅多に落ちることはないだろう。それでも、大人の知恵を超えて、子どもの転落事故が起きてしまうから、踏み台になりそうなモノは置かないようにしないとなぁ…。それならば、介助用の手摺の高さはどうだろう…個人の体格差や不自由の度合いはマチマチだから、ひとつの目安として75㎝から85㎝あたりが適当とされているようであります。結局のところ、間を取って80㎝あたりに落ち着いたりしてねぇ…お金があれば「二段手摺」という手法もあるのだろうけれど、万人向けの高さなど存在しない…いくら正確に水平を保っても、ある人には正解であり、ある人には不正解という結果になるんだろうなぁなんて思った次第でありますよ。
お昼は、チェーン店の「ネギ塩」で…
今週は、さらに二度、この現場に行かなければならないようであります。道すがら、無料区間の高速道路の法面が気になって仕方が無いのでありますよ。二車線で道路幅員が狭いせいもありますが、山を切り開いた場所の斜面の雪が気になってしまってねぇ…今年はまだ雪が少ないけれど、ここに新雪が降ると表層なだれが起きるんじゃないかなんて余計な心配をしております。設計上では、充分な幅員と法面の勾配を計算しているというところなんでしょうけれど、自然災害って、設計を大きく上回るなんてことがありますから…。そして、今回の現場…木材をふんだんに使った『温もり溢れる居住空間』なんてところが基本コンセプトなのだろうけれど、防火・防煙的にはどうなんだろうなんて、他人の施設を心配して上げている。(壁面はプラスターボードだし、冷たくて重いスチール扉よりは良いかも知れないが…。)まぁまぁ、介護施設で寝たばこするような輩は居ない(前提)だろうし、建築基準法に言う防火エリアの設定はクリアしているに違いない…素人が口をはさむべき問題でもないのだけれど、プライバシーに配慮した居室の配置は、目が届きにくく、迷路のようなブロックになっている。
そうそう、こればかりは、自分が不自由になって、入所してみないと分からない世界ではありますよ。今では、ベッド周りにセンサーを取り付けて、夜中に徘徊すればステーションに一報が入る仕組みもあるようだ。正確ではあるけれど、正解のない世界…『人間工学』などという学問があってもねぇ、お金が無ければ対象者には合わせられない現実。人間の方が基準に合わせて生きなければいけないのかも知れないねぇ。