若葉に雨が降り、さらにみずみずしくなった。一日、子糠雨(というのか)が降ります。静かな一日になりそうだ。今日は、写真と手紙類の整理と決めた。先ず、コーヒーを飲んでからと思うと、フィルターを買い忘れていた。近くのスーパーに出かけると、若鮎が入荷していた。時間もあるので、ゆっくり炊けると買い求めた。スーパーは、朝早いのに混んでいる。こんなに朝から買い物に出られる人がいるのだと、びっくり。ポイントサービスデーとシニアは5%引きの日らしい。
若鮎は新鮮なので臭みもない。大きいものを数匹てんぷら用に残して、残りを炊いた。自画自賛でおいしい!さて、整理に入ろうかと、パソコンを開けたら、紀州のドンファンのニュースが飛び込んできた。もう、記憶の隅のほうにあった。やはりという声が多い。すぐに遺産のゆくへになる。せっかくの静かな日なのに・・・。お金とはトラブルのもとになる。外から見ていると、二人とも悲しいねぇ。所詮、お金はお金でしかない。そういえば、別のお金の話をTVでやっていた。例の400万円のお話だ。男なら、最後に聞きたいのは、お金を融通した時の女性の気持ちだろうと。「ただ、自分を利用しただけなのか、少しでも愛情があったのか?」だろうと。う~ん、きつい話だ。
手紙の整理をしていると、1通の手紙のコピーが出てきた。私が書いたものだ。おそらくその方にお送りする前にコピーしたのだろう。「いま、伝えないとこの想いはどこかへ行ってしまうでしょうし、こういう表現は〇さんでないとわからない気がします。」そんな言葉があった。たぶん、10年前くらいのものでは。「老いに向けて(自分のために)米をとぎ、野菜を刻み、身の回りを整えるそんな暮らしを大切にしていこうと。」自分の内からでてくるものが「あい」である「り、生きるとだと伝えていた。
そして、私はそんな暮らしを手に入れていた。その方と歩んだ10年で、お金では買えないものを得ることができたのだろう。