のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

原点回帰

2005年11月19日 22時02分09秒 | 日常生活
通っていた幼稚園が廃園になるという噂を聞き
最後に一目見ておこうと夜のドライブに出かけた。

小さな小さな幼稚園は教会運営の私立幼稚園。
私はこの幼稚園で神様のことを知り
キリスト教がどんなものなのか
よくわからないながらもお祈りをしたり
キリスト降誕劇に出たりして、自然と神様に触れた。

アットホームな雰囲気で
キリスト教を強制することもなく
ただ単に「人として知っておくべき大切なこと」を
神様に絡めて教えてくれた私の「原点」だ。
がちがちのクリスチャン幼稚園ではなく
そういったさりげない宗教教育だったことが
幼いながらも既に偏屈だった私には
とても居心地がよく思えた。

本物の丸太でできていた園庭のアスレチック。
天井まで本がぎっしりあった図書室。
誕生日に園長先生が書いてくれた似顔絵。
蝋燭の光で過ごしたクリスマス礼拝。

どれもこれも既にうっすらとしか覚えていないものの
思い出すたびにほんのりと暖かい気持ちにしてくれる
私の心の拠り所のひとつだ。

ここでの思い出があったかいものばかりだからこそ
私はクリスチャンでもないのに
未だに「教会」と縁を切ることなく
何か辛いことがあったとき
自分の心が汚れているなと思ったとき
自然と「神様」を思い出す。

小さな子供が不幸な事件に巻き込まれたり
未成年が信じられないような犯罪を引き起こしたり
「こども」をとりまく環境が深刻な現代だからこそ
ちびっこたちが暖かさを取り戻す拠り所を
小さい頃にもつことができるように願ってやまない。

大好きな幼稚園を見ながら密かに願った。

待ち合わせに向かない場所

2005年11月19日 21時43分56秒 | 日常生活
妹とふたり、以前住んでいた場所まで
夜のドライブに出かけました。
懐かしい場所の数々に大騒ぎしながら
ゆっくりゆっくり巡回。

ノスタルジックな気持ちに浸りながら
帰宅していたところ、工事現場に遭遇しました。

・・・おや、ここって
以前は何があったんだっけ?
図書館のすぐ裏手なので
毎週のように通っていたはずなのに
ちっとも思い出せず、妹に聞いてみました。

さすが地元っ子。即座に簡潔に答えてくれます。

「金玉公園」

・・・・はい?なんですと?
き・・・?(乙女のため、自主規制中。)

「なんちゅーネーミングやのん?!
 正式名称はなんなのさ?!」

「違う!違うからね!
 金色のおっきな玉があったでしょ?
 あのモニュメント!変な意味じゃないの!
 あれを略して金玉公園ってみんなが呼んでるの!」

・・・・うら若き乙女は
待ち合わせに使えませんわね。この場所。

「ううん。デートの待ち合わせによく使ったよ。
    "どこで待ってる?" 
    "じゃあ、金玉で。"
 みたいな感じで。」

・・・・そんな会話、嫌だぁ。。。
整備が終わった暁には
金色の球形モニュメントがなくなっていることを
切に願ってしまいました。