朝のフェリーで利尻塔鴛泊港から礼文島の香深港に向かう。船上から見る利尻山の頂上は雲に被われている
1時間もしないうちに香深港に到着。宿は北端のスコトン岬にとっているので送迎車に乗るが、島中央の礼文岳登山口で降ろしてもらい大きな荷物だけ宿に届けてもらうことにする。
礼文岳は標高500M弱の小さな山。登山道の入り口で山の手入れをしている男性に「ぬかるみと笹の張り出しに注意」との話を聴く。
天気は上々、林の中を楽しく上っていく。
上に行くにつれ、男性の話のとおり昨夜の雨で道がぬかるみ靴もスパッツも泥だらけ。頂上手前では手入れのしていない笹が登山道に覆いかぶさり道もよく見えないところがあって少々難渋。
それでもなんとかそれをかきわけ1時間40分ほどで頂上に
気持ちのいい風に吹かれてゆっくり眺めを楽しむが帰りにはまた笹と泥との格闘が待っている。
登山道わきにはキノコが目に付く。雨後のタケノコならぬキノコいろいろ
お花もいろいろ
1時間ほどで登山口に戻る。トイレにブラシと水が用意してあったのでスパッツを洗い靴の泥を落とす。こんなぬかるみとヤブこぎは久しぶりだった。
宿のあるスコトン岬へ行くバスの時間まで間があるので浜に出て貝殻を拾う。
これは横からみると利尻山のよう
バスが来て宿のあるスコトン岬に向かう。スコトンとはなんとも緩い名前だが漢字で書くと「須古頓」らしい。岬で降ろしてもらうが見た限りおみやげ屋とトイレの建物しかない。みやげ屋で聞くとこの先を下りて行けという。この先って崖しかないんだけどと思いつつ下りるとあった!ほんとに岬の突端の突端の海っぺりに。
海が荒れたら間違いなく「ザッパーン」と波を被りそうな海っぺリにその宿はあった。冬はどうなるのかと思ったら6月から8月までの夏季限定の宿だそうだ。ロケーションとしてはかなりすごいところに建っているが、それでもトイレにはウォシュレットもあるし、Wi-Fiも入る。
暮れていく北海の海。沖にはトド島が見える
お風呂は別棟になっていて海を見ながら入れる。若いスタッフも感じがよく、夕食も新鮮な海鮮食材が食べきれないほど出て最北の地での夜は更けて行く。