峰野裕二郎ブログ

私の在り方を問う

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前を見て

2006年05月07日 | 暮らし
先日、町内会の一角に新築の整骨院が出来ました。
私たちの町内会にお住まいで、長年お隣の町内会で整骨院を経営しておられた下川さんが今度、新たにお店を構えられたのです。

驚いてはいけません。下川さんは今年78歳になられます。奥様とお二人暮らしです。跡継ぎがいらっしゃるわけではありません。

これまで店は何十年も借りていたんですよ。もっと早くから建てればよかったんですがと奥様はいつものように朗【ほが】らかにお笑いになられました。
新築するについては、奥様も賛成だったそうです。

普通、78歳ともなれば守りに入って当然のところでしょう。ましてや、お金や土地や建物を右から左に転がし、だまして楽して金儲けをしようというのであればともかく、78歳になられる下川さんお一人が指に力を込めて、額に汗して働こうというのです。いくら仕事が趣味と仰るものの驚くほどの気力です。

いくつになっても前を見て、明日を信じて歩いていけばいい。そう下川さんに教えていただきました。
コメント (3)
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