こんなことを言うと、かなりおかしいのではないと言われそうだが、私個人のことに関しては、ある時から物事がびっくりするほどうまく回っている。本当に不思議。
今日はNPOの解散手続きで大津の法務局まで相談に出かけた。今日はものの8分ぐらいで済んだ。予定していたことなのだが、琵琶湖疎水を歩いてきた。桜は八重桜だったが、新緑はうつくい。南風が吹いて、気持ちよく体の中を吹き抜ける。またまた、パワーアップ。
昨日、郵便局で見つけた「年賀状の思い出大賞」のすてきなお話を。(ご覧になられましたか)
寝坊した元旦の朝、ポストに年賀状を取りに行くと、私への一通の封書が届いていた。息子が通う養護学校からの手紙だった。
息子は自閉症。人と関わることが苦手だ。「大好きだよ」と彼に伝えると 「そうだったんだ」という応えが毎回返ってくる・・・。だから、毎日毎日その言葉を伝えた。
封書を開けると、1枚の年賀状が出てきた。ハガキからはみ出していて、すぐには読めなかった。同封されていた先生のメッセージを読むと、国語の時間に取り組んだ年賀状作りで、息子はハガキに「海」の一文字を書いたとのことだった。「海は好きなの?」と尋ねると、いつもの無表情の顔で、「だってお母さんがいるから」と応え、「海」の文字の「母」の部分を指差した。その瞬間、私は真冬なのに身体中が一変に温かくなったことを思い出す。
十二年前の忘れられない年賀状は、十八歳の息子からのラブレター。
私にも毎年母からの年賀状が届いた。デーサービスの施設からのものは童女のような母の写真があった。かわいい人だった。