シアトル ～卒業式

夫の甥が高校を卒業するお祝いに、シアトルに出かけた。

アメリカでの高校卒業は、日本の成人式のような大きなイベントだ。

甥たちには、夏休みにハワイに遊びにくるときに会えるので、私たちはシアトルに行かない予定だったのだけれど

突然行って驚かせようということになったのだった。

せっかくのサプライズも、夫の叔母のおしゃべりで無効になるところだったが（その辺の話はコチラ）

かろうじて甥本人には秘密のまま、その日を迎えた。



木曜日、仕事が終わったあとの夜の便に乗り、早朝６時にシアトル着。





義兄の家。

玄関から出てきた甥は、あまりの意外さにポカーンとしていた。




「まさか来てくれるなんて思わなかったからさぁー」





猫のドゥウェリントン。








ベッドルームが５部屋ある儀兄の家には、８月からは義兄夫婦と２匹の猫だけが住む。広すぎ・・・・





ドゥウェリントンとジェイド。兄妹だ。


シアトルは涼しいのでニットなんか持っていったけど、あまりに暑くてTシャツを買った。

すごく暑かったり、すごく寒かったり、この時期は服装が読めない。




卒業式は、夜６時半から大きなホールで行われた。

ダースベーダーの音楽に合わせて教師陣が登場。

教師のスピーチがあって、生徒代表のスピーチがあって、卒業証書授与があるのは日本と同じだけれど

国歌も、日本でいう仰げば尊しのような歌もなく、

卒業証書授与も、一人ずつ呼ばれて受け取るものの、お辞儀はなくて、握手したりハグしたり。

身内が受け取るときには、親族が大声で騒ぐのも日本と違うところ。

頭にかぶった帽子の右先についている紐（？）を、いっせいに左側にまわすと、卒業したという証拠。






無事に卒業式を終えた甥と義兄夫婦。


卒業式のあとは、生徒全員で１箇所に集まり、夜があけるまで教師と一緒に朝までさまざまなことをして遊ぶ。

というのも、お酒を飲んだり、そのうえ飲酒運転をして事故を起こしたりということが相次いだからだそうで・・



確かに３年前までは、私とたいして身長が変わらなかった甥も、８月からポートランドの大学生だ。








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