ブログを書く前に、ニュースのページを開ける。毎日、本当に様々なニュースがある。心痛むものが多いなか、池江璃花子さんの4冠達成に力づけられた人は多いだろう。「努力は報われる」というが、強靭な精神力で病気と闘われたのだろう。ほんとうに美しい人だ。
そして、ブログを書き始める前にもう一つすることは、その日に使う写真を決めることだ。(大体、書くことは決まっているので)「あら、こんなところにあの人の写真が?・・・」と思った。(画面が小さいこともあるが)開いてみると私の写真だった。ああ、構図がそっくりなんだ。今までにも何枚かそんな写真があった。(腕はその人のほうがはるかに上だが)風景の切り取り方が似ている。そんなことでほっとする。
昨夜、「冷静と情熱のあいだ Rosso」(江國香織)を読み終わった。永遠に忘れられない恋を女性の視点で綴った作品だ。現実の甘い生活から、少しずつ、少しずつ、覚めていくあおい。これが女性のケースなのかなと思う。「やっぱり違うの、あなたではないの」とわがままで(と思う)逃げてしまうのが女性なのか・・・。江國さんの作品が、辻さんの作品ほど好きになれないのは、わが身を見ているような嫌悪感だろうか。
引き留めてほしい時に、「引き留めて」と言えない私。なんで?怖いから・・・。でも、引き留めてほしい私を理解してくれた人がいた。そういう力をずっとずっと探していたようだ。
「抱きげて連れて行って時間ごと どこかへ運んでほしい・・・」あれ?!これはセカンドラブの歌詞ではないか。そう、私のセーターの袖口をつかんで「どこへも行くな」と言ってほしかったのだろうな。