太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

上には厳しく、下には甘いアメリカ人

2023-01-14 08:02:17 | 日記
アメリカと日本とでは、当然、価値観や物事のとらえ方が違う。
最初はそれに驚き、時に困惑し、慣れてくると「なるほどねぇー」とニヤニヤするようになる。
今日はちょっとビロウな話。


日本人は、オナラは恥ずかしいという観念がある。
トイレで用足しするときの音も、恥ずかしいと思う人が多い。
鼻をすする音は、気になりはしても「悪」ではない。
ゲップは、まあ下品、と思われるぐらい。
麺をすする音は、美味しさのひとつだとさえ思われている。



アメリカ人は、オナラはとりたてて恥ずかしいものではない。
友人と一緒にいるときに「Puー」と出てしまったら、「エクスキューズミー」と言っておしまい。
トイレに至っては自由奔放、音天国である。
大柄な黒人女性がトイレの個室で、ブ―――――ッ!とやる。
「Oh!!My!!」
ボフッッ!ブリッ!!とでかいのが続く。
「エクスキューズ ミーッ!」
だから、日本の『音姫』といったものは、まったくもってアメリカでは存在価値がない。

鼻をすするのは、とっても気になる、という人が多い。
数回すすっていると、「鼻、かんだら?」と言われる。
彼らはいつでもどこでも鼻をかむ。それもハンカチやタオルで。
鼻をかんだハンカチは、そのままポケットに戻される。そのハンカチがどうなるのか、私は気が気でない。

ゲップや、食べる時の音は、これはもう完全なる「悪」である。
ちょっといいレストランで、もし隣のテーブルにそういう人がいたら、マネージャーを呼んでテーブルを替えてもらうだろう。
夫は親日家であるので、蕎麦など豪快に音を立てて食べるけれど、義両親はどうしてもそれができない。
わかっていても、身体にしみこんだ習性で、すすることができないのだろう。
それは日本人に、堂々とオナラをしてもよい、と言うようなものではないだろうか。


このように、アメリカ人は上半身から出る音には厳しいが、下半身の音には寛容であり、日本人はその逆である。
という、どーでもいい私の考察。