昨日はガスって見えにくかった赤牛岳ののっぺりとした稜線が朝日に染まって見える。
今日は野口五郎、水晶岳を経て、できれば雲ノ平まで行きたい。0510時出発。気持ちのいい稜線歩きである。
振り向けば雲の上に烏帽子がニョッキリ。バックは立山
赤牛稜線
海に浮かぶ島のような烏帽子、立山連峰
この辺り、コマクサがよく咲いている
幾重にも連なる山並み
ミヤマダイコンソウ
いくつかの小さなピークを経て野口五郎岳が見えてきた。遠くには槍ヶ岳
3時間20分で野口五郎到着。頂上には誰もいない。標高は2924Mと十分だが丸みを帯びた形からはそれほどの高山とは思えない。
バックは水晶岳
鷲羽岳から水晶岳の稜線
鷲羽をアップで。ここから見てもなかなか立派
ここまで来ればあとは楽勝と思いきや、水晶までが意外に遠く感じられる。
岩場にはなんだか危なそうなロープが。こういうときは岩をしっかりつかんだ方が無難
ウサギギク
タカネマツムシソウ
イワギキョウ
ハクサンフウロ
黄色いのはミヤマタンポポか
東沢乗越から水晶小屋への南側が荒れて切れている稜線を登っていく
1140時水晶小屋到着。今日はどの小屋も布団1枚に2人は覚悟しないといけない。ここから雲ノ平まではあと3時間弱、雲ノ平の小屋も混んでいるそうなので水晶小屋泊まりにすることに。
小屋から水晶岳(2986M)へ往復。あいにくのガスで頂上からの眺望はなし。
泊まると決めてしまえば今日も休む時間はたっぷり。お茶など沸かしてまったりしたいのだが自炊コーナーはすでにグループでいっぱい。外のベンチも空きなし。やむなく軒下に座ってお茶を飲む。
水晶小屋は以前はもっと小さな小屋で、寝るのも食事をするのも同じ一間だったが、今は一応食事室、屋根裏部屋もできているので多少広くなってはいる。しかし8月の最初の金曜日はやはり宿泊者が多く、外はガスって日差しがないので寒いくらいだが室内は人の熱気でムンムンしている。
小屋の夕食はカレーのようだが、私は乾燥飯と乾燥ビーフシチューを戻して食す。