夜中(というよりは今日の3時半)に目が覚めた。そんなときは、無理して眠らず本を読んだりしている。1時間もすれば眠気が襲ってくるので、「眠れない」などと不安に思わないようにしている。でも、今日は違った。4時半、五時半、6時であきらめて起きた。それまでの時間、ぼんやりした頭で、不安になることをつぎつぎと考える。
ぼろマンションのオーナーが代わった。オーナーが60歳前の若さで心筋梗塞で亡くなり、息子さんはまだ大学生とかで、お母さまがオーナーになった。相続の問題かオーナーチェンジになったと聞いたのは1ヶ月前、仲介の親しくしている不動産屋さんからだ。いまだ、オーナーも管理会社もわからない。契約書もそのままだ。10年以上親しくしている不動産屋さんだから、安心して住んでいたのに。そんなことがあって、これから住まいの問題はどうしたらよいのかと不安が沸いてきた。とりとめなく不安が広がっていった。夜中に考えることはマイナスのことが多い。
そんな朝、NPO法人で出来上がった「岡野俊一郎氏」の追悼文集が完成したというメールを配信した。また、赤字をかかえるかと 頭が痛い。いくら天国に冨を積むとはいえ、厳しいものがある。そんな時、思いもよらない協力のメールが届いた。嬉しかった。9時半なると、不動産屋さんからも電話で親切にアドバイスがあった。
一人はつらいときがある。結婚とは保険だ と言った人がいたが、そうかもしれない。夜中に恐くなって手を伸ばせば、温かい手があるのは保険だ。でも、私は先ほど恐ろしいものを読んだ。自分の書いた文ではあるが。1年前のブログの最後に「私はいとしく思う人の胸は突けないが、最期までその手にわが身を委ねようと思う。それが「本懐」かな。」 どきっ!