太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

ノックしたのは誰

2023-01-16 11:57:09 | 不思議なはなし
昨夜の寝入りばな。

コンコン、コン

とガラスを叩く音がした。
方角からすると、天井に近い。
こんな時間に誰よ。
てか、ここ2階なんだけど・・・・
それも天井、って言ったって3m以上はあって、足場にする屋根も下にはない。

こんな台形風の、はめ込み窓だ。
ゲッコー(やもり)はよく張り付いているが、彼らは鳴く以外の音をたてない。
モンキーポッドの実が落ちてガラスに当たったにしては規則的すぎる。
何か固いもので窓を叩くような音。
そう、ちょうど指の関節でドアをノックするように・・・・・・

私が何か言う前に夫が、

「No thank  you, Bye bye」

と言った。
すると再び、

コン、コン

「Bye bye~~~」

「なに!だ、誰に言ったの?!」

「知らない」

いやいや、怖いでしょ、それ。
猫は見えないものが見えるというので、ベッドの上にいる猫を見たら、3匹ともそれぞれの位置でのんびり寝ている。
そうだ、これは鳥だ。そうに違いない。

「キツツキだね、キツツキ」

「ハワイにキツツキなんかいやしないよ」

そんなこあたぁわかってる!
何かのせいにして安心して寝ようとしているだけじゃないかあ。

「そうだ、フクロウだ。フクロウなら夜目もきくし」

フクロウなら、実際にいる。ハリーポッターの映画に出てくるのに似た白いの。
夜しか出ないので見たことはないが、鳴き声は聞く。

夫はもう聞いておらず、いびきをかいて寝てしまった。
結局、あれは何だったのか。
今夜も来たらどうしよう。