5日同じ所にいると、ささやかなルーティンができてくる。
出かける時間、コーヒーを飲むところ、帰る時間。
普段はそのルーティンを破りたい衝動に駆られつつ、それを受け入れて暮らしているのに
そのルーティンの中に安らぎがあることも確かで、私もまた、そういう人であるのかもしれない。
6月半ば過ぎたというのに、サンフランシスコではコートやセーターが手放せない。
ここではこれが夏なんだろうか?
ハワイで冬物がいらないように、ここは夏物がいらないのだな。
ハワイのような格好をしている人は結構いるけども。
驚くことに、この寒さの中でホームレスの人々が眠ったりしている。
昼間はともかく、夜は外で寝るにはいささか寒過ぎると思う。
ハワイの気候はホームレスの人々にとっては天国で、他の州から
船にまとめて乗せられてハワイに送られてくる、という話が
まことしやかに語られている。ハワイ州が他所の州からお金をもらっている、
とも言われていて、案外真実じゃないかと私は思っている。
今朝もカフェでコーヒーを頼む。
そしていくら待ってもできてこない。これはそれほど珍しくもない。
私が頼むのは本日のコーヒーで、それは一番安くて、しかも他のコーヒーと
まったく味に遜色がないから。(コーヒーの味がわからないというのもある)
「コーヒーのMサイズを頼んだんだけど?」
しばらく待ってから、私は男性の従業員を選んで言う。
というのも、男性の方が断然対応が柔らかくて親切だからだ。
「え、ほんと?それは悪かったね、すみませんでした」
この「男性の法則(?)」は、サンフランシスコだけでなく、ハワイでも通用する。
街を歩いていてわかるのは、黒人が多いことだ。
シアトルは圧倒的に白人社会で、甥の卒業した高校は卒業生278人のうち
黒人が一人、ヒスパニック系が二人で、あとは全員白人だったし、
歩いている人も同じぐらいの確率に思える。
ハワイもまた黒人が少ない所だ。
それにしても、こんなに車のクラクションがしきりに鳴り響く街は、
大昔に行ったニューヨーク以来である。
バンコクはもっとすごいのだと誰かが言っていたけれど。
ケーブルカーと市バスと一部の地下鉄が、道路を車と共有しているのだから
問題が起きないはずもない。
市バスは、普通のバスとは違い、空中にケーブルがある。
だからケーブルのない所は走れないのに、
その前を車が塞いだりすると前に進めない。それでプップー!となる。
車が進路を変えようとすると、隣のレーンの車がプップー!となる。
そしてあちらこちらで、コダマのようにクラクションが鳴り響くことになる。
先日、日本に行った同僚が、東京のどこに行っても中国人のツアーで一杯だったと言っていたが、
それはサンフランシスコも同じだ。
初日、ケーブルカーに乗るのに列に並んでいた(始発では長蛇の列なのだ)
私の前が中国人グループで、そのかしましさといったらなかった。
棒の先にデジカメを付けたもので、延々と歩き回りながら自分の写真を撮り、
そのたびに大騒ぎをし、なぜか全員が大声で怒鳴るようにしてしゃべり、
高笑いをし、ひっきりなしにタバコを吸う。
後ろに並んだ人達が、珍しいものでも見るように見ている。
近くにいると、私も中国人かと思われそうで、なるべく離れていた。
私は悪口を言いたいのではないんだけれど、
どこで見かける中国人グループも似たような感じで、どうか今日は会いませんように
と願いつつ出かけるのだ。
ホームレスは多いし(ハワイは人のことを言えないが)、街角から尿の匂いが漂うけれど、
私はまた訪れてみたいと思う。
住みたいかと聞かれたら、たぶんNO。
なーんにもない田舎のハワイが私には合っている。
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出かける時間、コーヒーを飲むところ、帰る時間。
普段はそのルーティンを破りたい衝動に駆られつつ、それを受け入れて暮らしているのに
そのルーティンの中に安らぎがあることも確かで、私もまた、そういう人であるのかもしれない。
6月半ば過ぎたというのに、サンフランシスコではコートやセーターが手放せない。
ここではこれが夏なんだろうか?
ハワイで冬物がいらないように、ここは夏物がいらないのだな。
ハワイのような格好をしている人は結構いるけども。
驚くことに、この寒さの中でホームレスの人々が眠ったりしている。
昼間はともかく、夜は外で寝るにはいささか寒過ぎると思う。
ハワイの気候はホームレスの人々にとっては天国で、他の州から
船にまとめて乗せられてハワイに送られてくる、という話が
まことしやかに語られている。ハワイ州が他所の州からお金をもらっている、
とも言われていて、案外真実じゃないかと私は思っている。
今朝もカフェでコーヒーを頼む。
そしていくら待ってもできてこない。これはそれほど珍しくもない。
私が頼むのは本日のコーヒーで、それは一番安くて、しかも他のコーヒーと
まったく味に遜色がないから。(コーヒーの味がわからないというのもある)
「コーヒーのMサイズを頼んだんだけど?」
しばらく待ってから、私は男性の従業員を選んで言う。
というのも、男性の方が断然対応が柔らかくて親切だからだ。
「え、ほんと?それは悪かったね、すみませんでした」
この「男性の法則(?)」は、サンフランシスコだけでなく、ハワイでも通用する。
街を歩いていてわかるのは、黒人が多いことだ。
シアトルは圧倒的に白人社会で、甥の卒業した高校は卒業生278人のうち
黒人が一人、ヒスパニック系が二人で、あとは全員白人だったし、
歩いている人も同じぐらいの確率に思える。
ハワイもまた黒人が少ない所だ。
それにしても、こんなに車のクラクションがしきりに鳴り響く街は、
大昔に行ったニューヨーク以来である。
バンコクはもっとすごいのだと誰かが言っていたけれど。
ケーブルカーと市バスと一部の地下鉄が、道路を車と共有しているのだから
問題が起きないはずもない。
市バスは、普通のバスとは違い、空中にケーブルがある。
だからケーブルのない所は走れないのに、
その前を車が塞いだりすると前に進めない。それでプップー!となる。
車が進路を変えようとすると、隣のレーンの車がプップー!となる。
そしてあちらこちらで、コダマのようにクラクションが鳴り響くことになる。
先日、日本に行った同僚が、東京のどこに行っても中国人のツアーで一杯だったと言っていたが、
それはサンフランシスコも同じだ。
初日、ケーブルカーに乗るのに列に並んでいた(始発では長蛇の列なのだ)
私の前が中国人グループで、そのかしましさといったらなかった。
棒の先にデジカメを付けたもので、延々と歩き回りながら自分の写真を撮り、
そのたびに大騒ぎをし、なぜか全員が大声で怒鳴るようにしてしゃべり、
高笑いをし、ひっきりなしにタバコを吸う。
後ろに並んだ人達が、珍しいものでも見るように見ている。
近くにいると、私も中国人かと思われそうで、なるべく離れていた。
私は悪口を言いたいのではないんだけれど、
どこで見かける中国人グループも似たような感じで、どうか今日は会いませんように
と願いつつ出かけるのだ。
ホームレスは多いし(ハワイは人のことを言えないが)、街角から尿の匂いが漂うけれど、
私はまた訪れてみたいと思う。
住みたいかと聞かれたら、たぶんNO。
なーんにもない田舎のハワイが私には合っている。
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