絵理子さんから今日もメールが入っていました。珍しいことです、こんなに頻繁(ひんぱん)にあるのは。
研二さんと喧嘩でもしたのでしょうか。いえいえ私の物差しで測っては彼女等に失礼です。それは私の物差しです。極めて情緒的な恋愛をしていましたから。
彼女等は極めて冷静で理性的な恋愛をしているように感じます。
しかし、決して情緒的な恋愛を卑下するものではありません。私は私の経験した情動的な恋愛を誇りに思っています。
ところで、昨夜、ビールを酌み交わしながらお話をさせていただいた絵本作家の宮西さんは大学の同じ学科で学んだ同級生と結婚されたそうです。それも素敵なことです。
宮西さんは講演会で「比べる人生は空しくて、くだらない」と繰り返しお話しされました。また「自分だけの愛し方がある」とも述べられました。
さて、絵理子さんのメールです。自分が尊敬する佐藤先生や岩部先生は自己を確立させておられ、それを表現できる力を持っておられる。それが人を惹きつけて止まないのだろう。自分も様々な人たちからいろんなことを吸収して、人間的に魅力のある社会人になりたいとつくづく思う、とありました。
とてもいいところに心が動いたと思います。
それにしても、見事に当てはまります。主体的で独創的な人生を送り、それをきちんと表現できる人は、それがそのまま多くの人たちを喜ばせ、幸せにすることにつながっています。
宮西達也さんもその中のお一人でした。
2003年7月8日(火)記
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この時の絵理子さんの恋人・研二さんは後に夫となった。
やがて2人は、3人の子供を儲け、幸せな家庭を築いている。
絵理子さんと研二さんは同じ大学に学んだ。同い年の2人は運命に導かれるように出会い、そして恋仲になる。
私が研二さんと初めて会ったのは彼が19歳・大学2年生の時だった。夏季休暇中、絵理子さんと一緒に研二さんは我が家にやって来た。それから毎年、彼は絵理子さんと共に我が家にやって来ることになる。
研二さんは現在35歳、振り返ればずいぶん長い付き合いになった。
折しも、正月休みで研二さん・絵理子さん家族が帰って来ている。昨夜も、遅くまで研二さんと飲んだ。
人生は面白い。