峰野裕二郎ブログ

私の在り方を問う

since 2005

私たちの力を注ぐ方向は違うと思う

2006年05月20日 | 暮らし
秋田の不明小1 遺体発見、首に絞め跡 先月は近隣女児「水死」 (産経新聞) - goo ニュース
藤里町では、彩香ちゃんが死亡した後、防犯対策をリーフレットにまとめて各家庭に配布するなど、事件事故への対応策を学校がとってきたが、同じ地域で再び子供が犠牲になってしまったと記事にあります。私たちは、いったいどれほどの防犯対策をとれば子供たちの命を守れるというのでしょう。

事件が起きるたび各地で、例えば「~地区子供を守り隊」というような、いかにもいいネーミングでしょうと、それを考えた人の笑みが浮かぶような、それで満足しているような、パトロールすることで安心しているような、もちろんそうではないのでしょうが、そう思えるような防犯組織ができたと、こぞってマスコミが採り上げます。

街には種々の車が「防犯パトロール中」のステッカーを貼って走っています。そういう私も車には青少年健全育成会から配られた「子供110番」を付け、配布物などを届けるため町内会を歩く際は、やはり健全育成会から配られた「防犯パトロール中」の腕章を巻いています。

これらを全く無意味なものとは思いません。しかし、それが恐怖から逃れたい。あるいは、とにかく安心したいというところからきている割合が高いとすれば、私たちは考えなければならいのではないでしょうか。
このようなことだけに私たちがとらわれている現状を危惧【きぐ】します。
そして、それが私たちの社会を息苦しくし、追い詰められた感を抱く者の自暴自棄【じぼうじき】を誘発【ゆうはつ】する一因になっているようにも思われるのです。

写真は、ヤマボウシのサトミという品種です。ヤマボウシの花が開いてから雨の日が多く、心が揺れます。

いつも言葉が足りていないことを自覚していますが、誤解を恐れず、限られた時間の中で私の在り方を問うています。
在り方を問いながら、きょう1日を目的に生きています。きょうも、いい日でした
コメント
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