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あなたに「ぬくもり」を届けたくてブログをつくっています

 10歳若かったら・・・

2018-03-10 22:41:30 | 日記
 久しぶりに5時半起きで千葉の市原まで取材に。七大学(北大・東北大・東大・名大・阪大・京大・九大)サッカー部のOBのサッカー大会。主に60歳以上の対戦です。この時期は、気候が不安定で毎回天気に悩まされます。今年は風が冷たい。

 NPOを運営していくなかで、この大会への参加者の応援が大きかったです。取材していると、各大学のカラーが違うことに気がつきます。出身大学とは別の場所で生活されているようですが、チームの持つ雰囲気はやはり大学の個性を現しているように思います。和やかな雰囲気のこの大会は取材していて楽しいです。

 取材が少しずつきつくなってきています。以前よりも疲れます。仕事がら?みなさんと写真を一緒に撮ることもありますが、年老いた自分の写真を見るのもつらくなりました。せめてあと10歳若かったら・・・・。そう思うのは、他のことも同じです。段々、人と関わるのが億劫になります。億劫というか、自分から引いてしまうというのか。「若さ」の価値をつくづく感じます。

 今日の大会の最高齢の参加者は84歳!膝の手術をして、1年間のリハビリで復帰しました。そのリハビリはほぼ毎日8000歩は歩いたとか。前は杖をつかれていたのに、今は力をつけるので使わないそうです。そんなエネルギーをうらやましく思いました。髪の色が変わって別人のような自分をどうしたものか?と悩んでいます。自然体でいたら、このシクラメンのようにさらに逞しくなれるのでしょうか。

 
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 年をとったこけし

2018-03-08 21:56:24 | 日記
 雨で寒い日。美容院を替えて髪を染めに行く。なんとも時間にルーズな美容院だったので、新しいところに変更した。美容院を替えるのは勇気が少しいる。今日は当たりだった。お茶できものを着る機会があるので、オレンジの髪ではどうも雰囲気がよくない。もはや行くところのないバーのママみたいだ。オレンジ色からよく言えば「からすの濡れ羽色」。トリートメントで艶々しているので自分でもおかしい。別人のようだ。パソコンの前で疲れているであろう人に「年をとったこけしみたい」とメールをした。(笑うなかれ)と書いたが、きっと想像して笑っていただろう。年はとっているがかわいい ということで。

 そんな日に1通の手紙が届いた。きれいな女性の字の宛名書き。裏を見ると、6年前に中学受験を指導した女の子からだ。大学に合格したという連絡だった。6年生のときに約10ヶ月くらい勉強をみた。母子家庭で反抗期だったので、学力以上に精神的に受験までもっていけるかが問題だった。

 小学生の子供に指導、子ども扱いはしなかった。両親の離婚に関しても、いつかわかるかもしれないと、大人と同じように話をした。子供にはそれがうれしかったらしい。悪戦苦闘したが、第一志望校に合格した。

 あれから6年。彼女からは2年くらいは年賀状がきていた。お母さまには「いのち」を配信していた。でも、彼女が知らせてくれるなんて!年とをとったこけしは泣いていた。彼女の心に何が残ったのだろうか。ただ、純粋に喜びを分かち合った。

 

 
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 教えてくれたのはあなたでした

2018-03-07 21:23:59 | 日記
 寒さが戻りました。しっかり着込んで隣町までお茶のお稽古です。書かなくてはならないお手紙が山のよに机の上にあります。でも、今日はお茶の日。今は、お稽古の画像がパソコンで見られるのである程度の復習はできます。便利になりましたが・・・。

 火曜日がサッカーで水曜日がお茶はきついものがあります。お茶は4時間近く座っています。前日のメンテナンスも役に立たず腿が痛くなります。サッカーとお茶は関係があるのです。正座ができない人はボールが蹴れないそうです。足首の柔らかさとか。お茶も、若いときは、順番や方法を覚えることが中心でしたが、この年になると全体を見て、その無駄のない流れやその根底にある理論に興味を持つようになりました。

 お茶のお稽古が終わると、夕暮れ時に、一駅歩いて帰ります。調度、街と街の境には相模川があります。川を渡るとき、丹沢の山々や富士山が見えます。緊張が少しずつ溶けていきます。「・・・・・教えてくれたのはあなたでした・・・・。」そんな歌詞を口ずさんでいます。だれの歌でしたか?

