櫻の満開は八分咲きの時とか。どことなく関東の櫻はさびしい。今日はまた、ブラインドサッカーワールドカップの決勝戦に。日本のチームは残念ながら、3位決定戦にも残れなかった。あさ、復活祭にむけてのミサに出かけ、急いで決勝戦に出かけた。
21日に比べて、今日は天国。帰りには、目黒川の夜桜でもと出かけた。プレスのエリアには入れても、ど素人の私は肩身が狭い。プロのカメラマンは、大きなカメラを2つ提げて(持つではなく提げて)パシ、パシ、パシとシャッターを切っている。それでもここにいると学ぶことが多い。雨の日のカメラの保護の仕方。移動に便利な三脚とは。カメラのほかの持ち物を入れるのに便利なバック。腕章のつけ方等々。そして、彼らは(彼女ら)素人の私の撮影に邪魔な位置には入ってこない。たまには、私のいる位置が撮影にいいときもある。たぶん、それは彼らのルールなのだろう。海外のメディアも入っているが、彼らはさらに愛想がいい。いつも挨拶をしてくれる。今日の決勝戦は、アルゼンチンと英国で1対1で、PK戦なった。私がぼんやりしていると、「あちらのゴールでPKですよ」と教えてくれた。プロはやさしい。
今日の感動は、アルゼンチンの選手がパスをつなぐことだ。見えない相手にほぼ確実にパスを通す。アルゼンチンの選手の環境がどうかわからないのが、勝利への執着は、どこかの国のプロ以上である。もちろん英国の選手もすばらしい。プロではないがプロである。
試合はアルゼンチンの勝利で終わった。その喜びようはいかにもアルゼンチンらしい。そんな明るい喜びの声を聞きながら会場をあとにした。空が青くてきれいだ。櫻と空と、そして月があった。ちと、プロっぽい?