太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

ツケ

2015-06-23 21:38:44 | 日記
美味しいものをたくさん食べたら、そのツケは払わなくてはならない。

サンフランシスコにいた1週間で、4キロ体重が増えた。

割とよく歩いたと思うけれど、それ以上に食べたのだろう。

年齢と共に、代謝も悪くなっている。

肉がつくところも、若い頃とは変わってきた。

下腹から太ももにかけて、4キロの脂肪が満遍なく付いている感じだ。

40の声を聞くまでは、私はダイエットとは無縁だった。

食べてもそれほど太らなかったのに、ここ数年は食べた分だけしっかり蓄積されるようになった。

人生で一番重かったのは中学3年の時で、毎晩ご飯を2膳食べていた。

今、その時の体重に限りなく近い。

これはマズイ。かなりマズイ。


夫も同じで、体重計に乗った夫が、

「オーマイガッ!オーマイガッ!」と叫びながら階段を降りてきた。

「どした?」

「I'm HUGE!!!!!!」

3年前に記録更新したのは104キロで、今はそれに近づく98キロだという。

104キロの時は、頬にたこ焼きができて、まるでアンパンマンのようであった。

いくら身長が2m近くあっても、骨が細いタイプなので104キロはやはり重い。

一念発起してダイエットをして85キロまで落としたけれど、あれは痩せ過ぎだったと思う。

90キロぐらいがちょうどいい。

夫はONとOFFしかないので、食べるとなればとことん食べ、飲むとなれば大量に飲む。

「服がキツくなってきたし、アンダーウェアも食い込んで気持ち悪いんだよ…」

太ると、そう言ってダイエットに入る。

そうすると運動をし、修行僧のように厳格な生活になり、するすると体重が落ちる。

毎朝体重を測り、一喜一憂する。何も食べてないのに2キロ増えたとか言って

もうやめた!とダイエットを投げ出すこともあり。

あまり厳格にやりすぎると、体が危険を感じてエネルギーを蓄えようとするんじゃないの、

と私は言ってみるが、そういうことは夫の方が専門なので知らないはずがないのだ。

いちいち真に受けて付き合っていると疲れるので、観察に徹することにしている。



しかし今回は観察してはいられない。私も人のことは言えない状況なのだ。

4キロ増えたところで、ここでは私は完璧に「痩せた人」の部類である。

なにしろ、日本人の感覚の肥満など、太いウチに入らないようなふくよかな人達が

うじゃうじゃいるのだ。

スイーツが好きなのにどうしてあなたはそんなに痩せているの?と何度言われてきたことか。

日本に行けば私よりもずーっと細い人がゴマンといて、これが幻想であるのは承知している。

でもここにいると、私は痩せているのだと思い込んでしまっていて、

座った時、ジーンズからもったりとはみ出た脂肪にドキリとするのである。



そんなわけで、二人でダイエットとあいなった。

私は4キロ、夫は10キロ。

「ダイエットが終わったら」

あれが食べたいね、あそこへ行こうね、まだ3日目だというのに

そんな話ばかりで、先が思いやられる。




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