ロッコさんの散歩

街を歩く。近くの山に登る。店に入って安くておいしいものを食べる。掘り出し物を見つける。それが散歩の醍醐味。

戦災関連資料展

2013年08月13日 | その他

今年も8月になって、メディアでは戦争関連特集が組まれている。全く忘れ去ってしまうよりは1年に1回の虫干しでもやっぱりしておかないくては。

ということで神戸の中央図書館で開かれている「戦災関連資料展」を見に行ってきた。自分自身がもともと神戸の人間ではないので神戸の戦災がどのようなものだったかほとんど耳にしたこともない。わずかに「火垂るの墓」や「少年H」などで知るくらいだった。

神戸といえば海沿いに川崎重工や三菱重工などの軍需工場も多く、標的にされたことは当然といえば当然だが、それ以外の住宅地なども軒並み焼夷弾で焼かれ、ほぼ神戸全域に広がっていたことがよくわかる。東京でも他の都市と同じで全くの無差別攻撃だったわけだ

 

 

 

これだけを見れば日本は被害国だったのだが、重慶爆撃では加害国だったのだし、ヨーロッパの都市でも連合国、枢軸国がお互い加害国、被害国になっているわけで、戦争は決して軍隊だけのものではなく、結局は非戦闘員も巻き込む悲惨なものであることだけは間違いない。平和ボケといわれようとなんといわれようと、戦争のない状態のところに住んでいられることがいかに幸せか。

しかし考えてみるとこれまでアメリカ本土は空襲を受けたことがないのではないだろうか。日本軍が飛ばした風船爆弾の話は別として、ドイツ軍からの空爆もなかったのだろうか。

戦争中ではないにしろ、9.11で空からのテロ攻撃を受け初めて被害国の立場になって、結果的に「倍返し」以上の報復をしているような気がするのだが。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ポイント募金はこちら