昨年のクリスマスも、義両親からたくさんプレゼントをいただいた。
彼らは贈り物をするのが好きで、特にクリスマスともなれば一人に4個も5個もプレゼントをするのだ。
とても嬉しいしありがたいのだけれど、時々困ったことが起きる。
あっても使わないもの、趣味にあわないものをいただいたとき。
アメリカは合理的で返品天国。
プレゼントにはギフトレシートをつけることが多い。
もらったものが気に入らないとき、サイズが合わないというようなとき、そのギフトレシートを持ってその店に行くと、他のものに替えてくれるというわけだ。
日本の場合、
「気に入ってもらえるかわからないけど」
「まあ、ありがとう!すてきなコケシね」
そして後日、
「あの人の家に行ったけど、私があげたコケシが飾ってなかった・・」
しかしアメリカの場合、
「あなたのためにこれを選んだわ、すっごくすてきなの」
「まあ、ありがとう!」
アメリカのプレゼントは、ここでおしまい。それを返品しようが交換しようが気にならない感じ。
現にシュートメは、私があげたセーターを後日持ってきて「あなたのほうが似合うと思うわ」と言って返してよこした。
日本人の感覚でいうと、「突っ返された」となるところだけど、そうではないのだ。
それがわかるまでに多少時間はかかるが、慣れれば気楽である。
でも、気楽であることと、同じことを私ができるかというのはまた別。
前置きが長かったけど、実はコレ。
クリスマスに義両親からもらったプレゼントのひとつ。注ぎ口が切れてるけど、ピーピーケトル。
「あなたたち、夜にハーブティを飲んでるようだから」
「わー、すてき、ありがとう!」
夫と声を合わせてお礼を言った。
が、うちは最近、さんざん紆余曲折があって、結局電気ケトルを購入したばかり。(グースネックのケトルが欲しくて悩んだ記事はコチラ)
それに、デザインもあんまり好きとはいえないし。
ピーピー鳴ったら、猫が怖がるし。
家に戻り、
「これ、どうするよ?」
夫は寄付するというけど、万が一、シュートメが我が家に来た場合、これがなかったら・・・・
そうは言っても、置いてあってもクロゼットの中で、使わないなら同じだし。
今もケトルはクロゼットの中。
ペコペコの電気釜も、もらってしまって困ったし、手帳だって私が買ったあとにもらってしまい、自分で買ったのは処分した。
どうにもドライになれない私は小心者なのか、日本人だからなのか。