太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

新年2023

2023-01-01 14:03:38 | 日記
日本に1日遅れて、ハワイは2023年を迎えた。

これといって何のイベントもないハワイの年越し、と言いたいところだが、夜中の花火はどうにかならんのか。
住宅地の道の上で、人々が爆竹や打ち上げ花火をひっきりなしにあげる騒々しさといったら半端なく、気の毒に猫たちは右往左往し、人間だって眠れやしない。
夫が子供の頃は、今のように規制がなかったらしく、朝になると火薬の煙が濃い霧のように家々を包んでいたらしい。
規制がある今でも、どうみても違法な花火が立て続けにあがる。
耳をつんざくような爆音を何時間も聞かされ、部屋の中はディスコみたいに(ディスコって死語?)明るくなったり暗くなったり。
夜中の12時には大連発で、これでもかと激しく打ち上げたあと、1時近くになってようやく静けさがやってくる。

さて元旦の朝。
寝不足で、起きたのが7時。
コーヒーを淹れて、ビーチに行く。
昨日と打って変わって、今日は曇りで肌寒い。それでも、元旦の禊(?)で海に飛び込んだ。

帰宅して、熱いシャワーを浴びて、一人分のお雑煮を作る。
母が作るお雑煮は、かつおだしで、大根、里芋、ほうれんそう、お餅は焼かずに入れる。
大晦日に、3が日分の野菜を茹でてタッパーに入れていた。
大根は、私しか食べないので1本買っても多すぎるからナシ。ほうれん草はバカ高いから、これもナシ。
で、具は里芋(こっちではAraimoとかDaseenという)だけのシンプルすぎるお雑煮。
しかも、お餅は、昨年の正月の残りの、賞味期限が昨年8月のやつ。冷蔵庫に入れておいたし、たった4か月過ぎたぐらいじゃどーってこたぁない。

「昨日食べれたものが、今日食べられないワケがない」

と、よく母が言っていた。
なんだかわかったようなわからないような、それでいて妙に説得力がある。

日本の友人が、よだれが出そうなおせち料理の写真を送ってきた。
むろん買ったものだけど、昔の出来合いのおせち料理は見た目は豪華でも、案外食べるところが少ないのが多かったのに、最近のはどれも美味しそうでびっくり。
日本食スーパーでも、一応、おせち料理の材料を売ってたりするけれど、ただでさえ物価が高いハワイで、このインフレ。かまぼこやごまめなど1つずつ買っていったら、レストランのおせち料理に近いお値段のおせち料理になる。

まあ、お雑煮もおせち料理も、食べる人がいてはじめて存在の意味があるから、一人しか食べないとなれば、あってもなくてもどうでもよくなるわけですな。



姉家族と、姉の家に集まった妹家族が全員アバタ―の青い顔になって「おめでとうビデオメール」を送ってきた。
姉のダンナが違和感ないのでひとしきり笑わせてもらった。
義両親はクリスマスツリーなどの片づけ、私たちはひたすら家にいて過ごす。
という、平和なお正月。
あけましておめでとうございます。