夕方、きつねの嫁入りのような雨が降った。地面はかなり濡れているが、夕やけが見える。昨日でハードなスケジュールが終わった。そのわりには今日は元気でいられる。熊本は自分のための旅行だったし、ご一緒したサッカー仲間もとてもよくしてくださった。日奈久温泉の宿も建物は地震で半分壊れたといってなんとも奇妙な造りだったが、女将さんもご主人もとても親切で家族的だった。温泉も気持ちよく入れて長湯になりそうだった。極めつけは、熊本空港だった。願うことは叶うことかもしれない。
出張は帰宅してからが忙しい。今日はメールを開けたところから悲劇が始まった。それでもご近所３軒にささやかなお土産を届けると『いつ帰りなはったの？」と聞かれる。出かけることを言って出かけてはいないが、見ていてくれることはありがたい。何かがあったときに気付いてくださる。これは都会ではないことだろう。ここに越してきてよかったと思う。お互いに無関心ということがない。
人と会うということは気疲れする部分もある。でも、これがないとボケが進行するだろう。刺激は必要だ。今回は６４歳以上のメンバーが参加のサッカー大会。「忘れ物はないですか？」「時間は２時からですよ」などと何回も確認する。やたら出発時間が早いと思うと、リーダーが時間の引き算を間違えていたという。でも、だれもそうとは思わなかった。そんなデコボコ道中は３人で１人前だ。大笑いしながら仲良く過ごした。
サッカー仲間もご近所もとても素敵な「絆」が出来つつあるのがうれしい。３分の１人前の私には。