 教えてくれたのは「結論を出さないこと」、「結論は向こうからやってくるものなこと」。だからあせらずに生きていられます。家についてパソコンでだれの歌か調べてみました。山口百恵さんの「さよならの向こう側」でした。2番の歌詞には「支えてくれたのはあなたでした」がありました。妙に納得して夕食の仕度をしました。

 「支えてくれる」あなたがいるから、「結論を出さずにいられる」のかもしれません。今日はのんびりお風呂に入って、足の疲れを癒します。山のようなお手紙は、また明日です。

 

 
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 春にして君を離れ

2018-03-06 22:18:33 | 日記
 明日からはまた寒さが戻るという。春に三日の晴れなし で天候が変わりやすい。体調管理が難しい。今日はシニアの皆さんとストレッチとボール蹴り。昨日のデスクワークで身体はがちがち。少しでもほぐれればと思うが、行くのがつらい。

 40人以上のお兄さんたちに混じってストレッチをし、ボールの蹴り方を教えてもらう。全員が先生なので、なかなか教えてもらうのも難しい。だいぶみなさんに慣れたので冗談を言いながら楽しんでいる。サッカーだけでなく趣味のお話も聞ける。でも、一人だ。そっと喫煙所で煙草を吸っている人と同じように、一人だ。

 マンションに戻ってドアを開け「ただいま」と言っても、「お帰り」の声はない。そんな生活がずっと続いている。クーに「ただいま」と言ってもただクーは寝ているだけ。急いでメンテナンスに出かける準備をする。足や腰、背中も痛い。

 メンテナンスは若い柔道整復師がもう1年以上担当してくれている。メンバーとも同じくらいの付き合いだ。ここでは間抜けなおばあさんでいい。孫のような子たちに冗談を言う。1年以上メンテナンスをしてくれているのでほぼ完全に身体は元に戻る。でも、ここでも私は一人だ。

 いつの間にか、一人を選ぶようになった。情熱は3年も続かないこと。変化を重ねているだけで、一人はかわらないこと。そして別れのない出遭いはないということ。そんなことがよくわかるようになった。だから、恐くないというのか。情熱を持ち続ける術を、別れがきても自分の中に相手を埋め込む術を、私は学んだ気がする。

 「春にして君を離れ」はアガサ・クリステイのロマンサスペンスだ。ふとこの話を思い出した。話は「ロマンス」でもなければ、「サスペンス」でもない。ただ人が生きるうえでの恐いサスペンスだ。私は良いパートナーでもない。ただ、そっと消えない程度にいるくらいだ。

 

 
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 約束を売る

2018-03-05 21:45:01 | 日記
 風雨が強く春の嵐だった。こうして一雨ごとに春らしくなるのだろう。山形へ行ったときにゴロゴロする音を、「春雷」かな と言っていた。春を告げるのは、万作の花やこぶしの花。福島では吾妻小富士の雪形うさぎの話を聞いた。諸現象が農作業とも関係深いの農耕文化の所以なのだろうか。四季があるということは、事象も豊かである。

 今日は雨のお陰で?1日デスクワーク。150通くらいのお手紙出しである。手作業なのがつらいが、ラベルを貼ったりするとだれに出したか後で記憶がない。メッセージと宛名書きはこのIT時代に逆行している。

 昨夜、ニュースを見ていると「ライザップ」の社長が出ていた。CMなどは見ていたが、どんなものなのか?疑問詞のほうが多かった。社長の経歴も面白いが、「やればできる」という考えはすごい。印象に残ったのは、普通のトレーニングジムでは、運動する場所と運動方法を提供するだけだと言う。ライザップは「やせる」という「約束」を売ると言う。やせることを必ず実現させるには一人ではできないからそれを実現させるためにトレーナーがいる という。そのサービス=約束を販売してお金にした人だ。詳しいことはわからない。だが、社長室も持たず、社員と立ったまま話し合う、社員を信頼して仕事を任せる、そんな面はIT時代にデジタル的だ。

 一人ひとりと寄り添えるNPOにしたい。それには、手が痛くなるけど手書きのメッセージのように思っている。それが私の約束かな。でも、これはお金にはならないし、もちろんしようとも思わないが。

 

 

 
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