ひんやりとする朝でした。午後から陶芸教室なので時間がどうしても中途半端になります。急ぐメールに返信だけして、のんびりと買い物に出ました。外は家の中よりも暖かいです。それこそ陽向の道をぽこぽこと歩いて駅近くまで出かけました。まだ、10時少し過ぎたばかりなのに、町は人がたくさん出ています。喜んでいいものか・・・。静かな平和が一時的にでも消えていきます。
昨夜7時半からの、NHKのプロフェッショナルが小栗旬でした。大河ドラマの始まる前からの密着取材でした。(400日とか)若いうちからの活躍で、ある程度悟ってしまった彼の隠れた苦悩のようなものを感じました。彼は、見る人が何か感じてくれたらとか、相手役の俳優さんの立場をよく考えていました。自分の立場はそれでいいのだと。行きつ戻りつの取材の中で「なぜ、人のために演じたりするようになったのですか?」という内面を問うような質問に、小栗旬は重い口を開いて「自分を見つけてくれたマネージャーのため」と話しました。彼女はがんを患っていて、自分のいのちはあと2年しかないからと、彼に思いを託したようです。それから、真剣に芝居に取り組んだとか。いまも彼女の思いが生き続けているのかもしれないと。
誰かのために生きるという生き方のきっかけは色々ありますね。私の教え子は「祖父ががんで亡くなったので、医者になって人のためなりたかった」と言いました。私自身は特に理由がないのですが、祖母がそういう生き方をしているのを小さい頃から見ていたからではないでしょうか。腹をくくって、その道を(人のために生きる道)をあきらめずに選ぶということはそう簡単なことではないと思います。でも、それはある意味では楽な生き方のような気もするのです。
明日も晴れのようです。一人暮らしなのになんでこんな用が多いのかしら?と思います。ここに、子供が一人、犬が一匹、夫が一人(普通一人)いたらどんなにか忙しく自分の時間なんてないのでしょうね。でも、そういうのもいいのでしょうね。洗濯物を干して、空を見たら抜けるような青空でした。あなたは、今日空を見上げましたか?