冷たい北風が吹きだした。空も今にも嵐になりそうだ。熊本地震から5年が経つという。遠い昔のような、つい最近のような気もする。2016年の11月に熊本へ出かけている。熊本城もまだ崩れ落ちたままの状態だったが、観光案内は始まっていた。NPOの寄付を届けに益城町へ出かけた。町役場はプレハブだった。建築関係の方とご一緒だったので、町内を見に出かけた。神社がつぶれて、屋根が地面に付いていた。破棄された町の風景をまだよく覚えている。地震とコロナ禍一緒でなくてよかった。
12日からユネスコの無形文化財という曳山まつりが始まっている。安土桃山時代に、長浜城主であった豊臣秀吉に男子が生まれ、喜んだ秀吉は、城下の人びとに砂金を振る舞い、町民がこれをもとに曳山をつくり長浜八幡宮の祭礼に曳き回したのが始まりといわれてい る。日本三大山車祭りの一つとか。13基あって、そのうち12基が4基ずつ毎年交代で巡行するそうだ。昨年はコロナ禍で中止、今年も巡行はしない。写真は一番近くの曳山で、演じているのは子供たち。
この町は、京都のように「雅やかさ」や「わび、さび」の世界はないけれども、庶民的な華やかさがある。私は、あまり秀吉は好きではないが、この町の活気(色気)は秀吉のもののように思う。
織田信長、豊臣秀吉、徳川家康のだれが一番好きかという質問があった。これはTVドラマの影響が大きいかもしれない。織田信長や野性的な男優が演じることが多かった。秀吉は秀吉のあだ名の通りのイメージ。最近は家康がいいかなとも思う。これは風間俊介と北大路欣也さんの影響か(笑い)明智光秀もイメージが変わったし。そうだなぁ、志が高くて、そこから外れられない人物が好きかな。
そうだ、明日は着物を着て見に行こうか。天気かな?