太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

手相

2015-06-07 15:35:37 | 不思議なはなし
手相が好きじゃないのには理由がある。

生命線が、大きく二股に分かれつつ続いているのも

なんとなく嫌な感じだし、

知能線がやたら短いのも、思い当たるだけに気に入らない。

感情線は、絡み合いながら深々と刻まれている。

そして何より、

運命線というものが見当たらないのだ。

どんなに目をこらしても、そこはツルツルとしているばかりで、

中指の下あたりから伸びているはずの線がない。

これはいったいどういうことだ?

本をみても、「運命線がない人」という箇所はない。

プロに聞けばわかるのだろうが、今更気が重くなるようなことを言われるのはゴメンだ。

結婚線の薄いのが一つと、晩年のほうに深いのが一つある。

これは当たっていると思うだけに、余計に運命線がないのが気になる。

芸術線というのはある。


自分が欲しいと思う手相を、ペンであらかじめ描いておくと

そういうふうになっていく、という人もいる。

それも一理あるかもしれないとは思うが、

下手に生命線を描いて、せっかく穏やかに安定してきた人生が

うっかり外れてしまったらと思うと、

生命線なんかなくても生きていけるさ、とうそぶいてみるのである。



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